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猫グッズ専門店「またたび堂」 [2022年01月18日(Tue)]
 猫の食器を買いました。
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姜先生お誕生日おめでとうございます [2021年08月12日(Thu)]
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NHKニュース7で「コロナ差別ホットライン」 [2020年11月13日(Fri)]
 11月12日のNHKニュース7で9月から始めている「新型コロナ差別ホットライン」の取材インタビューが放送されました。
 国レベルの施策にも期待しています。

Posted by 阿部恭子 at 12:11 | この記事のURL
社会貢献支援財団様からの表彰 [2020年08月27日(Thu)]
 8月24日、コロナ感染の影響で延期となっていた社会貢献支援財団の表彰式典に受賞者として出席してきました。

 ちょっとお姫様気分を味わえて楽しかったですリボン

 これからも全力で加害者家族支援に尽くします黒ハート

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Posted by 阿部恭子 at 22:25 | 思い出 | この記事のURL
平凡なんて不幸以下 [2020年08月19日(Wed)]
 映画のヨンジ先生は、大学を長期間休学しており一般の大学生よりは年上だという。塾の経営者から「変わり者」と言われるように、学歴とのギャップなどいろいろと謎が多い。ヨンジ先生が何を考え、どこへ向かっていたのかはわからないままウニの下を去り、永遠に会えない場所に行ってしまう。
 キム・ボラ監督は、インタビューで主人公を14歳の少女にした理由を「最も無視されやすく、語られない年頃の話をしたかった」と語っている。さらに、社会には女子中学生の感覚を軽くて取るに足らないものだと卑下する傾向があることからあえて、女子中学生の視点から社会を描きたかったと語った(映画パンフレット参照)。
 「周囲の大人たちとは違うかっこいい大人」と感じるウニの感性を重視すれば、ヨンジ先生の背景や思想への詳細な言及は蛇足となるだろう。
 私は40歳を過ぎた今、この年頃の感性こそ真実なのではないかと感じている。当然、個人差はあるが、「世間的価値」を刷り込まれていない年代の子どもたちは、情報に惑わされず接し方や顔の表情から人間性を見抜くことがある。

 これまでいくつかの私の著書や活動のインタビューに登場してきた初恋の人「先生」も、他の誰とも違う独特のオーラを放つ人だった。

 13歳の頃、英語の塾の見学に訪れたとき、二人の男性が私の目の前を歩いていた。ふたりは英語で会話をしていて、背が高く、足も長かった。ひとりは白人男性、もうひとりも鼻が高く横顔から一瞬白人に見えたが、振り向くと切れ長の一重瞼の男性だった。それが「先生」である。「先生」と一瞬目が合って、少し微笑んでくれた瞬間の衝撃は、今でも忘れることができない。
平凡な中学生だった私の唯一の悩みと言えば、同級生の男子に関心がなかったこと。「悩み」というと大げさかもしれないが、小5くらいからか、女子の間では必ずクラスの誰が好きかという話題で盛り上がるようになる。バレンタインデーにはチョコレートを作って好きな男の子に渡しに行くのだ。私はこの頃、夢中になっていたのは南野陽子やWinkといった女の子のアイドルばかりで、オシャレにばかり関心が行き、恋愛には全く興味がなかったのだ。それも少し、寂しい気がしていた。

 映画では、ウニが後輩の女の子から告白され、デートをしたり、互いに頬にキスをするシーンがある。そうした行為は、思春期にありがちな憧れと親しみの延長で、独占欲の表れでもあって、性的な匂いはしない。
 私にはウニの後輩のような相手はいなかったが、この時期はむしろ、性的な匂いのしない同性同士の関係の方が居心地が良いように感じていた。

 「先生」との出会いは衝撃だった。どこか影のある雰囲気に引き込まれた。生まれて初めて、生々しく「性」を意識させられた人でもあった。広い背中、大きな手、鋭い視線、唇、微かな煙草の匂い…、すべてが艶やかで、罪悪感さえ覚えるほどだった。

 私はせっかくなら、「先生」に英語を教わりたい。そう思い、初めて出会った場所に問い合わせたが、契約には至らずそこには来ないと言われた。私は個人的に「先生」とコンタクトを取りたいと、「先生」が参加しているかもしれないというチャリティイベントに参加したのが活動の始まりである。

 拙著『息子が人を殺しました―加害者家族の真実』(幻冬舎新書)の中でも、「加害者家族支援の原点」として。「先生」とのいくつかのエピソードを紹介している。

「先生」との付き合いは約3年。ヨンジ先生のような「憧れ」のままではなく、嫌なところも残酷なところも知った。嫌いになったことは何度もあったが、愛していた。すべてをかけて。

                               つづく
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映画「はちどり」(韓国=アメリカ、2018) [2020年08月17日(Mon)]
  ソウルの巨大な集合団地に暮らす14歳の少女ウニ。両親は餅屋を営んでおり、決して裕福な家庭ではない。ウニには兄と姉がおり、三人兄弟の末っ子で両親の目は行き届かない。
 学校の担任は極端な学歴主義で、ウニは勉強について行けず、クラスメートにも馴染めず、学外のボーイフレンドや塾の友達と過ごす日々だった。
 家庭での父親の権力は絶対的で、食卓でも父の話が終わるまで、子どもたちが食事に手を付けることはない。父親もまた学歴主義者で、兄には生徒会長になり優等生でいること、ソウル大学に進学することを強く望み、兄はそのプレッシャーに耐えられず、度々ウニに暴力を振るうのだった。母親は、女性であるがゆえに大学進学は許されず、ウニには大学生に行くことを望んでいる。
 ウニも姉も、家庭の抑圧から逃れるために、着飾って街に出かけたり、万引きをしては親に見つかってしまい叱られてばかりいるのだった。
 両親は朝から晩まで仕事が忙しく、子どもたちと向き合う余裕がない。子どもたちは学校でも家庭でもただ正解ばかりを求められ、自分らしくいられる居場所がない。追詰められる子どもたちは、非行やいじめによってなんとか精神のバランスを保っているように感じる。
 ある日、ウニの通う漢文塾にヨンジ先生という煙草を吹かす姿が魅力的な女性が現れる。ヨンジ先生は、親友や恋人に裏切られたウニの心の傷を受け止め、寄り添ってくれる。家ではよく兄に殴られると話すウニに、暴力を許してはダメだと諭す。

 1994年、ソンス大橋陥落。これまで、物語はウニの目線で進んできたが、突如、時代の表示によってウニの存在が、韓国社会に位置づけられる。急速な経済成長の歪みが人命を奪う悲劇を招いた象徴的な事件である。本作品は、個人の物語と社会背景をつなぐ絶妙なタイミングが秀逸である。映画が進むにつれて、非力な少女が背負わされている日常の残酷さだけではなく、時代が課す宿命の中で大人たちもまた非力で、社会の基準から落ちこぼれまいと必死に生きている姿が浮かび上がってくる。男たちが振るう暴力は、家庭や社会における不全感の表れであり、彼らも男尊女卑社会の犠牲者の側面を有しているのだ。登場人物は皆、時に愚かな行為をしているが、誰も悪人ではないのだ。

 本作品は、1981年生まれのキム・ボラ監督の少女時代を基にしたともいわれている。1977年に宮城県仙台市で生まれた私の少女時代に比べると、ウニが置かれている境遇はあまりに過酷だ。私も性的役割分業に縛られた男尊女卑の教育の下で育っている。しかし、「兄にゴルフクラブで殴られる」といった家庭内暴力は聞いたことがない。
 地方は、良くも悪くも選択肢が少ない。ウニのように中学生でクラブに通える環境はなく、塾には通っていたが、ヨンジ先生のような才色兼備な女性に出会った記憶はなく、女性のロールモデルは不足していた。
 ひとりっ子で比較的裕福な家庭で育った私は、学校生活も順調で、暴力やいじめに怯えるような経験はしなかった。それでも、思春期ゆえの悩みや葛藤がなかったわけではない。他者から攻撃される不安はないが、同質社会の閉塞感に息苦しさを感じる瞬間は存在していた。
 「平凡なんて不幸以下」
 読書に夢中になっていると、そんな発想さえ生まれていた。

                                 つづく

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コロナとコトバ [2020年08月17日(Mon)]
 今月号のMarisol、姜先生の「新・快楽論」。

 コロナ禍に世界のリーダーが発信した言葉、SNSで話題となった発言から、時代を読み解く拡大版です。

 毎回、スペシャルで掲載して欲しいです。

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3.11を心に刻んで [2020年08月13日(Thu)]
 8月11日私のエッセイが掲載されました。

 https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/3848

 姜先生の文章は、2015年版に掲載されています。

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姜尚中先生、お誕生日おめでとうございます [2020年08月12日(Wed)]
 本日は、姜尚中様のお誕生日です

 近刊『朝鮮半島と日本の未来』(集英社新書)も大好評️

 心からお祝い申し上げますきらきら

 ずっと大好きですハート

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愛しきワイキキ [2020年07月21日(Tue)]
 このうさぎポーチ、透明バックに良く合います。ワイキキの雑貨屋でイースター後のセール品の中から見つけたものです。中に消毒液やマスクを入れています。

 コロナの影響で、今年のワイキキへの旅はキャンセルになりました。

 一時、自粛が解除されましたが、再び感染者が増えているようで胸が痛みます。

 観光メインの土地ですから現地のお店や会社は大打撃を受けています。

 想像すると涙が出てきます…。

 1日も早く、あの土を踏める日を心待にし、死者が出ないことを祈るばかりです。


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Posted by 阿部恭子 at 23:19 | 思い出 | この記事のURL
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