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セボネ1月号キラリ世田谷人「竹村 睦子さん」 [2016年01月06日(Wed)]

キラリ世田谷人は、世田谷を中心に活躍するキラリと光る素敵な方がたをご紹介します。

お話をうかがった 竹村 睦子 さん
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 みなさんは「ソーシャルワーカー」という仕事があるのをご存じですか?
ソーシャルワークとは「(子どもたちを)人や場所につなぐ仕事」のこと。困難を抱えた子どもの生活に必要な新たな人や場所を「組み込む」ことによって、その生活をより豊かなものにしていくのがねらいです。
竹村さんはソーシャルワーカーのなかでも、特に学校に関わる「スクールソーシャルワーカー」として活動しています。そのメリットは、「学校に関わることで、地域で見える子どもたちの姿とはまた違う姿が学校で見られること」と言います。

 たとえば、不登校についても、その子ども自身の理由だけでなく、実はひとり親で、かつ病気がちで外出が難しい…といった、「環境」が要因でそうせざるを得ない場合もあるのだと話します。
 もともとは世田谷区外で学習塾経営を経て、子どもの居場所づくり活動を始めた竹村さん。そこに集まってくる子どもたちが学習面だけではなく、実は様々な困難を抱えていることを知りました。そうした子どもたちを支えられないかとソーシャルワークの技術を学び、2001年から世田谷で改めて「寺子屋」という居場所づくりの活動を始めたのです。

 今では、この居場所づくりの活動を展開する傍ら、スクールソーシャルワーカーとして、地域の学校と連携しながら、不登校の子どもが新たな居場所を探すためのサポートをしています。
 理想の社会像は、子どもたちの居場所が地域の中にたくさんあって選べること、それに必要な資源もまた地域にあることが豊かな地域の指標だと言います。そうした豊かな地域をつくるには、「人と人とをどうつなげるかがカギ。そのためには大人同士がまずは仲良くなること、そして子どもたちの育ちを地域全体で保障できることが大切」と竹村さん。

 「まちをホームに、まちをスクールに、まちをファミリーに」をコンセプトとした「まちの塾 ラーニング未来」を現在計画中。すでに活動中の「自習室TERAKOYA」と合わせて、学習支援と就労支援の二本立てです。地域の大人を巻き込んで、お寺を会場に2016年4月スタートを目指して準備を進めています。これからの活躍にも期待です!
(取材/編集委員 市川 徹)

たけむら社会福祉士事務所 
電話1(プッシュホン)03-3707-0678
〒158-0094 世田谷区玉川3-20-11-306


Posted by setabora at 17:54
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