
3月4日(土)午後、卒業した中学校で同期の還暦を祝う会が開かれました。
まるで披露宴の招待状のような素敵な封筒が届いたのは、年が明けて間もなく。懐かしくてすぐに出席の返信を出しました。ドレスコードが明記されていて、ベタに何か赤を身に付ける・・。はて、何にしよう、と思うこと二ヶ月。生活クラブの展示会で、フェアトレードの貝のブローチの赤に惹かれ、これに決めました。日常の中でフェアトレードを考える機会があることは、大切なことだと思います。
さて、その会場となった私の母校、錬成中学校はすでに廃校になっていて、アーツ千代田3331(さんさんさんいち)というアート空間になっています。地域の人々が自由に行き来できるコミュニティスペースです。お世話になった先生たちを囲んで、懐かしい仲間と超!超!話が弾みましたが、その会場の通路を地域の人や、アーツ千代田に来た人たちがフツーに通っていきます。
子どもの数が減って、学校の統合や廃校になるニュースが各地から届きます。ともすればつぶされかねなかった中学校をこうやって再生し、人々が気軽に集える場に変わっていく・・。卒業生としてもこんなに嬉しいことはありません。アーツ千代田3331のホームページにぜひアクセスしてみてください。解説の動画が見られます。その中で、「かえるステーション」にも興味が湧きました。使い終わったおもちゃを子どもたちが持ち寄り、かえるポイントと取り換え、そのポイントで子どもたちが自発的なさまざまな活動や体験をする「あそびの場」です。
折しもNPOせっけんの街の柏工場も地域に開かれた場所としてプロジェクトが立ち上がっています。リニューアルを考えるときに、アーツ千代田はたくさんのヒントを与えてくれる「みんなの居場所」だと思いました。(副理事長 道端)