• もっと見る
«12月の三陸の旅 | Main | 耳を澄ます 2»
プロフィール

さいとうひろしさんの画像
さいとうひろし
プロフィール
ブログ
<< 2021年03月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新記事
最新コメント
成広のり子
風花 (03/11) ハックの家
つ ど う (09/17) 佐藤美紀子
梅雨展 (06/20) さいとうひろし
もうすぐ春だよ (03/17) chako@h2o
もうすぐ春だよ (03/16) さいとうひろし
アワワワワ〜! (12/11) さわだともこ
アワワワワ〜! (12/11) さいとうひろし
神様 仏様 (09/12) saito
神様 仏様 (09/11) うえむら
言葉 (07/11)
月別アーカイブ
日別アーカイブ
https://blog.canpan.info/shamurie/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/shamurie/index2_0.xml
耳を澄ます [2011年12月24日(Sat)]


 12月7日(水) 大船渡保育園から、平田地区集会所へ


再び、12月の三陸旅報告に戻ります。


大船渡保育園には、この日京都・宇治の三室戸保育園の杉本一久園長も来てくださいました。てびらこつぎっこの他に、矢澤さんの太鼓が急遽決まり、そして私たちも遅れて到着という、忙しない状況になってしまい、二つの保育園が膝を突き合わせてゆっくり出会うということが充分には出来ませんでした。遠方よりわざわざ来て下さった杉本先生には申し訳なく思っています。でもまず会うことからしか何事も始まりません。このような状況の中で、地域の拠点として踏ん張っておられるこの保育園の様子を、同じ「こどもとゆく現場」におられる方がつぶさに見られたことの意味は本当に大きなことと思います。これからどのような形で結びあってゆかれるか、楽しみです。



10月に園庭で染めた野染めが玄関に。 大船渡保育園



三陸の日没は早い。4時半にはもう暗くなる。通いなれたリアス式海岸を北へ、釜石平田仮設団地の手前にある集会所に到着。やはり冷気が覆っている。今晩は、ここに泊まらせてもらうことに。
嬉しいことに、9月に野染や、アミアミの会をした懐かしい顔ぶれが、仮設からの夜道を歩き集ってくれました。石油ストーブで温かくなった畳の部屋で、澤畑明見さんを囲んでの、即席の魔法の一本針講習会が始まりました。9月にお邪魔した時には、一本針が不足して、急いで100円ショップに走り、竹の割りばしを手に入れ、ヒゲさんや窪添さんが一本針を手作りしたのでした。今回は明見さんがたっぷりと持って来ていて、皆さんにお渡しすることができました。
こんな時は、やはりあっという間に時計の針は回ります。
「おやすみ、お元気で、また会いましょう」名残惜しく、挨拶を交わしました。鶴岡のおねえさんの「おから」を皆さんに少しずつ受け取っていただきました。

その夜は、集会所にあった、京都市からの支援の毛布を敷き寝袋に潜り込みました。

翌朝、昨夜来て下さった仮設に住む岩間さんが仕事に行く前に、出来たての<いなりずし>を抱えて訪ねて来て下さいました。小ぶりの美味しそうな物が箱にたくさん並んでいます。あれから帰られて、朝までの間にこれだけのことを仮設ですることの大変さを想います。
優しい味が心に沁みました。

もうひとつ報告・・・明見さんが車中で編んでいた、私のための完成間近なケータイケースは大船渡保育園に、ポコちゃんの老眼鏡はこの集会所に忘れてきました。(薄れてきたのは私だけじゃない・・・)






トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント