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2009年度 尖閣研究・尖閣諸島海域の漁業に関する調査報告11:第3章その4 [2010年10月02日(Sat)]

2009年度 尖閣研究・尖閣諸島海域の漁業に関する調査報告11:第3章その4 が公開されました。

※ファイルサイズが大きすぎるため、分割して登録しています。また、公益図書館にアップロードしているファイルと印刷製本している報告冊子とは若干相違がございます。ご了承ください。

 尖閣諸島文献資料編纂会は地元沖縄から尖閣諸島の情報を発信。沖縄県下に埋もれている尖閣諸島資料の発掘保存を目的に活動する有志団体です。今回、〈沖縄県における戦前〜日本復帰(1972)の動き〉をテーマに尖閣諸島海域における漁業について調査を行いました。本書はその調査報告書になります。
 本報告書の概要は、
 第一章、戦前・尖閣諸島における漁業
 第二章、尖閣諸島海域における漁業調査
 第三章、終戦〜琉球政府期・尖閣諸島における漁業
の、三章で構成されています。
 第一章は、日本領土編入以前から太平洋戦争期までの尖閣諸島における漁業について、文献資料等を調査、引用することで、当時の漁業概要と尖閣諸島への進出過程を明らかにしようと試みています。
 第二章は、戦前戦後の沖縄県水産試験場による調査に焦点をあて、当時における尖閣諸島海域での漁場開発がどのように為されていたか、当時の調査報告を数多く紹介しながら、同水産試験場OBである著者がとりまとめています。
 第三章は、戦後沖縄の復興期において、どのような過程で当時の漁民達が尖閣諸島漁場へと繰り出して行ったか、多くの文献資料と新聞資料を紹介しながらまとめました、また併せて当時の漁業者達から聞取調査し、これら証言をとりまとめています。

 一般には領土問題や資源問題で注目されがちな尖閣諸島ですが、漁業という視点から見ることで、尖閣諸島における日本人の営みを感じられると思います。

 今回の調査は充分とは言い切れない点が多々ありますが。本報告書を通じて多くの方々が尖閣諸島を少しでも身近に感じられる事ができたらと思います。
 



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Posted by 尖閣諸島文献資料編纂会 at 14:32 | 成果物 | この記事のURL | コメント(0)
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