9月19日、韓国原州(ウォンジュ)から、社会的連帯経済ネットワークの視察団が印旛沼せっけん情報センターに見学にみえました。
生活クラブ虹の街や風の村などでつくるグループ協議会主催で、7月に理事長の道端がグループの方々と共に原州を訪問し、原州の市民でつくっている連帯経済の仲間と交流しましたが、今度は韓国のみなさんの訪問となったわけです。
残念なことに、格差や貧困は世界で広がりをみせています。原州では、朝鮮戦争後の貧困や経済の不安定を足元から何とかしたいと市民が連帯したことが始まりです。生活クラブと同じように、遺伝子組み換え作物に反対したり、自然を守りながら農業をすすめる生活協同組合も活動の仲間に入っています。信用金庫があったり、診療所があったりと、少数であっても地域で市民が草の根で連帯している姿は印象的でした。
今回の工場見学は、韓国の方々のリクエストで実現したとのこと。工場では、条例制定や請願運動などが市民発で起こり、合成洗剤をやめてせっけんを使う活動の歴史や現在の活動、粉せっけんから固形や液体せっけんを製造してきたこと、また千葉県人権センターと隣のエコトピア酒々井との関連性などを説明しました。通訳は日本に留学経験もある職員の方が担当され、円滑なコミュニケーションがとれたことに感謝しています。(道端)
