2020年5月29日、経産省はコロナウイルス対策に器物消毒用のアルコールが不足しているので台所用洗剤などの合成界面活性剤が消毒効果があるとの中間発表をしました。しかし、実験のやり方に問題があると専門家から批判が殺到し、国立感染症研究所で検証試験を実施した結果、せっけん(脂肪酸ナトリウム)にも濃度0.22%以上(脂肪酸カリウムは0.24%以上)ならウイルス不活性化効果があったと最終報告が発表されました。1ℓの水に液体せっけんなら10ml、粉せっけんなら4gを入れた溶液に浸した布で、テーブルやドアノブなどを拭き取れば、ウイルスは不活性化(死滅)します。(1分後水拭き・乾拭きします)環境毒性があり手荒れを起しやすい合成洗剤を使う必要がなくなります。
(洗剤・環境化学研究所 長谷川治氏の学習会より 道端)
