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SELP事務局NEWS

日本セルプセンター事務局の最新ニュースをテーマ別にお届けします。日々動いている活動内容を、リアルタイムでご紹介していきます。


真心絶品認定商品決定! [2010年04月08日(Thu)]
昨日、第2回真心絶品認定委員会が開催されました。一次審査を無事通過した製品を二次審査にエントリーし、各種専門家のみなさまの厳しい審査を通過した商品は9施設13商品のみ。エントリーしてきたのは37施設による53商品ですから、相当厳しい選考になりました。商品そのものはすごく評価されたのに、パッケージ等をもう少し改善できたら…といった保留商品が数点あったことを考えても、今回の選考会は本当に厳しい選考でした。事務局が自信を持って推薦した商品も、専門家の一言で撃沈!というものもけっこうありました。残念ですけど、仕方ありません。真心絶品の謳い文句は、障害者施設製品のベストセレクションです。一般市場製品と比較しても遜色のないブランドに仕立て上げるためには、厳しさも必要なのです。

選考された商品は6月1日によりサイトにて販売されるので、今回は二次選考会で落ちてしまったいくつかの商品について説明させていただきますね。
まずは第三あすなろ作業所の「豆乳レアチーズ」。



実に美味しい商品でした。豆の味が強く生きているスイーツです。豆乳のレアチーズケーキというのも珍しく、ポイントが高かったです。スイーツライターからは百貨店のスイーツと比較しても遜色のない味と、大絶賛の評価でした。それにも関わらず、今回の認定からは漏れてしまったのは、パッケージだけの問題です。それも単体としてのパッケージではなく、セットにしたときのギフトボックス。一個200円という高級スイーツですから、単にケーキ屋さんの白い箱に入って送られてきたのでは夢も壊れてしまいます。この種の製品には、真心絶品としては最低限のギフトボックスをつけてほしい。それが審査員の総意でありました。

次は貴峯荘の食事用エプロンです。



機能的な介護用品ですが、今回オブザーバーで参加したデザイナーの方から「こういう商品こそ、お年寄りの尊厳を感じられるデザインにしてほしい」とのコメントが。面ファスナーとなるマジックテープが広くて使いやすいし、安価なのはわかるが、「真心絶品」というブランド商品ならば、着るだけでハッピーになるようなエプロンというようなコンセプトでデザインされた商品であるべきではないか?という提言です。本当にそう思います。もちろんこの商品はリーズナブルだし、機能的なので、日本セルプセンターとしては各種販売会で取り扱っていきますが、ブランド認定からははずれることになったわけです。

次に、お味噌です。



お味噌というのは、実に悩ましい商品です。いろんな施設がそれぞれ独自の作り方で美味しい製品を作っているのですが、正直なところその味を判定するのはおこがましい。味噌という商品は、土地それぞれの伝統と好みがあるため、その地域を越えたある特定の人たちの好みで審査するのは問題があると思うからです。今回、食品について相当造詣が深い審査員に参加してもらいましたが、結果として出た答えが「審査不能」というもの。ある特定の基準を果たせば、よほどのものでない限りオッケーとせざるを得ません。かといって、味噌という商品はWEBサイトでほとんど売れないのも現実なのです。さまざまな議論の末、送料をかけてでも購入したくなるような特別の商品でない限り、通常の味噌は「真心絶品」では取り扱わないことになりました。これはやはり地元の人たちを対象に、地道に営業していくべき商品アイテムなのでしょう。

最後に、商品そのものは美味しかったけれど、単体としてのパッケージに難ありということで見送られた商品を二点。



これが盛岡アビリティセンターの「おあげんせ」。ねっぱりこんぶやピーマン、とうがらしを醤油で煮込んだ郷土料理です。ぴりっと辛い、しょうゆ味の昆布が、まさに絶品の味。パッケージのイラストも素敵です(笑)。しかしいくら美味しいといっても、店頭で売るわけではありませんから、通販の商品としてはパッケージにもう一工夫としもらわないと食品衛生法上、問題が大ありです。単に塩ビケースのパックに入れてふたしてあるだけですからね。せめて瓶に入って、密閉するような商品になったなら…。その時には、ぜひ認定したいと、審査員全員がそう語っています。



最後に、ゆりの木の里の「おからクッキー」です。おからクッキーとしては、最高に美味しい商品です。とくに七味唐辛子が効いた商品は素晴らしい。形もスティック状で、特徴があります。しかしこれもパッケージが少し安易すぎます。現状の塩ビの軽い筒だと、すぐ割れてしまいそうなのです。その点だけ改良していただければ、将来的にはおからクッキーの代表的消費として売り出せるアイテムになり得る。そんな高い評価が下されました。

以上、審査の過程をなんとなくご理解いただけましたでしょうか? いい商品であっても、やはりブランド認定するには、改善点を修正していってほしい。甘い審査は、施設にとっても、消費者にとってもいいことはありません。これからもどんどん厳しくなる審査会でありましょうが、ぜひ施設の皆様にはトライし続けてほしいと願います。1回落ちたくらいで、諦めないでくださいね。

それともう一つ。ブランド認定されることと、日本セルプセンターで販売取り扱いすることは別の問題です。会員施設である限り、日本セルプセンターでは商品の販売先をなんとか開拓しようと考えております。またこの問題は別の機会に語っていきますね。