起業に向けて動き出した挑戦者たち@ [2011年09月09日(Fri)]
支援対象者を決定する二次選考会から、約1ヶ月。
本年度採択された5人は、それぞれ異なる課題を抱えながらも、 起業とその先にある社会に向けて動き出しています。 このブログでも、5人の動きを逐次レポートしていきますので、 伴奏者の1人になった気分でご覧ください。 今回取り上げるのは、宮城県仙台市の鈴木久一郎さんです。 (手前が鈴木さん、奥はメンターの庄司和弘さん) 鈴木さんは、元養護学校の教員。 退職後、発達障害をもつ子どもと保護者のために、 TEACCHという支援プログラムをもちいたサポートを提供しています。 特に鈴木さんがターゲットとしているのは、知的障害を伴う発達障害の 子どもたちです。 既存の施設では十分にケアできていない現状に問題意識をもって、 自らそのサポートを行なおうとしています。 ただ、元教員ということもあり、ビジネスの視点は弱いというのが、 鈴木さんの自己認識。 収支計画の立て方、プロモーションの方法など、具体的な事業運営に ついてメンターからのアドバイスを受けています。 実は鈴木さん、前年度も応募されて書類選考を通過されたのですが、 その後海外研修の都合でやむなく辞退されたという経緯があります。 今年度、再び挑戦し、採択へ。 1年越しの支援となりましたが、鈴木さんの執念を感じます。 これから乗り越えるべき課題もすくなくありませんが、 立ち上げ数ヶ月で、すでにお客さんがついているとのこと。 今後の展開が期待されます。 |