CARES実行委員会事務局の布田です。今回は11月13日に行われた「広瀬川管理フォーラム」についての報告です。仙台の顔ともいうべき広瀬川について、市民や行政、専門家などそれぞれの立場から活発な議論がなされたようですね。それでは以下は水環境ネット東北の谷田貝さんによるレポートです。--
当日、会場の宮城県庁舎1階のみやぎ広報室には、約60人の人が集まりました。まず、宮城県仙台土木事務所から「広瀬川管理計画(案)」の概要について説明と、水環境ネット東北からこれまでに行った4回の広瀬川勉強会の報告及び、広瀬川の生き物についてお話しました。
(写真2)
その後、パネルディスカッションにうつり、パネリストの先生方にそれぞれのご専門の分野から「広瀬川管理計画(案)」についてご意見をうかがいました(写真2)。田中先生からは、中州が成長している様子がわかる写真の紹介や、水位・流量のシミュレーション結果の説明をしていただきました。内藤先生からは広瀬川の各場所の写真を見せていただきながら、川は常に動いているという動的平衡についてや、多角的に見なければならないこと、人が管理していかなければならないことなどをお話いただきました。小野先生も、広瀬川は都市河川でありながら多くの生物が生息している現状や、中州・寄州は放っておいてはいけないということを話され、また管理計画(案)を評価されました。
(写真3)
会場の参加者からは、昔は中州等はなかった、洪水時の流木が怖いなどの意見が出されました。現在、県・市・国が管理しているものを一本化してできないのかといった質問もありました(写真3)。
参加者からのアンケートでは、有意義だった、為になった等の感想をいただきました。フォーラムでは広瀬川のあり方について様々な意見が出ましたが、今後もこういった話し合いができる場を設けることで、いろいろな立場の考え方をお互いに理解していけるのではないかと思われました。
2005年11月22日
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