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消費天国と地球温暖化 No.34[2016年01月16日(Sat)]
日本生態系協会 会報「エコシステム」No.34
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  • 温室効果ガスの異常な排出

  • 限度を忘れた大量消費社会

  • 未来を選択する京都会議

  • 自然を回復させる暮らしへ


日本を襲うぜいたく病。増えるクルマ、のびる道路。
次々と現れる新製品、増え続ける電力需要。国外から大量に運び込む、燃料、木材、食料、鉱物資源。
夫婦に子ども2人の家庭で使うエネルギー量は、石油にすると4日でドラム缶1本、1年間で使う物質の量では180トン以上にもなります。
このぜいたくこそが地球温暖化を進め、私たちを様々な大災害に巻き込む大きな原因となっています。


資源を奪うからゴミがでる

●日本における物質の出入り(マテリアル・バランス)

平成7年度の私たちの国の国際貿易は、金額でみると輸入31.5兆円、輸出41.5兆円と大幅な黒字を記録しました(「平成9年度版通商白書」)。
しかし、物質量の出入り(マテリアル・バランス)の点では、この一年に日本国内に持ち込まれた石油、重化学工業品、食料等の海外資源は7.5億トン。
それに対して製品等の形で輸出されたのはわずか0.95億トン。
重さでは大幅な輸入のしすぎであり、輸出入の差約6.5億トンは、国内に捨てられるゴミとなります(「平成9年度版通商白書」)。
6.5億トンのうち約4億トンは原油、石炭等のエネルギー源です。

●日本は資源を大量に奪う国

ゴミは鉱物を掘るときなど、資源採取の現場でも発生しています。
しかも資源採取現場での自然破壊、ゴミの発生量は、時に商品として社会に投入される資源量の数倍にも達します。
平成7年に私たちの国に輸入された資源を掘るときに発生した捨石・不用鉱物等の量は、22.9億トン。日本に輸入される食料を生産するときに発生した土壌浸食量は、1.4億トン。
海外でのこうした不用物等の総量は、25.2億トン。国内での資源採取時等に発生した不用物等と合わせると37.4億トンに達しました。
また、夫婦に子ども2人を一世帯として、一年間に一世帯が必要とした物質の総量は183トンにもなり、しかもこれがすべてゴミになっているのです。

●リサイクルの前に物の消費量を減らす

それでは、リサイクルで資源の再生利用を進めるようにしたらどうでしょうか?
しかし今の日本の状態は、リサイクルを進めてゴミを減らす成果を消費の増大がだいなしにしているのが事実です。
また不用物となったものからのリサイクルにあまりとらわれると、大量消費・大量リサイクルに陥ったり、またエネルギー消費の増加すら招きかねない場合もあり問題があります。
平成7年度の我が国の一次エネルギー総供給量は、原油換算で約5億9,000万キロリットル。一人一日で12.8リットル、夫婦に子ども2人の四人家族で、わずか4日で石油のドラム缶1本を消費するというスピードです。
エネルギーの消費はCO2の排出そのものです。
今の日本の経済や私たちのライフスタイルを根本的に改めない限り、温室効果ガスは大量に排出され続け、地球温暖化は止まりません。
その流れを変える大きなきっかけとなる得るのが、今回日本で開かれる「地球温暖化防止京都会議」です。
タグ:資源
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