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サンガ岩手 [2012年11月03日(Sat)]

8月22日(水)サンガ岩手


夏の終わりの野染旅、た〜じ〜の報告で充分だとは思いますが、補足せなアカンことや、日本テキスタイル協会から新しく参加してくださった方のレポートなどありますので、再開します。

サンガとは仏教用語です。ブッダの教えを尊ぶ人々の、清らかな集まりというような意味に捉えて良いように思います。しかし本来人間とは業に囚われた凡夫であるとするならば、そのような人たちの集まりもまた〈サンガ〉といっても良いのかもしれません。まさしく私達〈風の布・パピヨン〉もそのような集まりのように思います。
サンガ岩手は盛岡に住む僧侶・吉田律子さんが3・11以降いち早く被災地で始めたものです。彼女の活動の様子は京都・法然院のご縁でお付き合いさせてもらっている友人から知りました。なかなか直接お会いすることがありませんでしたが、今年の一月、これも法然院のご縁で知り合った落語家の桂塩鯛さんの、大槌町での落語会を企画した際、初めて会場でお会いしました。吉田さんは大槌町の仮設を中心にその時その時必要とされるものを集め、必死に動き回って来られたようです。その様子は手書きのニュースレターで以前より読ませてもらっておりました。
そして今年の5月、彼女の案内で、旧安渡小学校の敷地内にある仮設で、野染を行うことが出来ました。吉田さんがいかに当地で頑張って来られたかを垣間見ることが出来ました。

サンガ岩手2.jpg


今年7月の初め、吉田さん達にとって念願のサンガ岩手の拠点が大槌町にオープンしました。仮設での生活はやがて終りになります。今までは仮設の集会所などで〈チクチクの会〉などをしていた集まりが出来なくなるのは時間の問題です。吉田さんが作られたこの復興支援センター・手づくり工房カフェ・サンガ岩手は、とても大きな意味があると思います。
45号線沿いにあるピンク色の建物は、この近くを通るたびに何度も目にしたものでした。ここも津波が来たところですが、なぜかこの建物は残っていました。補修を済ませた後の貸店舗にサンガ岩手の拠点が出来たということです。店に入るとそこには所狭しと布の手作り品が並んでいました。右手にはテーブル、椅子、そしてミシンが何台も並んでいる工房になっていて、仮設より来ている方たちが集まっておりました。奥は喫茶スペース。カウンターがありコーヒーなどが飲めます。このようなスペースは本当に被災地にはなかなかありません。以前この大槌町の避難所にあったまごころカフェを思い出しました。

サンガ岩手1.jpg
右端が吉田律子さん


私たちが来るというので集まってくださっていた方たちと話します。皆表向きはとても元気にたくましく感じます。一人一人と話すと当然皆それぞれの生活を抱えながら、先行きが見えない中でどうにか生きて行く糸口を見つけ出そうとしている方たちばかりだと思います。ここに集まってお茶っこをしながらのおしゃべりを楽しみに遠くの仮設からバスなどで来るお年寄りや、海の仕事、漁師への復帰を目指している人、そして布製品作りで少しでも収入を得て行きたい人ももちろん集まっています。
今回の旅の目的の一つは、被災地で芽生え始めたこのような<チクチク会>の質をレベルアップし、<被災地で作られたもの>からこの地で作られた唯一無二の工芸作品として、市場でも通用するようなものを、これからいかに作って行けるかを、プロのデザイナー・物作りの方たちに来てもらって模索してゆくきっかけ作りにありました。
旅から帰って間もなく、奈良平、木下両氏(日本テキスタイルデザイン協会所属)よりレポートが届きました。

まず京都から参加してくださった奈良平宣子さんが日本テキスタイルデザイン協会(TDA)のホームページに寄稿されたレポートをご覧ください。また、名古屋から参加の木下幸子さんのレポートも添付いたします。
三陸視察報告書p2.pdf 三陸視察報告書p3 (1).pdf

た〜じ〜のレポートもそうですが三陸を行く一人一人のメンバーのそれぞれの視点がとても瑞々しく伝わってきて、私だけが書く報告だけでなく、このブログができるだけたくさんの人たちが寄稿できるものでありたいと切に思います。お二人の丁寧なレポートは、これから私たちがそれぞれのものづくりの拠点の方たちと関わってゆく上で、とても良いヒントを与えてくださっています。これからTDAとも連携し合いより優れた作品作りに向けて知恵を絞って行ければと思います。

サンガ魚.JPG
サンガ岩手で見つけた“ さかな” がヒントになりました。ほとんどの被災者が海の仕事に従事し生活しています。“ さかな” をサンガ岩手のキャラクターとして完成度の高いものにし、そのキャラクターを中心としておかあさん達の温かな手づくり品を、東京などの都市部やイベントで販売することで支援の第一歩にならないかと考えます。<木下幸子>

今作られている作品の中で、小さな魚のぬいぐるみに彼女たちは注目しました。やはりここ大槌は海の町、魚の町です。皆の願いがこの小さな魚には詰まっている。ケータイストラップにしたらどうだろうか。女子高生など若い人たちにも呼び掛け、コンペなどを通じて今欲しいと思うようなビビッドな作品を目指していければ・・・この場所に若い風を!
田老町・ゆいとりの会の大棒レオ子さんも、教えてほしいという要望にこたえ、地元の高校に通っています。三陸沿岸の方たちの縫うことの底力は大したものがあります。布を<つぎ>とこの辺りの人は言います。<てびらこつぎっこ>のつぎです。寒く長い冬、大切な布を継いで継いで生きてきたたくましい人達の手、心意気がまだ息づいているように私には見えます。そのDNAは若い人たちにもきっとあるはずです。
<三陸を世界のクラフト地帯に>私の夢です。

最後に、奈良平宣子さんのレポートからの文章を・・
「それぞれの訪問先の項目でTDAができる支援の可能性を述べましたが、これからTDAとして検討して長い期間をこの人々と関わっていってほしいと思います。 震災に遭遇し今までの仕事や暮らしを失い、人間本来の生き甲斐である手づくり心に光を見つけ励みとして頑張っておられるお母さんたちに出会い、東北の手間ひま惜しまぬ技術とクラフトセンスある品々を、その素晴らしい価値に見合った販路を見つけることが共通の必要性です。」

サンガ岩手3.jpg
和野の仮設から通っておられます。
松ぼっくりに小さな花が咲いています。
サンガ岩手.jpg



11月4日(日)連れ合いとリレーハンストを行います。
「原発のことなどそうたいしたことではない」と石原前都知事。首都東京の莫大な電力需要を賄うために遠く離れた福島に原発を作り、あれだけの被害を与えてしまった事実を前に、首長であった彼が言い放った言葉。許すことはできません。
11月11日には脱原発100万人集会が東京であります。


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