口伝 [2014年04月17日(Thu)]
一息ついて、連れ合いと散歩した鴨川・丸太橋下がった西側の<しだれ>です。 染太郎KITAZAWA染色展 終了しました。 ありがとうございました。 好天に恵まれ4日目、良い感じで人が集う会、終了いたしました。。 老若男女実に多様な彼の教え子が入れ替わり立ち替わりやって来られる様子を見て、染太郎さんの教育者としての立ち位置が、まさに<口伝>という言葉で象徴されるのが、本当によくわかりました。沖縄、熊本、十日町、軽井沢、東京、栃木と、遠方からもわざわざやって来られ、旧交を温めつつ、そして染織の話。なんとも豊かな時間が流れてゆく会でした。 染太郎さんの教え子から届いた花。 藍の布がアレンジされている。沖縄・島藍工房より 染太郎さんが教師として30年、誠実にそして深く<そめもの>に対し、積み上げてきた時間は、静かな迫力を感じざるを得ませんでした。彼の教え子のうちどれだけの割合で今も染続けているのかは定かではありませんが、彼と教育の場で大切な時間を、いかに共有していたかを、全国各地から訪ねて来られた、多くの旧生徒さん達の様子で知ることが出来ました。 また、宇都宮大学の佐々木和也さん、NY出発直前の忙しい時に来てくださった富田潤さん、美山の新道弘之さん、福知山の由良川藍の会の花城さんご夫妻、風の布・パピヨン仲間のペコは世田谷から、Shake Hand Project 展開中でお忙しい奈良平宣子さん、染織αの前編集長の富山さん、今引き継がれている佐藤さん、二日間の講演会に保育士さんを引き連れて通って下さった三室戸保育園の杉本一久さん。染太郎さんがアドバイスをしている天然染料を扱っている染料会社の方、染色研究に携わっておられる長年の学者仲間の方たち、宮内庁の美術担当の方から、そして彼が住むご近所の方まで、途切れることなく人が集った四日間でした。 染色をめぐる環境は決して芳しいものではありませんが、<まだまだ捨てたものではないぞ、これからやな>と思える時間を頂きました。 最後に、今回も搬入、展示そして搬出と、惜しみなく動いてくれたポコに感謝です。 photo by sometaro 作品はすべて蝋纈染 会場には〈染太郎マニアックコレクション〉が並びました。 染織α(アルファ)の連載は数十回に及ぶ これが一冊の本になったらとても貴重な資料となる 藍染が盛んな台湾との交流も長きに亘り続けられている 京都の織物工房に通う教え子が同僚と共に・・ 各地から懐かしい顔が連日やって来ました。 今回、学んだ成果を私の仕事のみならず、被災地の皆さんと共に、少しずつでも生かしていけたらと念じております。これからも染太郎さん、そして佐々木和也さん、ご指導のほどよろしくお願いいたします。 |