せたがやチャイルドラインの活動から少し離れます。
昨週末2/6日 文部科学省主催、子どもを見守り育てるネットワーク推進会議共催、厚生労働省後援の
“子どもを見守り育てる『新しい公共』研究フォーラム〜地域において子どもを見守り育てるネットワーク〜” に参加してきましたので、簡単ご報告します。
鈴木 寛文部科学副大臣が開会挨拶と基調講演を行い、これまでの公助(政府による問題解決)、自助(市場による問題解決)に加え、新しい公共の在り方として、互助、共助(コミュニティによる問題解決)が提起されました。これは、より多くの現場関係者が集い・連携・協働して、熟議することにより問題解決にあたっていく手法で、このために必要なネットワークづくりを深めていこうという呼びかけがありました。
この後4つの分科会があり、それぞれの現場からの発表がありました。@とCに参加。
@学校・家庭・地域の連携による子どもたちの居場所づくり(企画協力/(非)教育支援協会)
横浜市放課後児童育成事業のひとつ、はまっ子ふれあいスクールの具体的な活動、八王子市の児童館の取組み、0〜3歳児と専業ママの居場所づくりをしているNPOの活動などが発表され、それぞれの問題が提起されました。
個々の団体では解決できず、限界のある問題も、ネットワークによる熟議が行われると、よい方向へむかうのではないかと思われます。
また、子ども手当は省庁を越えた色のつかないお金なので、一度分配されたお金を、NPOなどがどう集めていくのかも課題だという提起があり、目からうろこでした。
A児童虐待防止のための学校と児童相談所との効果的な連携
B家庭教育支援でつながる学校・家庭・地域のネットワーク(企画協力/スクールカウンセリング推進協議会)
C子ども相談チャンネルの充実に向けた官民ネットワークづくり(企画協力/(非)チャイルドライン支援センター)
この分科会では、チャイルドラインの活動自体ではなく、どうやってチャイルドラインMIEネットワークが、三重県に働きかけてチャイルドラインを立ち上げていったという過程を、チャイルドラインMIEネットワークの代表と三重県側の二人で、具体的にディスカッションが行われました。
ネットワーク側からは、初めは横を向いて座っていた県側も、時間を重ねていく程に、序々に前に向いてきた経緯が語られ、また、県からは、当時は本当にそうだったと思うが、今では、協調してやっていっているし、教えてもらうことが多い、現に県・市・町が同じテーブルに着くことはなかったのだが、今ではネットワーク会議で情報交換をしているという話があり、非常に興味深かったです。また、行政との協働よりも、NPOが協働する方が難しいという話もありこれも頷けました。
以上簡単ですが報告です。
子どもをめぐる大人の流れが、少しずつ変化していこうとしている今、チャイルドラインは、子どもの声に耳を傾ける、地道ながら非常に大切な活動だと再認識して家路に付いた次第です。
関連事項
この日の関連では、平成22年1 月 子どもを見守り育てるネットワーク推進会議が開催され「子どもを見守り育てるネットワーク推進宣言」が採択されました。以下は宣言の抜粋です。
私たち大人は、一人ひとりが子どもたちを見守り育てる責任があることを自覚し、学校・家庭・地域社会が一層連携を深め、行政と民間団体が一致協力して取り組むこと決意し、ここに宣言します。
1.子どもが悩みを相談することができるチャンネルを充実する
2.社会全体で子どもを見守る
3.子どもたちが安心して過ごせる居場所をつくる
4.子どもたちと地域の人が触れ合う機会をつくる
5.家庭教育への支援を行う
この構成員は 5省庁41団体からなり、(非)チャイルドライン支援センターも構成員になっています。
行政、性質の異なるあらゆる団体が、「子ども」を合い言葉に、串団子状に繋がったような様相ですが、とにかくよいネットワークが作られることは必要です。