• もっと見る

« 「団体のジリツを支援する」NPO/CB支援事業 | Main | 東北支援活動»
「兵庫県版NPO設立・運営の手引書」改訂ブロジェクト [2011年10月22日(Sat)]

兵庫県では、国がすすめる「新しい公共支援事業(兵庫県では地域づくり支援事業と言うネーミング)」が、9月からスタートしています。
当法人は、この事業を活用して、NPO法人を設立したり、運営する際に、多くの方々が教本として利用している「兵庫県版NPO法人設立・運営の手引書」を行政だけで作るのではなく、行政とNPO法人が協働して改訂することを企画提案し、採択されました。

昨日、その第1回目の意見交換会を開催しました。
他府県では、例えば「京都NPOセンター」「広島NPOセンター」「ふくおかNPOセンター」と言ったように県の名前を冠したNPOサポートセンターが、全県一区的に、一県に一つ存在するヶーズが多いのですが、兵庫県は、県内にいわゆるサポート機能を有したサポートセンター(中間支援と呼ぶ)が22団体(NPO法人21法人+1基礎自治体)点在していています。このことは、地域の諸課題に対応したサポートができていると言った強みがある一方で、今回のような制度改正があった時の対応に対する足並みが揃いにくいと言う弱みもあります。
今回、当法人では、手引書の改訂版を作ることをツールとして、兵庫県内の中間支援組織の連携強化と議論の場づくり、しいては中間支援全体のクオリティアップを目指す取り組みをして行きたいと考えています。昨日は、この22団体中18団体と兵庫県、神戸市とで議論を重ねました。
実際、この22団体が一堂に会するのは、おそらく初めてですし、従来、行政だけで作成していた手引書をNPOと協働して作ろうと言う取り組みになったことは、ある意味では、昨日は歴史的な一日だった(少しオーバーかな)と思っています。

議論してみて、改めて様々な課題があることが見えてきましたが、この歴史的なターニングポイントを企画できたこと、それが動き出したこと、そしてこの瞬間にその場にいたこと、当法人にとっては、感動的な一日でした。

理事長 田中 茂
講師業 [2011年05月23日(Mon)]

シーズ加古川の李です。
5月14日土曜日、NPO法人の会計セミナーが兵庫県西宮市で開催され、講師として話をさせていただいた。
会場は阪急・西宮北口から徒歩約3分の「西宮市市民交流センター」。
1年半前までは、神戸市東灘区に在住し、子どもの塾が西宮北口であったため、自分のフィールドに戻った気分。かつて通ったうどん屋さんで、久しぶりに昼食を。食後のコーヒーはかつてのスターバックスを節約し、缶コーヒーに。
「生きがいしごとサポートセンター阪神南」と同センター「阪神北」の共同主催で開催された今回のセミナーには社会福祉関連の法人を中心に7名の方がご参加いただき、お手伝いいただいた「生きがいしごとサポートセンター」スタッフ5名を含め、12名に聞いていただきました。有難うございました。
「新会計基準で決算書を作ろう」というタイトルで午後1時から4時半まで、休憩をはさんでの3時間の講義で、参加者としては昼過ぎの眠気を払いながらの受講ではなかったかと推察。よく我慢されました。
「・・・決算書を作ろう」というには総会の時期に差しかかり、もう少し早ければ・・・と言い訳に。
昨年の7月、NPO法人独自の会計基準が「NPO法人会計基準協議会」から公表され、今回のセミナーは普及の意味を含めたもの、と自分なりに使命感を感じながら解説。
「理解していただき、使っていただくことが目的」と考え、なるべく納得を積み上げた分かりやすいセミナー内容を心がけたが、まだまだ・・・。
NPO法人を取巻く状況から入り、「背景が分かれば会計基準の考え方が分かる」とサブタイトルを付けて、会計基準の背景と趣旨を説明。次に「ポイントは5点だけ!ここさえ押さえれば大丈夫」と題し、変更点とポイントの説明。タイトルで「分かりやすさ」をアピールしたが、内容が伴ったかどうか。
休憩をはさんだ第2部では、基礎的なところに一歩戻り、会計のしくみから「収支計算書」と「活動計算書」を比較対照し、新会計基準を理解していただいた上で、確認テストを実施。さすがにテストと聞いて、目が覚めた人も。それなりの効果があったようです。
今回は直前まで、資料やパワーポイント画面の作成に時間を取り、プレゼンのリハーサルに時間があまり取れなかった。
ただ、説明用のパワーポイントの画面が気がつけば50枚を超え、自分で作成した独自資料も徐々に増加。もう少し頑張ると、「分かる!!NPO法人会計基準」といった本が書けるかもしれない、という妄想に陥りそうです。