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SELP事務局NEWS

日本セルプセンター事務局の最新ニュースをテーマ別にお届けします。日々動いている活動内容を、リアルタイムでご紹介していきます。


第2回デザイン支援施設決定! [2010年12月06日(Mon)]
第2回デザイン活動支援事業がスタートしています。10月28日(木)に開催された総務広報委員会において、本年度の支援施設を下記の通りに選考させていただきました。ご報告遅くなってしまって申し訳ございません。選考基準としては、「日本セルプセンターの会員施設であること」「中期的な施設の運営方針に基づき、デザイン支援を求める自主製品の運営体制が作られていること」「単なるパッケージや包装紙のデザインではなく、施設全体のイメージ改革を意識した計画になっていること」でしたが、小規模で、自力ではパッケージや包装紙などの製作が難しい施設に対しては、必ずしも上記の選考基準に入らない場合でも、施設全体のイメージ作りを考えることを前提にして、デザイン導入プロセスの支援を行うようにしています。その結果、「小規模施設特別枠」として1施設を特別に追加させていただくことになりました。今年の結果も随時このコーナーで取りあげていく予定です。お楽しみに。

【第2回デザイン活動支援事業・支援施設】
・ 山口コロニーキャンパス(萩焼&縫製品のブランド化プロジェクト)
・ セルプ周陽(施設のトータルイメージ作り)
・ 第2春日園はる工房(春日園のイメージ&「はる工房」製品のブランド展開)
・ セルプみのり(施設シンボルマークの作成と、施設製品全体のイメージ統一活動)
・ 拓共同作業所(小規模施設特別枠:施設イメージマークの作成と、デザイン導入支援)
第二回デザイン活動支援事業進行中 [2010年11月08日(Mon)]
去る10月28日に行われた総務広報委員会にて、第二回デザイン活動支援事業の対象施設の選考会を実施しました。エントリーシートをもとに、プランナーや企業診断士等の専門家を交えた議論で本年度の施設を決定する予定だったのですが、選考基準をより明確にするためと、途中で支援中止になるといった失敗を繰り返さないように、本年度は慎重を期することになりました。そのためこの日の会議はとりあえず第一次選考とし、合格した施設に対して第二次選考としての実地調査を実施。その結果を基に早急に本年度の対象施設を発表する予定です。ただいま全国の第一次審査合格施設の実地調査が進行中です。結果については、決定次第お知らせいたします。

ところで昨年度のデザイン支援事業で結果を出した愛知県の「花の木苑」。この施設で行われたデザイン支援活動の詳細については、当ブログでもお伝えして参りましたが、先日のセルプ協の研修会でも久保田施設長から報告がありました。今回リニューアルしたデザイン一式は、花の木苑という施設のイメージを周りに対してアピールするのに非常に役に立っているとのこと。イベントシーズンを迎えてクッキーなどの製品の売上げ増加がどこまで数字として具体化するのか、本当に楽しみです。クッキー類と比べて単価が高いシフォンケーキ(1ホール1,000円)などは、イベントなどに持っていってもなかなか見向きもされなかったのに、可愛いイラスト入りの巻紙を巻くことで、お客さんが注目。花の木苑の職員もビックリするくらいの反応があるそうです。パッケージによってこれほど反応が違うのかと、施設長も驚いていました。



もっとも花の木苑で作成したパッケージは、単に可愛いだけ、美しいだけのデザインではありません。
このパッケージは施設全体のイメージとリンクしていることが大切なのです。美味しいクッキーやケーキを食べることで、近隣のみなさんが花の木苑という施設を知ってもらい、その活動趣旨の理解者になってもらう。そんな目的のためにデザインが機能していることに注目していただければと思います。本年度もまた、そんなデザイン活動支援が実現できると良いですね。




デザイン支援事業報告書が完成 [2010年06月15日(Tue)]
昨年度実験的にスタートさせた第1回デザイン支援事業の報告書がまとまりました。参加施設には冊子になったものをお送りする予定ですが、みなさまにはPDFをご用意いたしました。今回の支援事業のスタートから結末まで全てを網羅した報告書です。興味のある方は、ぜひご覧いただければ幸いです。会員専用ページにデータは公開しておきました。
→会員専用ページへ(パスワードの入力が必要です)

なお報告書のまとめで詳しく記したのですが、今回のデザイン支援活動は対象4施設のうち、結果的に最終デザインまで進んだのは2施設のみ(うち、1施設は一部のみの実施)。これだけ見ると非常に厳しい結果なのですが、唯一すべての提案を受け入れてくださった愛知県の花の木苑では本当に素晴らしい成果を上げることができたと自負しています。

今回の問題は、日本セルプセンターが求めていた「デザイン支援」と、施設側が期待していた「デザイン支援」の意味に大きなギャップがあったことがそもそもの原因です。単に商品のラベルだけを格好良くするというレベルの活動なら、それぞれの施設で「そこそこのコストをかければ」実施できるデザイン活動です。それを無料で行う程度のサービスでは、日本セルプセンターの事業としてあまり意味があるとは思えません。私たちがやりたかったのは、デザインを通じて施設の情報発信のあり方そのものを考えるという、いわばCI支援的な活動だったのです。

募集の段階で参加施設のみなさまに事業趣旨を上手く伝えきれなかったことは、事務局の反省点です。大変申し訳ありませんでした。今後は一回目の反省を元にして、会員施設のみなさまとにってより意味のある活動に育てていきたいと考えています。そしてそのためにも、花の木苑の成功事例はとても貴重なものでした。地方における小規模施設でも、いやだからこそ、施設の持つ特性をきちんとビジュアル化することで事業活性化につなげることができる。そんな見本としてぜひ多くの施設でも参考にしてみてください。花の木苑の久保田施設長をはじめとするスタッフのみなさま、ご協力有り難うございました。


花の木苑のデザイン支援 [2010年03月10日(Wed)]
悲しい報告が続いた後で、喜ばしいニュースを。花の木苑のデザイン支援活動が、すべて終了しました。といってもこちらの施設は、提案したデザインがすべて承認され、印刷に向かって進行したという意味ですよ。昨日担当者から最終確認の電話をもらい、最終データ作成の依頼を受けたというわけです。花の木苑のデザイン支援のポイントは、利用者たちのアート作品をコラージュして施設のシンボルマークに仕立て上げるということでした。初めての調査で、施設には利用者たちの素晴らしいアート作品が眠っていて、実際にそれらを使った記念誌や会報もあることがわかりました。そのため、この雰囲気を施設のシンボルにするべきだと確信したのです。

せっかくなので、クッキーラベルだけではなくて名刺などさまざまなアイテムを提案することにしました。とくにこだわったのは、サンキューカードです。クッキーを買ってくださったお客様に、利用者たちの素敵なアートを見てもらい、コレクションしてもらおう(永谷園のお茶漬けカードみたいに…話が、古いって?)という狙いの他に、裏には施設からのメッセージが書いてあります。「記念品や引き出物等に、さまざまなイラストを掲載したラベルを作れるので、ご用命お待ちしております」という内容です。素敵なアートをもっている花の木苑ならではの、最高の広告ツールだと思っています。

以下が、今回作成したデザイン一式です。どうです?素敵でしょ? 花の木苑の方々も、本当によろこんでくれました。アンケートには「単純にクッキーラベルをつくるだけと考えていたのに、思っていたより大きな提案をいただいて困惑した。しかし、提案を受けて施設全体が共通したデザインでアピールすることが大切だということに気づかされた」と書いていただいています。そうなのです!! これこそが、今回私たちがデザイン支援活動でみなさんに知ってもらいたかった最大のポイントなのです。

製品のパッケージデザインを格好良くしたい、という要望が良く寄せられます。もちろんそれはそれで大切なことですが、本来「デザイン」とは見かけだけ変えればいいというものではありません。「なぜ、そのデザインなのか」という意味がなければ、それは単にうわべだけ取り繕ったものにすぎないのです。「施設におけるデザインとは、何か?」それを考えることは、施設の根本、あり方、アイデンティティを考えることでもあります。今回のデザイン支援活動を通じて、多くの人たちに訴えたのは、ひたすらそんなことでした。なかなか理解してもらえないのがもどかしいですが、一施設だけでも私の考えに共鳴いただければ、それはそれで嬉しいことです。

これまで花の木苑では、職員全員に名刺を持たせていなかったのですが、今回のこのデザインによって「私も、名刺がほしい!」とう職員が続出。施設長にお願いして、全員の名刺を作ってもらうことになりました。モチベーションアップのためには大切なことですし、今後は職員一人ひとりが外部の人に名刺を配りながら施設のことをアピールし、営業マンになってもらわないと困ります。それが結局は利用者の工賃アップにつながるのではないでしょうか。あとはこれらのデザインが実際に制作され、販売された後の効果を伺っていきたいと思います。ぜひがんばって、成功事例として報告できるようにしてもらいたいですね。









デザイン支援の失敗事例2 [2010年03月09日(Tue)]
またまた悲しいご報告です。昨日のこがね園に引き続き、社会就労センターあかつきにおいても、今回のデザイン支援活動は終了することになりました。調査段階の報告にも記載しておりますが、この施設は施設長の息子さんが経営するうどんチェーンの完全下請けとして365日フル稼働で、美味しいうどんを製造している施設です。そのうどんの美味しさたるや、「岡山県の美味しいうどん店ベストスリー」に選ばれたほど。現在でも地方の施設にしては高い工賃を支払えているこの施設ですが、半生うどん等を作り出すことによってさらに販路拡大を狙っていきたいということが募集段階で語られておりました。

しかし現地調査してみますと、冷凍うどんという構想はまだまだ企画段階であり、そのためのパッケージを作るわけにはいきません。かといって他の自主製品も、うどんほど力を入れた製品が見あたらず、どのようにデザイン支援活動をおこなうべきか、非常に悩みました。結論として考えたのは、「将来、冷凍うどんをつくってネット等で大々的に販売する時を想定した施設の基本デザイン」ということです。いわば、施設のVI活動とでもいいましょうか。法人マークや製品マークを整備し、その基本的使い方を用意しておくことによって、今後のデザイン展開の参考にしてもらうということです。以下が、提案した内容です。

これは、法人マークと製品マーク。社会福祉法人瀬戸内会は、「せとないかい」とも読めるほど、瀬戸内海の海に面した絶好のロケーションが特色です。隣接した海には、竿をたらせば誰でも魚が釣れるといわれるほど豊富な海の幸に恵まれています。このことをアピールすることは非常に大切と考え、海をイメージした法人マークを作りました。
次にメバルマークです。施設がある岡山県の玉野市の市魚が、メバルなのです。玉野市唯一の授産施設として、市魚をキャラクターとして製品を作り出せば、市内の各所で販売先が増えることは間違いありません。その意味で、どんな製品にも使えそうなメバルキャラクターを用意いたしました。



上記は、そんな考えを元にしたさまざまなアプリケーション展開です。名刺や封筒、施設のバス等にマークを積極的に使っていくことで、もっと地元に社会就労センターあかつきという施設の存在を知ってもらおうという狙いがこめられています。製品に関しては、あくまで試作としてこんな展開が考えられる程度の提案にとどめておきました。

今回のデザイン支援活動が失敗に終わったのは、結局のところ「瀬戸内会として、年度内に何らかの形で製品化することは不可能」という施設側の理由によるものです。もともと今回の応募要項の中に「実施報告」として、選考された施設はデザイン提案によって作った新パッケージの効果や売上推移、施設内外の意見集約を報告する義務が謳われているため、年度内になんらかの成果を出せない施設に対しては、大変恐縮ながら「提案書の提出をもって、支援活動は中止」との判断をせざるを得ませんでした。

幸い、「単にパッケージの提案だけでなく、さまざまな提案(施設のシンボルマーク等)を具体的におこなっていただいたおかげで、職員間に共通のイメージが持てました」と実施アンケートに記載していただきました。提案された内容が、少しでも施設の今後にお役に立てれば幸いだと思いました。なかなかうまくいきませんね。しかしまあ、これもまた施設の実態を良く表している事例と言えるかもしれません。
デザイン支援の失敗事例 [2010年03月08日(Mon)]
本年度4施設を選定させていただいて、調査→デザイン提案をさせていただいております「デザイン支援活動」。このブログでもこれまでの経過については、随時ご報告させていただいております。現在、「花の木苑」ではほぼ提案通りのデザインが進行中で、「もみじ作業所」では基本的考えを再度整理した上で本デザイン提案を作成中です。しかしすべての施設がこのように順調に進行したわけではありません。今回ご報告します「こがね園」では、浅漬けのラベルとブランド名の提案、さらに製品を通じて施設の紹介をするためのミニパンフレットの提案をさせていただきましたが、施設側と協議の結果、前回の提案をもちまして今回の「デザイン支援活動」は終了させていただくことになりました。



提案したデザインは、上記の通り。ナスやキュウリの漬け物に、「茄子の旦那」「若妻物語」というユニークなブランド名を付けることによって、顧客に親しみやすさを与え、さらに商品としては高級感も持たせるという提案です。漬け物は日常的に毎日食べられる製品ですから、製品に施設の紹介パンフを同封することによって、漬け物が施設のことを語り出すメディアとしても機能するという効果も狙ってみました。これはこれまで下請け作業が多く、地域に施設のことをもっと知らせたいという担当者の意見を元に構築した企画であります。

この提案が採用されなかったのは、「既存シールの在庫がまだあり、新しいシールをつくるには時期尚早である」というコスト面の判断からです。新製品として他ににんじんリキュールの開発も終了しており、これを紹介するパンフ&チラシの作成を優先したいとのことでした。とてもいいデザイン提案ができただけに、採用されなかったことは残念です。と同時に、応募&選考段階できちんと施設に対して条件を説明できなかったことを反省しております。たしかに今回のデザイン支援活動、現場の状況をきちんと把握した上であまりに飛び跳ねたデザイン提案(過剰なコストがかかる提案)はしないと謳ったものの、市場に対して打って出る製品を作るためには最低限の印刷コストは必須です。そのことを応募段階でもっと条件として打ち出すべきでだったかもしれません。

より良い製品づくりのために、私たちが支援できることは限られています。まったくハードのコストをかけずに新製品開発ができないのと同様に、良いデザインのためには最低限の印刷コストは必要です。内部でカラーコピーを使った印刷事業部があるから、そこの設備の範囲内でなんとかラベルを作ってほしいといった考え方では、一般市場に打って出るだけの製品デザインになるはずがありません。私たちも今回の失敗を教訓にして、次年度以降の活動につなげていきたいと考えています。
とりあえず、失敗事例のご報告でした。
キャラクターの意味 [2010年03月04日(Thu)]
3月4日(木)、広島県のもみじ作業所にデザイン支援活動の再打ち合わせに行ってきました。前回提案したデザインについての現場の意見を収集し、最終的なデザインに仕上げるための打ち合わせです。基本的には提案させていただいた、もともと施設が使っていた「もみじちゃんキャラクター(はらみちを画)」を中心に展開するという案で了承されました。「ちょっと地味なイラストでは?」「この際、もっと目立つイラストに変えた方が良いのでは?」という意見もありました。しかし、大変僭越ながら今回のデザイン支援活動の最重要ポイントである「デザインの意味」を考えた場合に、どうしてもこれだけは譲るわけにはいかなかったのでございます。これが現在使っているもみじちゃんのキャラクターです。



この前も書きましたが、このイラストはもみじ作業所がオープンしたときに公募で選ばれた作品です。なんと作者は、広島県在住のあの高名な画家・はらみちを氏。美術館も建ってる凄い人ですよ。福祉関係者なら、日本障害者協議会による「障害者の日休日設定化運動」のシンボルマーク「クッピー」の作者と言えば、おわかりかしら。ちょっとレトロな雰囲気を呈したイラストだけど、それがまたかえって手作り感を表現した素晴らしいシンボルになっていると思います。

ところがかわいそうなことにこの「もみじちゃん」。現場の若い職員たちにはあまり好評でないようで、「地味だから、今風のデザインにこの際だから変えちゃえば?」という意見が出てきていたわけです。でも調査した結果、私としてはこのキャラクターを捨てるには実にもったいない。逆にもっと前面に出すべきだという提案をさせていただきました。問題だったのはキャラクターではなく、その使い方にあったと思うからです。たとえば、色使いをこんな風にするだけで「もみじちゃん」は今風のキャラクターに生まれ変わります。



この考え方を了承してもらったので(多少、強引に?)、今後はこのキャラを前面に打ち出したデザイン展開を考えます。そしてもう一つ。大切なのは、「もみじちゃん」というキャラクターが持つ意味です。「もみじちゃんって、何の意味?」と問われたときに、職員たちがきちんと答えられなければなりません。これが実は、CI戦略を展開する上で最も大切なことなのですが。
私が考えたキャラクターストーリーは、以下の通りです。

「紅葉シーズンのもみじの葉には、さまざまな色があります。黄色。赤。茶色。緑。一枚一枚はまったく別々の色合いですが、それが重なり合うことで素晴らしいグラデーションを作りだし、人々を魅了しているのです。もみじ作業所も同じです。働く仲間たちは、障害がある人。ない人。ちよっぴり話すのが苦手な人。同じ行動を繰り返すのが得意な人。いろんな人が働いています。そんなバラエティ豊かな仲間たちを表す象徴として、もみじちゃんというキャラクターが作られました。いわば、もみじちゃんは、もみじ作業所で働く私たち一人ひとりの分身です。いろんな人が働いています。いろんな仕事をしています。いろんなクッキーの味があります。どうぞ、紅葉のもみじの美しさを愛するように、もみじ作業所を応援してください」

いかがでしょうか? 今後は、キャラクターマークの入った名刺を持って、職員たちが上記のような話をしていただくことになります。これこそが、今回のデザイン支援活動で実施してもらいたかった最大のポイントです。デザインとは、単に綺麗なパッケージを作ることではありません。自分たちがおこなっている活動を人によりよく伝えるためのツールに過ぎないのです。
デザイン支援と花の木ランチ [2010年01月29日(Fri)]
1月28日(木)、愛知県の花の木苑に行って参りました。デザイン支援活動の提案書の考え方に同調していただいたため、今度は具体的な印刷物を作るための打ち合わせです。メインのクッキーラベルは勿論のこと、シフォンケーキの巻紙、レジ袋、のぼり旗、名刺、そしてサンキューカードを作成することに。サンキューカードは20種類くらいの利用者の作品カードを兼ね、ウラに営業連絡先とメッセージを付け加えます。これまでは単にイベントでお客さんにクッキーを販売するだけでしたが、これからはクッキーが花の木苑をアピールする「メディア」として機能していきます。そのためにラベルも、レジ袋も、幟旗も、統一デザインにして、花の木苑のイメージをブランド化していくのです。



担当者のYさんが、利用者の作品を見る目に非常に長けている方なので、本デザインをするに当たってはイラストの一次選考を彼女にお任せしました。デザイナーが勝手に判断するのではなく、現場の方とこのようにコミュニケーションをとりながら、アイデアを考えていくことはブランド化のためには本当に大切なことですね。でも今回、ちょっと気になったことがあります。実は彼女は、施設の名刺を持たされていませんでした。小さな施設ではよくあることですが、これからは職員一人ひとりが意識を持って営業努力をする必要があります。今回のデザイン支援によって、みなさんの意識改革とモチベーションアップにつなげていただくことをぜひ期待したいと思います。みなさん名刺のデザインも気に入ってもらえたようだから、今回の名刺をみんなに配布したら、みんながんばって営業してくれると思いますよ。施設長、お願いしますね!



で、最後にまたまた「花の木ランチ」です。今回は施設の給食でなく、花の木苑が運営している喫茶店「ふら和」で、チキンドリア定食をご馳走になりました。添えられているのは、パン工房で作ったトーストと、施設の畑で栽培されている野菜サラダ。とっても美味しかったですよ。アツアツのドリアに、舌が火傷してしまいましたけど(笑)。この喫茶店、地域の人たちの交流の場にもなっているんですよ。焼きたてパンが、その場で食べられる素敵な空間でありました。

花の木苑デザイン支援 [2010年01月06日(Wed)]
昨年年末に、デザイン支援活動に関する調査報告&提案書を、今年選考された四施設に送ったことを伝えました。本日、「花の木苑」の担当者から、「基本的に提案された内容ですすめていきたい」との電話をいただきました! 

花の木苑で依頼されたのは、クッキーとシフォンケーキのパッケージデザインでした。もちろんこれらのデザインを素敵にすることは大切なのですが、もっと重要なのは製品を販売する中で施設からのメッセージをお客様に届けることではないでしょうか? 今回のデザイン支援活動を進める中で、そんな考えを施設の皆さんに訴え続けています。

そのため、重要なのは、
・デザインのメイン素材を出来る限り、施設の中から探し出す。
・顧客に施設からのメッセージを伝えるためのメッセージカードを制作する。
の二点であり、そこから各ツールのデザインを考えていく。
という順序になります。
「花の木苑」ではこのことを十分に理解していただいているようで、メッセージカード・クッキーラベル・シフォンケーキ巻紙・幟を中心に制作し、できれば名刺・封筒についてもイメージ同化を図るために検討していきたいとのことでした。



以前にもご報告したとおり、「花の木苑」は施設の利用者が描いた作品が山のように眠っている施設です。それらの作品群は芸術的観点から見ると、すべてが素晴らしいアートであるとはお世辞にも言えません。しかしみんなが楽しく働いている「花の木苑」という施設の雰囲気をビジュアルに表すには、もっとも優れたデザイン素材であることは事実なのです。そしてそれらの作品をきちんと見極められる(絵をセレクトできる)担当者もいます。こんな中から、担当者と共に利用者作品を一緒にセレクトし、施設のメインビジュアルを一緒に作りあげることを今回のデザイン活動の基本に据えたいと考えています。

「もみじ作業所」からも、メールで具体的な動きについて近日中に返事をするとの連絡をいただきました。いよいよ提案したデザイン事例が現実になる日が近いです。みなさま、楽しみにお待ちくださいね。今回の施設での事例を元に、「施設における製品とデザインのあり方について」多くの人たちと議論できる日を楽しみにしています。
デザイン提案書 [2009年12月21日(Mon)]
久々のデザイン支援活動に関する報告です。先月は「真心絶品」サイトの構築とイベントの準備で忙殺されてしまい、すっかりこの企画の提案書作成が遅れてしまいました。調査させていただた施設の皆さま、大変申し訳ございません。やっとこのようなデザイン提案書が出来ましたので、とりあえずのご報告です。以前ここでも書かせていただいたような観点で調査分析書をつけ、具体的なデザイン提案書をおつけして発送いたします。どうぞよろしくお願いします。



この提案を受けて、施設の方でどのような動きをしていただけるかが次のポイントになります。それは来年のことになると思いますが、ぜひ前向きに考えていただければと思います。それらの動きについても順次このコーナーで報告していきますね。ご期待ください。
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