俵 万智さんの言葉です。
「言葉とは、遣っても遣っても減らない。
むしろ、遣うほどに増える。
それが、 『言葉』・・・」
先日、学校で子どもたちの事をいろいろと話していた中で、子どもたちの言葉遣いが悪いという話になりました。
私たちがわからないだけで、人間以外の動物たちも言葉を遣っているのかもしれません。しかし、人間の言葉は、恐らく他の動物たちとは違い、とても大切なものなのだろうと思います。
ところが、この言葉は、湧水のように自分の中から自然と湧き上がってくるものではありません。必ず、自分以外のものから獲得してくるものだと思うのです。
例えば、絵本や本、新聞や雑誌、親の言葉や友達との会話など・・・
という事は、子どもたちの言葉遣いが悪いと言った時、実はそれは、親である自分たちに還ってくる事なのではないでしょうか・・・?
意識する、しないに関わらず、小さいころから子どもたちは私たち親の言葉をつぶさに聞いているのです。
そして、模倣を、ものまねをしながら、自分たちで言葉を遣い、新たな言葉を獲得してくる。
すてきな言葉をたくさん遣えば、たくさんのすてきな言葉が増えてくる。
しかし・・・その逆も・・・
今、立ち止まってもう一度、親である自分たちの言葉遣いに思いをめぐらしてみませんか?
子どもたちに、たくさんのすてきな言葉のシャワーをかけてあげようではありませんか。
内田でした・・・