人が人の存在を弄ぶこと
際限のない収奪
抹殺される いのち
それは3・11以降に始まったことではない
広島で水俣で六ケ所村で沖縄で
アウシュビッツでガザで・・・
そして今、福島で
怒り抗い絶望し、祈る
静かで凄絶な
「犠牲」という言葉が形となって在るような
作品を観た
作者は 木村正樹
場所はギャラリー「トーチカ」
作者とギャラリーの了承を得て伝えます
1945年7月16日、米ニューメキシコ州北部アラモゴードの砂漠にある実験場で行われた史上初めての原爆実験の写真が使われている。その原子爆弾の名が「トリニティー」(三位一体)。この直後、「父・子・聖霊の名のもとに」広島、長崎と投下したのか・・・・鳥肌が立つ。
体内被曝を連想させる
原爆と原発は同じであると、3・11以降、より感じている。
過剰な電力を作り過剰な需要を生み出す
それが豊かさだとする〈貧しさ〉を享受して<私>も生きてきた。
枯れ木に水をやり続ける 花は二度と咲かない
タルコフスキー映画「犠牲」を連想した。。
ℂ Steve McCurry / Magnum Photosを複写
圧倒する国家(=暴力)と対峙できる<個>、
その立脚地を今、必死に作らねばと・・
木村さんの話を聴く。一番右、後ろ姿が木村正樹さん。風の布・パピヨンのポコや、大阪のあの手しごと展を開催した建築設計の仲間も。このギャラリーは手しごと展で残った作品を展示販売してくれた所でもあります。木村さんはこのギャラリーのブログを見て、自分の作品展は是非ここでさせてもらいたいと申し込まれたとのこと。なんとも不思議な縁でつながりました。これも必然の出会いか・・
木村さんは今秋田に住んでいる。私と木村さんとは、彼が関西に住んでいた十数年前からの付き合いで、この間3回ほど秋田の小松クラフトギャラリーで作品展をさせてもらいましたが、お連れ合いの麻子さん共々、いつも美味しい酒と肴で温かなひと時をいただいています。
最終日は雨
アラモゴードのあるニューメキシコ州でのネイティブ・アメリカンの人たちの被曝のこと、ウラン鉱山への日本企業の関わりなど、このブログで書いたことがあります。ポートランドの風 6