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ビオトープ地図がささえる市町村の美しい自立 No.74[2016年02月25日(Thu)]
日本生態系協会 会報「エコシステム」No.74
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目標種ビオトープ地図をつくり、個性のある接続可能なまちづくりを

あなたのまちの「目標種ビオトープ地図」をつくりましょう!

持続可能なまちづくりや地域振興の土台となる地域の自然資源を計画的に保全するためには、まず自分たちのまちの現状をよく知ることが必要です。

近年、市町村のレッドデータブックが作られ始めました。
都道府県レベルのものより、地域の様子を詳しく示す重要なデータとして、すべての市町村での整備が求められます。
しかし、生きものを守り、生態系を回復させるためには、それだけでは不十分です、

これからは、地域にくらす生きもののかつての状況と現在の状況を把握することに加えて、地域の目標となる生きもの(希少種、上位種など)を決めて、それがくらし続けるために必要な「目標種ビオトープ」を明らかにする調査が急がれます。

さらに、優先的に守ったり回復すべき「目標種ビオトープ」を、まちの基盤をなす財産としてはっきりと示す「目標種ビオトープ地図」を作る必要があります。
この地図は、まちの将来像をつくるときの基礎情報として、重要な役割を果たします。

目標となる生きものも「目標種ビオトープ」も、地域ごとにちがう個性です。
市町村レベルできちんと調査して、「目標種ビオトープ地図」を各市町村が持つことが、持続可能なまちづくりの基本なのです。

目標種ビオトープを確実に守りましょう!

目標種ビオトープの保全・復元による持続可能なまちづくりは、地域の中心的な課題です。
そのために、各地域で重要な目標種ビオトープについては、それを法制度のもとで保全対象として位置づけることが必要です。

さらに、目標種ビオトープは守るだけではなく、復元、創出、またネットワーク化についても計画的に進めて、より効果的に自然を豊かにすることが望まれます。
「目標種ビオトープ地図」を土地利用計画などの基礎資料として位置づけることにより、保全計画と適切な開発計画がバランス良く行われることが必要です。

都市域では、かつての自然の状況を元に目標種ビオトープを取り戻す計画をすすめることが中心に求められます。

私たちの向かうべき道

私たちの国では、現在、”平成の大合併”とよばれる市町村合併が各地でさかんに進められていますが、人口と面積が増えるだけで、新しいまちの目標と戦略が見えてきません。
今求められているのは、個性的で持続的に発展するまちづくりです。
それは、自然・文化・歴史と共存する美しいまちづくりと地域振興の促進にほかなりません。
適正な人口と広さの中で、市民が自分のまちをふるさとと感じ、愛着を持ち、まちをどうするかを考えていくことが基本となります。

これまでの日本のまちづくりに対して、生きものから赤信号が灯されています。
将来へ進む青信号に変えるためには、各市町村が「目標種ビオトープ地図」をしっかりと持って、100年先のグランドデザインをつくり、自然と共存する美しいまちづくりへと転換することが大切です。
この記事のURL
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