子どもの場合だと「(親の)しつけ、教育の問題だ」。
発達障がいを理由に、いじめや虐待の対象になってしまう子どもたちが多いです。
大人の場合は「(本人が)怠けている」と思われてしまいます。近年では大人になってから発達障がいの診断を受ける方が増えていますね。
これは何度も記していますが、発達障がいは先天的な脳機能障害であるので、「治る」という概念がありません。人によって症状の現れ方は様々なので、【発達障がい＝これ！】のこれという定義付けが難しいのです。

言葉の遅れ、意思伝達の苦手さ、パターン化した行動やこだわりなどの領域に特性があるほか、聴覚や嗅覚が過敏(あるいは鈍感)な場合もあります。
生活に困難を抱えていながら外からは理解されにくく、理解のない人たちから「わがままで自分勝手」「効率の悪いやつ」「空気を読まない」などと言われ、いじめや虐待(DV含)の被害に遭う方も多く、精神的に追い込まれてしまう(二次障害を抱えてしまう)人も少なくはありません。

ご家庭や施設で支援される方、ご友人や知り合いに発達障がいの当事者さんがいる方に、理解を深めていくためのお願いがあります。発達障がいについて理解することは大切なのですが、決して短期間で理解しようとするのではなく、長い年月をかけて【日常生活の困難を乗り越える方法・(互いの)接し方】を当事者さん本人と一緒に実践してほしいです。
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【参考までに】

●児童虐待、いじめ、ひきこもり、不登校についての相談・通報窓口
　⇓　⇓　⇓
http://www8.cao.go.jp/youth/soudan/

●大人の発達障害とは
　⇓　⇓　⇓
http://www.kaien-lab.com/aboutdd/definition/

●発達障害者支援センター・一覧
　⇓　⇓　⇓
http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%9B%B8%E8%AB%87%E7%AA%93%E5%8F%A3%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1/#_928
※リンク先ではお住まいの都道府県、または相談したいセンターがある都道府県をクリック検索していただく必要があります。

●ドメスティックバイオレンスとは？
　⇓　⇓　⇓
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/dv/index.html

●配偶者、男女間からの暴力被害者支援情報、相談機関一覧
　⇓　⇓　⇓
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/index.html