キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。
ナツボラ7回目!
種田 美穂さん
今年も「ナツボラ」の季節がやってきました。たくさんの参加者のなかでも、最多7回目(!)の参加が種田さん。保育士をめざして、児童教育を学ぶ大学1年生です。
ナツボラに初めて参加したのは6年前、中学1年生のとき。保育士の母の勧めで参加したのがきっかけでした。「初めての体験はとても緊張したけど、子どもたちのほうから話しかけてくれて、子どもから元気をもらった」といいます。3日間を終える頃には楽しくなり、それから毎年参加することに。「最初は、保育園って子どもと遊ぶだけなのかなと思っていたけど、教材をつくるお手伝い、掃除や洗濯をしたり、子どもと遊ぶ以外のこともたくさんやるのだと知りました」と振り返ります。
種田さんは中1から高3の夏まで、毎年同じ保育園でボランティアを続けていたので、行くたびに子どもの成長を感じ、1才だった子が年長になることに「もう小学生か〜」と親心のような気持ちを感じたと笑います。漠然と子どもが好きで始めたボランティアでしたが、徐々に将来の進路を考えるようになり、高校2年生の頃には「保育士になりたい」と目標が明確になりました。
高校ではボランティアサークルに所属し、選択授業で高齢者や障がいのある人の施設にも行きました。「ボランティアでいろんな人に出会って、世の中にはいろいろな人がいることを知ることができました」こうした経験から、初対面の人とも物怖じせずに話せるようになったといいます。
大学で保育の基礎を学んだ今、「早く現場で、学んだことを実践してみたい」と8月のナツボラを前にうずうずしています。「いろんな園をみてみたい」と、今年は初めて今までと違う保育園での体験を選びました。
「ボランティアは自分もエネルギーをもらえて、元気になれるものです」自分が笑顔だと相手も笑顔になるし、人がうれしそうにしていると自分もうれしくなる。その連鎖が楽しくて続けています。「最初の一歩がもっと広まればいいなと思います。やってみたら楽しいんですけどね。私は来年もまたやります!」と早くも頼もしい宣言が飛び出しました。
(取材/事務局)
※「ナツボラ」…主に学生を対象とした、夏のボランティア体験プログラム。保育園のほか、今年は85団体の活動先から選べる。