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SELP事務局NEWS

日本セルプセンター事務局の最新ニュースをテーマ別にお届けします。日々動いている活動内容を、リアルタイムでご紹介していきます。


連載再開しました!! [2012年06月02日(Sat)]
ワークスひるぜんさんの記事を最後にいったん終了しましたSELP訪問ルポですが、6月より再開することになりました。とりあえず1年間、1ヶ月に1回の更新で、全国の会員事業所の紹介をさせていただきます。全国にはまだまだ、さまざまなスタイルで障がい者の就労支援をおこなっている事業所があります。そんな取り組みの数々を、多角的な視点で紹介していきます。どうぞご期待ください。
周防学園の新事業 [2011年06月15日(Wed)]
6月2日(木)、福岡県の周防学園におじゃましました。ここは大規模な農業をおこなっていることで全国的にも有名な施設です。事実、施設の前にはフルーツランドと称する大規模な観光農園があって、一年中季節のフルーツを栽培しています。施設の周りには広大な畑もあって、太陽の下で汗水流して働く利用者たちの表情は活き活きと輝いていました。


しかし施設にうかがってじっくり話を聞いてみると、実はここ十五年で農業の比率をどんどん少なくし、新しい事業にチャレンジしているとのことでした。ひとつはプラスチック成形工場であり、もうひとつがうどん店の経営です。最近は施設でもうどん店を経営するのが流行になりつつありますが、周防学園の店は本当に本格的です。国道10号沿いにある好立地で、店内面積も259坪。開店前から毎日行列が出来ると言うほど繁盛しているらしく、土日には500人の来客があるとのこと。生麩を練り込んだという独特の麺はモチモチして、本当に美味しいうどんでありました。


このように実際に施設にお邪魔してゆっくりお話を聞いてみると、さまざまなことがわかってきます。これからもいろんな話をお聞かせください。それぞれの施設の取り組みや、きらりと光る点にスポットを当てて、取材を続けていきたいと思います。会員施設のみなさま、今後ともどうぞよろしくお願いします。
ピネルの地下に眠る不気味な物体 [2011年05月16日(Mon)]
4月15日(木)には、和佐福祉工場のすぐ近くにあるソーシャルファームピネルの取材でした。麦の郷が運営するこの施設は、1995年に設立された日本初の精神障害者福祉工場です。当時は精神障害者たちの在院日数の平均が529日と言われ、和歌山県に至っては935日という数字でした。つまり一度入院してしまうと、2年から3年、ひどい人になると一生病院から退院できないのが精神障害者に対する行政側の対応だったのです。そうした実態を知った麦の郷スタッフたちが「ほっとけやん(和歌山弁で、放っておけない)」の思いで始めた、福祉工場(現就労継続支援A型事業)。障害の特殊性ゆえに、一般的には「継続的に働くのが難しい」とされる彼らを見事にサポートして、クリーニング事業で成功している施設メンバーたちはみな活き活きと輝いていました。現在では精神障害者だけでなく、聴覚障害者なども一緒に働く職場になっています。


ところでこれは、施設の地下に保存してあるナゾの物体です。何のことやら、おわかりになりますか? 実は、これ、和歌山県内のある精神病院の窓枠に張り巡らされていた鉄格子。昔の精神病院というの鉄格子で囲まれた病棟・鍵がかけられた病室・ベッドに縛り付けられた患者という非人権的な空間だったそう。その頃の象徴ともいえる鉄格子を施設の地下に保存することによって、ピネルでは「二度とあのような時代に戻してはならない」ということを訴えているわけです。この施設で働く人たちが、少し前までは病院でそんな虐待にあっていたことが信じられませんね。
和佐福祉工場 [2011年05月09日(Mon)]
4月14日(木)に、和歌山県の和佐福祉工場の取材に行ってきました。ここは和歌山方式と呼ばれる行政・企業・施設が三つどもえで福祉工場(現在は、就労継続支援A型事業)を運営する方式に則った、先駆的な取り組みをしている事業所です。和佐福祉工場の運営パートナーは、花王株式会社和歌山工場。歯ブラシや歯磨き粉、シャンプー・リンス等の旅行用ミニセットをパッケージにセットするのを仕事としています。福祉工場の中でも全国的にもトップクラスとも言える高賃金を実現しており、働く人たちの素敵な笑顔と綺麗に整頓された事業所の雰囲気が印象的でした。

こちらが工場の様子です。普通、こういうセット作業はベルトコンベアによる流れ作業が一般的なのですが、ここの特色は一人ひとりが一つのセット作業を完結する「セル方式」を採用しているとのこと。これによって自分のリズムでセット作業をおこなえる利点があるだけでなく、「成果報酬」の根拠となる数値も明確にできるそうです。

こちらは工場で働く障害者職員の中瀬さん。笑顔がとてもチャーミングですが、この職場で働けるようになるまでは、障害ゆえに「やりたくてもできない」ことだらけだったとのこと。全国でも有数といわれる高賃金にも満足しているけれど、「戦力として期待されて働けていること自体が本当に嬉しい」とのことでした。働く喜びに溢れた人たちの表情は、本当に素敵だと思います。
火の国の山々 [2011年01月27日(Thu)]
鹿児島県のなごみ苑の取材のために、南九州に来ています。鹿児島と言えば、桜島。昨日は少し時間が開いたので、桜島見学に行ってきました。フェリーで海を渡ること15分あまり。昼間は15分感覚で船が出ていて、気軽に島にたどり着くことが出来ます。(とはいっても、その後の交通アクセスがほとんどなくて大変なんだけど…)晴れていたこともあり、船から眺める海の景色は素晴らしく美しかったです。



こちらが桜島。ただいまの噴火状況は平穏なりという感じ。少し白い煙が吹き上げていますが、機嫌が悪くなると黒煙が立ち上り、ものすごい轟音がするそう。こうなると風下の人たちは大変です。傘を差さないと外出できず、真夏でも部屋を閉め切る状態になるとのこと。


桜島は平穏なのですが、大変なことになっているのが霧島山系の・新燃岳ですよ。1923年以来の大噴火ということで、宮崎自動車道もJR日豊線も完全にストップしている状態です。鹿児島中央駅の改札で、面白い告知を見つけました。噴火により電車が止まっているという看板です。台風や地震によるストップならともかく、噴火による降灰の影響で運転見合わせ? さすが火の国というべきでしょう。



こいつは毎日新聞からの借り物写真でありますが、ホントに大変な噴火状況でありました。しかし鹿児島市内からも町中に黒煙が迫ってくる様子が見られて、ちょっとビックリ。しかし少し怖かったですよ。宮崎県とかには、もしかしたら噴火の影響を受けた施設の方もいるかもしれませんね。くれぐれもご無事をお祈りしたいと思います。



きらっとONEプロジェクト [2010年12月20日(Mon)]
12月15日(水)に、SELP訪問ルポの取材として名古屋ライトハウスに行ってきました。ここの法人は歴史的にも実績的にも本当に有名な大社会福祉法人ですね。本格的な製缶工場や、最近では防災食品の缶入りパンを売り出したことで業界では知られています。当然それらのことが取材の中心になると思っていたのですが…。



ちょうど取材の1ヶ月前に、ライトハウスの1事業所である「明和寮」で、SELP自動販売機100台設置運動「きらっとONEプロジェクト」をスタートさせたばかりだというのです。建物の入り口には大壇幕が貼られ、施設中にはオリジナルポスターが貼ってあります。職員や利用者の胸には、「目標100台」のスローガンを掲げるバッジが…。なんかすごい盛り上がりようなので、このことについても取材していくと、とんでもない事実が判明しました。とんでもないというのは、いい意味ですよ。



詳しくは来年公開される記事をお読みいただきたいのですが、職員だけでなく、利用者や協力者、施設全体が一丸となって「やってやろうじゃないか」というムードに満ちあふれているのです。こういう雰囲気を、久々に見ました。全員を集めたキックオフミーティングの様子をDVDで見させていただきましたが、すごいです。「ぜったいやる」と言い切っていますし、間違いなく1年で目標を達成することでしょう。達成すると、試算では1300万円の収入が実利として施設に入ることになっていて、利用者工賃の大幅増が期待できることでしょう。ぜひ「明和寮」のこの動きについて、皆さんもチェックされるといいと思います。



日本海倶楽部の地ビール [2010年11月24日(Wed)]
先週末、石川県の能登半島の最先端にある日本海倶楽部という施設にSELP訪問ルポの取材で行ってきました。能登空港を使えば近いのですが、あいにく一緒に石川県加賀市にあるカナンの園にもいくスケジュール。加賀市からは四時間あまりかかるドライブとなりました。同じ石川県といっても、本当に広いのですね。

ところで日本海倶楽部という施設では、本格的な地ビールをつくっている施設として非常に有名です。レストランも併設されていると聞いていたので、作りたてのビールを飲むのを楽しみに(一応、仕事ですよ(笑))訪ねてみると、評判にたがわぬ素晴らしいヒーリングスポットとなっておりました。見てください、このビール。美味しそうでしょ?




これらのビールを造っているのは、チェコ人のブラウマイスター。コチャスという愛称の、ビール職人とは思えぬ人当たりの優しいイケメンでした。利用者とも仲良しで、片言の日本語で利用者たちと毎朝食事をしながらコミュニケーションを図っているそうです。彼の造るビールは、本場チョコのピルスナー系。黄金色に輝く、ちょっと苦めの素晴らしい味わいです。ビール好きの人なら、ぜひ一度試してみる価値はある商品ですよ。セルプ訪問ルポでの紹介は、新春明けに成る予定です。お楽しみに。

障害者アートの活用法 [2010年10月15日(Fri)]
9月30日(木)にSELP訪問ルポの取材で奈良県の青葉仁会に行ってきました。取材のメインは「真心絶品」でも大好評のレトルトカレーを製造している施設「デリカテッセンイーハトーブ」ですが、法人のシンボルであるレストラン「ハーブクラブ」とか、利用者たちが家族と共に自然の中で過ごせるゲストハウスとか、青葉仁独特のユニークな施設や取り組みについてもじっくりお話を伺ってきました。ハーブクラブは予想以上にオシャレな空間で、ぜひ皆さんも一度遊びに行かれるといいと思いますよ。ちょうど今は奈良ブームだし。遷都くんのキャラクターグッズも、町には溢れておりますよ。



ところで今回は、青葉仁会の別施設で見つけた障害者アートについてです。青葉仁では、アート活動についても積極的な取り組みを進めています。アート作品を活用して作ったグッズを、「ハーブクラブ」の敷地内のショップで販売しているのですね。青葉仁特製和紙のハガキにアートをプリントしたポストカードなども、なんとも味わいある製品に仕上がっていましたし、絵を袋にあしらった特製割箸なども面白い製品だと思いました。



大分県の暁雲福祉会、静岡県の草笛の会や富岳会でもそうでしたが、アート活動に力を入れている施設(とくに知的障害者施設)は全国でも数多いと思います。とくに重度障害者たちの日中活動を充実させるためにアート活動は、重要なテーマの一つになっているとのこと。本当にたくさんの素敵な作品が描かれているようです。



残念なのは、そうした素晴らしいアートを「作業品目」の一つとして捉え、高い工賃実現のための手法として捉えている施設がまだあまり見られないことでしょう。東京コロニーでは20年前からアートビリティ(旧称:障害者アートバンク)という、障害者アートのメディアへの有償貸し出し事業を実践しておりますし、最近ではエイブルアートジャパンも同様の活動を本格的にスタートさせました。世界身体障害者芸術協会では、会員作家への生活援助を40年も昔から世界的な規模で進めています。セルプの中でも、「新しい事業」の一つとして障害者アートを捉えるような動きが生まれないかと、個人的には期待しています。



「デリカテッセンイーハトーブ」の担当者にそんな話をしたら、さっそくアートビリティに応募してみたいという連絡が入りました。日本セルプセンターの会員施設同士のこうした交流がスタートするのはとても望ましいことですね。将来的にはそんな仲間たちが情報を共有する場として、アート部会なんてのが生まれるといいんですが…。



ギャラリーたけのこの生パスタ [2010年10月05日(Tue)]
本日より公開されました、わかたけ社会センターの記事。地味だけど、とても頑張っている施設ということで川俣会長直々の司令を受けて、取材させていただきました。日本セルプセンターとしてはもちろん高い工賃を実現している好事例をどんどん紹介していきたいわけですが、SELP訪問ルポでやりたいことはそれだけではありません。全国にはさまざまな規模の、さまざまなスタイルの施設があります。日本セルプセンターの会員施設である限り、それぞれ頑張っている姿をどんな形であれ、取りあげていきたいと考えています。自薦他薦を問いません。我こそはという施設がありましたら、どんどん取材希望の情報を事務局まで送ってくださいね。



わかたけ社会センターの分場である「ギャラリーたけのこ」で、ランチをご馳走になりました。記事にもあるとおり、小さな店ながら意外なメニューのこだわりが、この喫茶店の特徴。北海道ノースプレインファーム製おこっぺ牛乳を使用した味わい豊かなソフトクリームなんて、「都内のデパ地下じゃああるまいし、まさかここでこれを食べられるとは…」と感激する女性がいるのも納得の味でした。食べたのはスパゲティですが、なんと生スパです。とってもモチモチした感触が、ちょっちリッチな雰囲気に浸ることができました。購入させてもらったいちごジャムも、とても地味ながらすごく美味しいのに感激しました。ホントに地味だけど、実は味わい深い味がある、というのはわかたけ社会センターの施設そのものの特色。全国にたくさんあるはずのそんな施設を、これからも発掘して、SELP訪問ルポでは紹介していきたいと思います。

春日井岡部の最高級の桃 [2010年09月24日(Fri)]
先週9月17日(金)に、山梨県の社会福祉法人ひとふさの葡萄にSELP訪問ルポの取材に行ってきました。先日開催された、B-1グランプリでも山梨の「鳥モツ煮」が優勝して全国区になりましたが、ひとふさの葡萄の「ほっとらんにんぐ」という施設で飼育している甲州地どりは、漫画「美味しんぼ」でも取りあげられたほどの逸品です。広い農場で放し飼いにされた環境の中、のびのび育った鳥たちは、しこしこした地鶏本来の味を楽しめるのですよ。



しかし今回の取材のメインは「ほっとらんにんぐ」ではなくて、「アグリーブみのぶ」というスーパー肥料を製造している施設でした。魚エキスからつくられたこの肥料を葉面散布すると、果物がとても美味しくなるばかりか、サイズも大きくなり、日持ちもするようになるそうです。施設が建っている山梨県は、桃や葡萄の産地として有名ですが、とくに春日井岡部地区は日本一の最高級ブランド桃の生産地として有名なところ。千疋屋や新宿タカノフルーツでは、店の奥にどーんと控えているのがこの春日井岡部の桃なのだとか。



そんな最高級ブランド桃が、「アグリーブみのぶ」が製造している「友果(ゆうか)」というスーパー肥料によって、さらにバージョンアップ。今まで以上に美味しい桃として売り出し中なのでございます。残念ながら桃の季節はそろそろ終わりですが、「アグリーブみのぶ」では「友果」を使った他の果実の販売も行っています。前回の「真心絶品」認定会議に送られてきたミカンは、味が濃くて甘くて、超美味しかったですよ。この施設の取り組みを詳しく紹介した取材記事は、10月18日(月)に公開予定です。お楽しみに。

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