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さいとうひろし
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ゆいっこぞうり [2013年02月19日(Tue)]

こんな映像を見つけました。
グリーンピア田老内にある仮設の、おなじみゆいとりの会の人たちです。人気のゆいっこ草履作り風景、明るい雰囲気が伝わってきます。
語りはリーダーの大棒レオ子さんです。

論楽社の時間 [2012年04月12日(Thu)]

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風工房の春

京都市の北、岩倉に論楽社はある。
虫賀宗博さんが主宰をしている。最近ますますあのガンジーに風貌が似てきたように思う。彼からは月に一度位の割合でFAXが来る。私はなぜかその電話の音で「虫賀さんかな・・」とわかる。虫の知らせ。それこそ虫のような小さな字で、しかも熱い言葉がだっだっだっと流れてくる。
彼はこの人に会いたい、そして話を聞きたいと、まず思うところから始まるのかな。彼の白羽の矢の立て方に、彼の生き方が重なって見える。小田実が言った、鳥瞰図だけでなく虫瞰図(ちゅうかんず)も描ける人というのが彼の大切な尺度になっているのではと思う。どうも鳥より虫が気になるみたいだ。そして彼のそんな琴線に引っ掛かった人を囲んで、その岩倉のなんとも瀟洒な民家で、彼のその呼び掛けに集まった人たちと一日論楽するのである。〆にいつもおいしいものが並ぶ。事情によりその人がやって来れないときは、こちらから皆を引き連れて会いに行くのである。なんともアナログな集いを重ねているここ論楽社に、私も何回か呼ばれている。確固たる語るべきものを持たない私がなぜ呼ばれるのか。はっきりしているのは虫賀さんほどではないけれど私もやはり鳥というより虫だし、それよりなにより、どうも彼はチクチクが大好きになってしまったみたいだ。

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3月25日、そんなわけで論楽社に行きました。前回(昨夏)した<てびらこつぎっこ>を再度しながら私どものその後の様子を聞かしてほしいと頼まれたのです。そして今回はもう一人のゲスト、松本剛一さんと一緒の集いとなりました。
松本さんのご先祖は、何と450年も前に信州松本から大阪に移り住み、今まで途切れることなくお百姓さんをして来たというのです。剛一さんは民間の保育園をしながら畑を耕し、こどもたちと無農薬の野菜などを作り、豊かな農地を守ってきたということです。ところがその敷地に突然、高速道路を通す話がわき上がり、結果、強制執行(今は裁判を続けておられます)。その豊かな畑がブルドーザーに・・・ 何百年も立ち続け生きてきた見事な御神木(収穫された野菜などはまずそこにお供えをして来たということです)も根こそぎ抜かれてしまったという、あまりにも理不尽な話を淡々と聞かせてくれました。三里塚(成田空港)を思い出しました。また原発予定地でのあの不健全、不条理極まりない電力会社や国が為して来た様々も。そしてリニアモーターカー設置予定地でこれから起こるであろう暴力そのものの土地収用も。

〈喪の井戸水を汲む〉と虫賀さんは今回の集いのタイトルを付けました。
失われ奪われた土地、人、草木衆生。津波被災地も福島も松本さんの畑も同じ地平にある。はたして汲めども尽きない井戸水は在るのか。集まった人たち、時間、言葉、針を持つ指、縫われゆく布、それが井戸水なのか・・巡る思いの先はまだ定かには見えない。

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論楽社、2回目のてびらこつぎっこ


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虫賀さん、松本さんも。縫い物は男の方が夢中になることも


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東京・世田谷で作られたてびらこに刺繍を施す


心を鎮める [2012年04月09日(Mon)]

一月前、以前からの知り合いの増井牧子さんが世話人をされている、滋賀・八日市の通称〈ちくちくの会〉に呼ばれて、「風の布・パピヨン」のことをお伝えする会に行ってまいりました。その増井さんに、よろしければその時、感じられた事を文章にしてほしいとお願いしていたところ、お気持ちの伝わる以下のような文章を寄せてくださいました。私どものようなものがうろうろと試行錯誤していることに意味を与えてくださったような気がして、ありがたく、そして力をもらいました。皆でチクチクする会が何故こんなにも豊かなものを生み出してゆくのか。私たちがいつも感じていることのヒントが詰まっている文章です。どうぞお読みください。


去る3月10日、斎藤洋さんの講演会「染めっこ、縫いっこ、お茶っこ。三陸の人たちとの1年」が、滋賀県東近江市立八日市図書館で、開かれました。これは、今年2月中旬から3月末まで、2つの会場を巡回して開催された 『ちくちくちく「100枚の雑巾」展』の関連行事として、東近江市立図書館と、そこを活動場所としてきた「ちくちくの会」主宰者「人と人」が共催して行った取り組みでした。

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この、私たちの通称「ちくちくの会」は5年前に始まりました。それまで、針を手にすることもなかった私たちでしたが、ほんの少し前の暮らしがそうだったように、雑巾を縫い、衣類を繕う日常を取り戻したいと願いました。月に1,2回、不用になった布を持ち寄り、輪になってただちくちくと縫うただそれだけの集まりでしたが、ここにはさまざまな人が顔を出すようになりました。

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 そして、捨てるはずだった布からは、袋やマット、包み布などいろいろなものが生まれました。無用だったものが手を施すことで甦り、再び暮らしの中で活躍すること、たどたどしくても、巧みでもその人なりの糸目がどれも味わい深くて素敵なこと、それは大きな喜びでした。また、針を進める無心な行為は、あわただしさに呑み込まれそうな心を鎮め、整えてもくれました。

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身をもって知った縫うことのゆたかさ。それをいろいろな人に伝えたくて、4年前から図書館といっしょに展覧会を開くようになりました。それに付随した講演会も始まりました。
そして、昨年起きた東日本大震災。「向こうへ行って、いっしょにちくちく縫いができたらどんなにいいだろう」。何もできない不甲斐なさを覚えつつ、新潟のちくちく仲間の呼びかけで、被災地へ送る雑巾をみんなで縫いました。
同じ頃、京都の画廊に置かれていた呼びかけ文に出会いました。「針・糸・布・ハサミ・針山を被災地へ!」という見出しのそれには私たちができることが具体的に示されていました。「絆」について書かれたくだりは書き手への信頼感を高めてくれました。斎藤洋さんが書かれたものでした。斎藤さんとのやり取りがそのあと始まりました。三陸に通い、被災された人たちと野染めをし、そして各地にお針箱を届けてこられたという斎藤さん。そのお話を、ぜひみんなでお聞きしたい、「ちくちくの会」の仲間ばかりではなく、図書館をめぐる人、多くの人といっしょに聞きたいと願いました。こうして「ちくちくの会5周年展」講演会に斎藤さんをお呼びすることになったのでした。
講演会当日、たくさんの参加者に加え、かつて斎藤さんと野染めした経験のある県内の福祉施設の方々が来てくれたのは思いがけない嬉しい出来事でした。斎藤さんは、現地のようす、見たこと、聞いたこと、そこで出会った人たちのこと、感じたいろいろを、時に映像を使いながら、とても分かりやすい言葉で伝えてくださいました。みんなで野染めをし、あの震災で失った人や失われた命を思いながら幾人もの人がそれにアップリケしたという、とりどりの蝶が舞う布も披露してくださいました。

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以上、写真提供・東近江市立八日市図書館

講演会の後、感想を求められて、「大変なことが起こってしまったけれど、自分に何ができるのかと思うばかりで・・」と、ある人が口ごもりながら言われました。昨年の3月11日以来、そうした無力感をいだきながら過ごしてきた人は少なくなかったのではないでしょうか。だからこそ斎藤さんのお話を聞きたいとたくさんの人が足を運ばれたのだと思うのです。斎藤さんは、誰にでも、どんな人にでも役に立つことがあるのだと言われました。被災地で、ともすれば邪魔者扱いされがちだった人たち、たとえば障がいを持った人やお年寄りたちが、しばしば場を照らす存在だったこと、年長者ばかりのずっこけボランティアゆえに通じ合えたいろいろ。
そして、この国で年間3万人もの人が自死していることににふれたお話に、ぼんやり感じていたことが明瞭になっていく思いがしました。被災地ならずとも日本の各地で人知れず被災し、被爆している多くの人がいること、その人たちに被災地のように支援の手が届くことはないのだということ。講演会は、その場に居合わせたそれぞれがいろんな思いを巡らせながら臨んだ大切な時間だったと思います。
展覧会、そして講演会を終えて改めて思うことがあります。「ちくちくの会」の始まりは、冒頭述べましたように、縫うことを日常のごく当たり前の営みにしていきたいという数人の願いからでした。折々にいろいろな人が集い、いっしょに手を動かし、時にはいっしょに食べ、話に花を咲かせました。そんな中から展覧会や講演会が始まり、そこからはまた新たな出会いが生まれようとしています。「ちくちくの会」が何かをやってきたとすればそれは、縫うことで、人と出会い話すことで、それぞれの人が自分自身と向き合う場作りだったのかもしれません。斎藤さんのお話は、私たちが各々の立ち位置でしっかりと生きることこそが大事だという、あたりまえでとても大切なことを示してくださいました。そのためにも、縫うことを楽しみながら、みんなでいろんなことを話し合い、考え合っていきたいと改めて思うのです。あちこちに、「ちくちくの会」が生まれ、さまざまに広がっていくことを願わずにいられません。
                        
「ちくちくの会」世話人 増井牧子



私の書いた呼び掛け文に偶然出会われた増井さんですが、あのような地味なA4の紙を、手にされたことに何か必然を感じました。「何もできない不甲斐なさを覚え」ておられた増井さんの気持ちがそこには深く関わっておられたように私には思われます。そして、チクチクの会に連なる人たちがおられたことに私はとても豊かなものを感じました。手を動かしながら話を重ね、突き動かすものに和してゆく集まりがあることに希望を感じます。

このブログは、様々な方たちの言葉が重なっていくような物にしたいといつも願っています。決して私だけのイメージを独占したようなものにしたくないと、肝に銘じております。これからも様々な人たちの思いをお伝えしていければと思います。

今回、滋賀・石部のもみじ寮・あざみ寮の方たちと本当に久しぶりにお会いしました。以前何回も野染をした仲間です。会場の最前列に陣取り、熱心に私の話やスクリーンに映る写真を見ていてくれて、なぜか私もそのことでとてもリラックスしてお伝えすることができました。会が終わり皆さんが私に、ご寄付を手渡してくださいました。先日行われた寮の文化祭で被災地の人たちのためにと販売された、みんなが作った<アクリルたわし>の売上です。受け取ってすぐ大槌町のわらび学園のことが頭に浮かびました。今度5月に行くので必ず手渡しますね。

もうひとつ。あの佐藤啓子さんの詩集「海をうらまない」がこの図書館の蔵書になりました。「できたら他の滋賀県の図書館にも置いていただけるよう動いてみます」と館長さん。嬉しい報告です。

私は絆という言葉が苦手です。この文字の糸へんの横の半のようなつくりは、牛を表す象形文字から来ています。絆とは、牛や馬をつなぎとめるロープのことで、自由を奪いわがものにするというのが本来の意味です。みんなの心を一つに頑張ろうという言葉はもろいと私は思っています。そのために絆のような<たが>がセットされやすいのだと思います。それも国家的なるものによって。わたしは今この厳しい状況の中で言葉を見つけるとしたら、絆ではなく、ほどけ、とけあうというようなイメージだと感じています。
風の便り 2011・5月6日 発行より


100枚の雑巾展 そして 法然院 [2012年03月09日(Fri)]

お知らせ
せわしないお知らせでごめんなさい。
明日午後2時より、下記のような会があります。
お近くの方でご都合が合えば、是非おいでください。

何年か前から、チクチクと縫う時間と場所を作り、話を重ね、
豊かな集いを作ってきた人たちに呼ばれました。
100枚の雑巾展という企画展の中で話すことになりました。
その中心のメンバーの何人かは旧知の方々。
久しぶりにお会いするのを楽しみに八日市図書館に伺います。



講演会「風の布・パピヨン」
〜染っこ、縫いっこ、お茶っこ。三陸の人たちとの一年〜
しょうがいのある人たちと 野染めをすることで楽しい時を持とうと
通い始めた被災地への旅
お針箱や毛糸、編み針などを届けながら
その旅は続いています。


お話し/ 斎藤 洋さん(染色家)
とき/ 3月10日(土) 14:00〜16:00
ところ/ 八日市図書館 集会ホール 0748−24−1515
 定員/60名(ご予約ください)
主催・東近江市立図書館・「人と人」案内状より


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画像をクリックすると大きく見れます。


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法然院

東北関東大震災一周忌 物故衆生追悼と、
被災者に心を寄り添わせる集い

3月11日(日)午後1時半〜6時 於 法然院本坊

当院では昨年3月11日の東北地方太平洋沖地震以降、
毎月11日に追悼法要を勤めてまいりました。
参加料は志納です。ご都合のよい時刻から御参加下さい。

  午後1時半「東北関東大震災 一周忌 物故衆生 追悼法要」 於 本堂
  午後2時半「被災地に向けて追悼と希望の鐘を鳴らす」
      ご参詣の皆様方に一打ずつ鐘を撞いて頂きます 於 鐘楼
  午後3時「追悼演奏」Symbiosis(シンビオシス
      ソプラノサックス・笛:山本公成、筑前琵琶:片山旭 於 本坊
  午後4時15分〜6時「対話の時間」
    参加者が現在の想いと今後の被災者支援のあり方について語り合います。
法然院サンガのお知らせより