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中国舶用工業技術力実態調査-1 [2011年08月16日(Tue)]
中国舶用工業技術力実態調査-1 が公開されました。

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【はじめに】
 2010年の中国造船業は、新造船竣工量、新造船受注量及び手持ち工事量ともに韓国及び日本を抑え世界第一の造船大国へと成長を遂げました。また、急激に発展する中国造船業を追従するべく中国舶用工業も、政府が定める「舶用工業第11次5ヶ年計画(2006〜2010)」、「船舶工業中長期発展計画」などの発展戦略に基づき着実かつ飛躍的に生産能力を増強して来ています、これら計画には、2010年までに、@舶用機器の平均自給率を60%以上とし年間販売収入500億元達成、A舶用ディーゼルエンジンと甲板機械の主要生産国となること、B中速ディーゼルエンジン等の自主ブランドを造り上げること、C舶用低速ディーゼルエンジンの生産能力500万KW 増加など具体的な発展目標が定められており一部の目標は既に達成されたと言われています。そのような中、2009年中国政府は、新たに「船舶産業の調整と発展計画」を策定し、2011年までに@舶用低速ディーゼルエンジンの生産量1,200万馬力、Aばら積み船、タンカー、コンテナ船の舶用機器自給率65%以上など更に高い目標を定め造船業に追い付くべく努力を続けています。
 中国をはじめ各国が舶用工業の生産能力拡大に凌ぎを削る中、国際造船市場の成長率は世界的な金融危機を経て一時の右肩上がりの成長率から一転鈍化しており数年後には日本・中国・韓国・欧州の舶用工業事業者間で熾烈なシェアー争奪競争の時代を迎えることが予想されています。
 そこで本調査では、急拡大している中国舶用工業の実態を把握するために技術力に焦点を絞り調査を行いました。また、関連資料として中国の主要舶用工業事業者及び研究機関の概要を取り纏め添付いたしました。
 本報告書が日本の舶用工業事業者の皆様の経営戦略を策定するうえでの少しでも参考になれば幸いです。

ジェトロ上海センター舶用機械部長
重入義治

【目次】
1.中国舶用工業の現状
2.中国舶用工業の技術開発
3.中国舶用工業に関する主要政策
4.中国舶用工業の将来予測



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Posted by 日本船舶技術研究協会 at 14:19 | 成果物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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