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地域に暮らす私たちが、地域資源の魅力に気づき、
楽しく活用するしくみづくり

2023年11月26日

11月の里山体験イベント

11月25日、
「11月の里山体験イベント」、開催しました。
スタッフ・芽依ちゃん企画・第6弾。今年最後のイベントです。
そんな今年最後のイベントが、今年最初の雪に見事にぶつかりまして・・・
男子スタッフは朝から想定外の雪かきでのバタバタスタート。

初雪は天気予報通りではありましたが、
まさかこんなに降り積もるとは。

でも、こんな悪天候の中で、午前中から,
10人以上の参加者の皆さんが集まってくれました。
足下悪い中、感謝です。

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午前中の大豆、小豆しごと体験メニューがハウス内で大正解でした。

ハウス内は,稲藁も収納している時期でぎゅうぎゅうでしたが、
これはこれで、妙なアットホーム感のある空間で
おしゃべりしながらの小豆脱粒手作業はいい時間でした。

焚火を囲むと、話しやすい時間が出来るというように、
この手作業をするという時間も、
何故か話しやすくなるのは、
何か共通する条件があるんでしょうか、ね。


もう一つの豆メニューは,大豆の脱穀。
こちらは手作業ではなく、足踏み脱穀機を使います。

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最初は,片足でバーをリズムよく踏み込むこつをつかむまで
少し戸惑いますが、
やっているうちにどんどん慣れてきて、
じばらくすると、軽快な音が響いてくるようになります。

日本の昔ながらの道具って
どれもスタイリッシュでいて、
作業音が優しい感じがしてとても好きなのです。
金属系の工業音とは、全く違うトーンで。
みなさん、順番に体験してどんな感触をもたれたでしょうか。

午前中の作業体験の「おまけ」はポップコーンの脱粒。
体験メニュー最年少参加者のS君がすっかりはまって、
あっという間に「ポップコーンインストラクター」に成長。

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次々に参加者の皆さんに,こつを伝授している姿が可愛くて可愛くて。
そして、びっくりするほど上手な説明だったのでありました!
見習わなくてはいかん。

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作業終了後には、
優命園5人の里山ミニマルシェも開催。
今回は朝から里小屋にて、ばっちり準備してのマルシェに出来まして、
参加者の皆さんには5人の様々な生産物をたくさん購入していただきました。
これは、来年も進化させていきたいな。
超ミニミニだけど、
ストーリーを見せられるフィールドなので
多分、もっともっと面白く出来そうな気がします。

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そしてランチタイムは、

鶏とキノコ汁
わらび入りのおこわおにぎり
人参と葉入りのかき揚げ
卵かけ新米ご飯
大根の漬物
ふかし熱々熱々じゃがいもに自家製マヨネーズ
芽依ちゃんメニューのよもぎ茶

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農場とりたての素材を
朝から仕込んだ里山かあちゃんの全力投球です。

冬の始まりを告げるような日に、
温かいメニューがそろえられてとても良かった。

なんだか長くなってきたので、午後は続編で。



   by 里山おやじ



2023年11月22日

2023・サシバたんぼプロジェクト・8

2023年・サシバ米販売スタートしました。
堆肥作りから,丸々1年かけて、全力で米作りにかけた日々の結晶です。

特に、不作だった昨年のリベンジに燃える稲作担当農場長の
奮闘ぶりは半端ないモノでありました。


おかげさまで質、量ともにはじめて納得のいく出来映えになりました。
ここ3年は、有機栽培の先進農家の方々の教えに導いていただき、
やっと、このレベルまでたどり着いた感じです。

まだまだ課題は山積みだし、
来年以降、この調子で行ける保証もない世界ですが、
土壌や生育過程の稲の診断力が少しずつ培われてきたので、
確かな手応えもつかめて来ました。

以下、注文用のチラシからの抜粋になります。
ご興味ある方、0197−36−3292まで、お気軽にご連絡下さい。


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【無農薬無化学肥料】
土壌・堆肥分析をしながら、発酵技術を土台にした徹底した土壌作りをしています。豊富な根、厚い葉、硬い茎と籾を持つ力強い稲を育てることで、農薬(殺菌剤、殺虫剤)に頼らず、「稲が自分自身を守れる米作り」を目標に、有機栽培を探求し続けています。
 害草対策はまだまだ課題ですが、除草剤を使わずに、手押し除草機を使って、ひたすらたんぼの中を歩いて害草を水に浮かせます。


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【発酵栽培】
酵母、乳酸菌発酵させた餌を毎日食べている鶏の糞と、籾殻やおがくず、酵母、乳酸菌を混ぜて温度に気を遣いながら丁寧に発酵堆肥を作ります。
さらに、春先には梅や桑から自家培養している酵母、乳酸液も直接田んぼ投入して、代掻きをします。微生物の力を思い切り活用して、有機物を分解してもらい、その吸収しやすい炭水化物を稲に食べてもらいます。

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【天日干し】
 稲刈り後は里山に降り注ぐありがたい日光も存分に活用します。稲刈り前に畔に設置した杭にほんにょと呼ばれる干し方で稲を干し、水分が15〜16%台になるまで時間をかけてじっくり、ゆっくり穂を乾かしてから脱穀します。籾で貯蔵して、毎月のお届け前に籾摺り、精米しています。

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【共生型農業】
里山たんぼが育てている多様な周辺生き物たちには、常に大切な命の仲間としてのまなざしを持ち続け、共生できる命達との結びつきを大事にしています。それはお米や通信、イベントをを通していつも皆さんと共有していきたいと思っています。サシバ米の名前は、里山たんぼにやってくる渡り鳥・サシバからとりました。


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【年間予約特典】
年内に年間予約いただいたお客様には、オリジナルしめ飾りをプレゼント。
一年食べていくお米の稲わらで作ったしめ飾りで新しい年を迎えませんか。

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   玄米     白米
10s   8,000円  8,500円
5s   4,100円  4,400円
3s   2,600円  2,800円

ご注文、お問い合わせは、0197−36−3292まで、お気軽に。



  

2023年11月11日

11月の里山体験イベント

今年最後となるであろう里山体験イベントのお知らせです!
今回は各プログラム、お好きなものを選んで
組み合わせていただくスタイルにしてみました
感謝の気持ちを込めて小さなマルシェもひらきます🥰
晩秋の里山でお待ちしております枯れ葉枯れ葉
-------------
岩手うたがき優命園&里森屋
11月の里山体験
大丸1︎開催日時
2023年11月25日(土) 9:00〜15:30ごろ
※午前の部 8:45受付開始
※午後の部 12:45受付開始
大丸1︎開催場所
うたがき優命園
(奥州市江刺広瀬字松館89番地)
大丸1︎対象・定員
子どもから大人まで
各プログラムいずれも先着10名
大丸1︎内容
〈午前の部〉
農しごと体験〜さとやまの冬支度〜
当日のお天気にもよりますが、前回収穫した大豆の脱穀、小豆の脱粒を予定しています。大豆の脱穀は足踏み脱穀機という昔からの道具を使います。里山ランチ付きおにぎり
〈午後の部 Aコース〉
稲藁のワークショップ〜しめ飾り作り〜
まだ少し早いかもですが、自分の手でお正月飾りこしらえましょ。里山かぁちゃん可奈さんとおしゃべりしながらほっこり手仕事時間です。
〈午後の部 Bコース〉
さとやまを歩く〜農場さんぽ&農場見学〜
里山の"秋のはじまりと冬のおわり"をのんびり歩きながら、冬支度をはじめる生き物たち、私たちの日々の暮らしや農しごと、日々探究している作物の栽培方法などをご紹介します。
※午後の部はAコース、Bコース、どちらかをお選びください
大丸1︎参加費
〈さとやまの冬支度〉
小学生〜高校生:500円/名
大学生以上:1,000円/名
幼児:無料
〈Aコース・しめ飾り作り〉
3,000円/個
〈Bコース・農場さんぽ&農場見学〉
小学生〜高校生:500円/名
大学生以上:1,000円/名
幼児:無料
大丸1︎おおまかなスケジュール
09:00 さとやまの冬支度
11:00 里山マルシェ、ランチ
13:00 しめ飾り作り(Aコース)
     or
13:00 農場さんぽ&農場見学(Bコース)
15:00 里山マルシェ
大丸1︎マルシェについて
駐車場の関係で、各プログラムにお申し込みいただいた方向けとなります。マルシェのみのご参加はご遠慮いただきますようお願いします。
大丸1︎服装・持ち物
〈さとやまの冬支度〉
動きやすく汚れてもよい服、丈の長い靴下、長靴、帽子、軍手、レインウエア上下(雨天時)、防寒着、マイコップ・マイカトラリー(お箸やフォークなど)、タオル、水分補給用の飲み物、そのほかご自身で必要だと思うもの
〈Aコース・しめ飾り作り〉
防寒着、ハサミ、水分補給用の飲み物、そのほかご自身で必要だと思うもの
〈Bコース・農場さんぽ&農場〉
動きやすく汚れてもよい服、丈の長い靴下、長靴、帽子、手袋、レインウエア上下(雨天時)、防寒着、タオル、水分補給用の飲み物、そのほかご自身で必要だと思うもの
大丸1︎申込方法
以下の「里山体験参加申込フォーム」からお申し込みください。
https://docs.google.com/.../1FAIpQLSca42Jn039Sz0.../viewform
大丸1︎申込締め切り
2023年11月22日(水)
※定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます
大丸1︎ご確認事項
・発熱など体調がすぐれない方は、恐れ入りますが参加をご遠慮ください。
・家畜伝染病予防のため、開催2週間以内に他の養鶏場へ出入りされた方は参加をご遠慮ください。
・当農園には水道がありませんので、水道水が必要な方はご持参ください。
・動物(盲導犬、介助犬を除く)およびペットの持ち込み、同伴はご遠慮ください。
・小雨決行ですが、荒天の場合は中止のご連絡を差し上げます。または、内容を変えて開催する場合がございます。
●お問い合わせ先
うたがき優命園 090-6228-3016
(受付時間 9:00〜17:00)

2023年11月04日

2023・サシバたんぼプロジェクト・7

雨が多くて、天日干しの稲穂がなかなか乾かず、
実に稲刈り後1ヶ月かかって、やっとやっと脱穀完了。
新米販売スタートしました。

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質、量共に過去最高!
この4年間、有機栽培稲作について
1から勉強、実践、観察、記録、仮説を繰り返した成果が
やっと形として少し現れてきました。


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昨年の不作、悔しい思いを吹き飛ばし、
じんわりと喜びがにじみ出てくるような秋を迎えています。
と、同時に、まだ超えられていないハードルも実感。
目指すべき稲の姿や数量も明確に見えてきました。


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努力する方向が定まったので、
あとは実践有るのみ。
早くも、来年の米作りに向けて、
高いモチベーションをもって、
堆肥作り、堆肥散布スタートしてます。


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なんか、甲子園から帰ってきたチームが、
満足しつつも、課題も突きつけられて、
翌日から来年の甲子園出場目指して練習始める・・・って、
そんな気分かな。(あ、甲子園出たことないけど。)

   by 里山おやじ



2023年10月27日

らんらん号、出動準備

10月29日は,うたがき優命園として、
北上市・詩歌の森で開催される町分マルシェに出店。

で、今年初のらんらん号出動予定。

それに合わせまして、柿渋でお化粧直しをいたしまして、

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かあちゃんは、商品展示のシミュレーションも入念に。
何しろ、今回は販売商品のメニューも増えました。

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そして、実際に試運転。
実は、一番道が悪いのが里山の砂利道なので、
ここがスムーズならば大丈夫。

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よっしゃ、問題なし。

最後の町分マルシェということで、
優命園の女子3人、気合い入れて出店致しますので、
みなさん、どうぞ、
里山発/手作り移動販売者「らんらん号」出店を見に来て下さい。
 
   by 里山おやじ




2023年10月22日

秋の里山イベント報告

芽依ちゃん企画・第5弾「秋の里山イベント」開催しました。

午前は、豆の収穫作業。
最初は、大豆。

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毎年、あまりうまく作れなくて課題の作物・・・
今年こそ、とかなり気合いを入れて
色々試行錯誤してみまして、
途中までは素晴らしい出来だったんですが・・・
酷暑だった夏の構音障害でしょうか。
不稔も多く、病気も多発・・・
みすぼらしい姿の大豆収穫体験になってしまいました。泣
茎は立派なんだけど、実がねえ・・・。

でも、これは夏の酷暑と果敢に戦った愛おしい姿でもあり、
そんな大豆達をみんなでせっせと収穫しました。


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続いては、小豆。
こちらは、一気に登熟してくれない気ままな性格の作物。
読んで字の如く、「こまめ」に何度も収穫が必要です。
今日は、3回目の収穫。
そこを皆さんと一緒に、地道な手作業しました。
一つ一つのさやを色で収穫期を見分けて摘み取って
収穫籠に集めます。
こちらはまずまずの出来でしょうか。
お疲れ様でした。

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豆の収穫という農作業が終わって、
あずまやへの帰り道にヨモギの収穫。
これは、午後の足湯体験の材料になるのです。

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あずまやに着いてからは、
久々に愛農かまどの活躍。
ここは、火の達人・里山かあちゃんの出番。
かまどの作りや使い方をミニレクチャーしました。

(世界の石油情勢の中で、
エネルギー弱大国日本は一体どうなってしまうのか・・・
かまどや薪ストーブを見直す時代が本当に来そうな気がします。)

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そんなかまどを使ってのお昼ご飯。
鶏だし汁の全粒粉すいとんを作りました。

不作の豆類と違って、
具材の小麦、大根、ニンジン、ハクサイは、どれも大豊作。
最っ高にうまい自慢の一品になりました!

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さらにこの日は、ヌカ釜も久々の稼働。
里山かあちゃんから火の技を学ぶ芽依ちゃんらしい企画で、
今回は、これまた自家製小麦全粒粉のパンケーキを焼きました。


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焼き立てのパンケーキと、熱々のすいとん。
この日のテーマ・麦を主役にしたランチメニューにしました。

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美味しい「麦」をたっぷり食べて、午後のワークショップは・・・
麦の藁を使ったストロースターづくり。
食とワークショップの関連付けは、
里山イベントで大事にしている流れでもあります。

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麦藁ワークショップの技もまた、
里山かあちゃんから少しずつ伝授されて、
この日は芽依ちゃんの講師デビュー戦となりました。


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新人講師のもと、小かけてかけて出来上がった作品はこの通り。
好きな場所に飾っていただけたら嬉しいです。
国産麦藁のストロースターはきっと珍しいし、ね。


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この日は、一気に気温が下がってきたのですが、
丁度良いことに、最後のメニューが「ヨモギ足湯」。
午前中にとってきたヨモギの生葉を煮出して足湯を、
めいめい好きな場所で。

農家女子・諭季ちゃんの手作りスイーツ
(今回は、今年穫れた2種類の小麦を使って、
それぞれを食べ比べられる2種類のクッキー)
で、ここでもまた小麦を感じてもらいました。

里山の風景の中で、
効能豊かなヨモギの足湯につかって、
ヨモギ茶を飲みながら、ゆったり、まったりのリトリート時間を
たっぷりとそれぞれに満喫してもらえたのではないかな。

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最後に、ごくごく小さなマルシェも開催。
これも初企画。
今日体験したヨモギ入浴剤や
ヨモギ茶、小麦のクッキーなどたくさん買っていただきました。

この日の企画メニューは全部で8つ!
「本当に盛りだくさんだった!」と、言っていただきました。

派手で大きなイベントではありませんが、
どのメニューも里山の農的日常生活の積み重ねから生まれたイベント。

「ここならでは」を大事に、日々、ここでの暮らしを学ぶ芽依ちゃんが、
その感性で丁寧に企画したイベントです。

次回は、11月25日。今年最後になりますので、どうぞ、お楽しみに。

    by 里山おやじ










2023年10月20日

秋のモニタリング調査

稲刈り以降、お天気が悪い日が多くて、
なかなか、ほんにょの稲穂が乾いてくれません。

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水分計で測りながら、16%台になったところから
脱穀をしているのですが、
稲刈り御、1ヶ月経っても未だに終わらず・・・です。

そんな中で、
自然保護協会の方々と今年最後のモニタリングを迎えてしまったので、
今回は、脱穀作業をしながらの調査参加で、
全員はフルにはご一緒できませんでした。
ア~、もったいない。


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でも、前回参加できなかった研修生の芽依ちゃんが
がっつり密着できたので、後でじっくり共有します。

1日目のテーマは、陸地のチョウチョやトンボ。

草原のチョウが減少する状況で、
たとえば農家が維持しているまきばが、
生物多様性にどれだけ貢献できているものなのか、
それを可視化する事を目指していきたいと思っています。

今、この、羊たちのまきば作りは大きな課題。


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2日目は、水性の動植物。
こちらは回を重ねるごとに、だいぶ見えてきました。
里山で、人が営む米作りと生き物の関係、
これを消費者と共有できるCSAという形を、
今後、一つの着地点として作っていくつもりです。

これで、今年の調査はひとまず終了。
これからデータをまとめていただけるので、
その報告が何より楽しみ。

そして、できることなら
一過性ではなく、この活動を継続して、
農村に一つの道しるべを残していきたいと、
思っておりまする。

あ~あ~、いつの日か、だれかがこの道を〜! 、と
そんな気持ちなのです。

    by (中・高生の頃、谷村新司さんをよく聴いていて、
        今、改めて「昴」を聴いて合掌する)里山おやじ  





2023年10月17日

10月の里山体験会

研修1年目・芽依ちゃんの里山企画、第5弾。
今回は、麦や豆、ヨモギなどをテーマに。
回を重ねるごとに、
中身の幅が広がってきている。
それは、そのまま、
芽依ちゃんのここでの学びの幅なのだということ、だね。
里山暮らしの知恵と技、
ひとからひとへ、手から手へ、
確実に伝えていく小さなイベントを
丁寧に、丁寧に、作っていこう。

今月の里山体験は
10/22(日)開催です!
皆さんのご参加
秋深まる里山でお待ちしておりますきらきら
--------------------
岩手うたがき優命園 ✕ 里森屋
10月の里山体験
●開催日時
2023年10月22日(日) 9:00〜15:00ごろ
※8:45受付開始
※解散時間はやや前後する場合がございます
●開催場所
うたがき優命園(奥州市江刺広瀬字松館89番地)
https://goo.gl/maps/upr8qfWPDAoZWqxz8
●内容
〈大豆、小豆の収穫体験〉
6月に種まきをし収穫期を迎えた大豆と小豆。

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大豆は株ごと引き抜き 小豆はサヤを一つ一つ手で摘みとります。秋深まる里山の風景に溶け込みながら 私たちと一緒に農しごとしてみませんか?
〈全粒粉が主役の里山ランチ&里山お茶会〉
農菓女子ゆきちゃんが丁寧に育てた小麦。

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今年収穫した新小麦を ランチでもお茶会でも 全粒粉で贅沢に味わえます!
〈ストロースターづくり〉
100%里山産の麦わらを使って ほっこりかわいい星形☆のオーナメントを作ります。
色んなパターンや難易度があるので 初めての方やお子さんでものんびり楽しめますよにこにこ
〈よもぎ足湯〉
朝夕だけでなく日中も肌寒さや冷えを感じる今日この頃… どんどん寒くなるこれからにぴったりなよもぎ入浴剤を足湯で体験いただけます。
万能すぎるよもぎで身体も心もぽかぽかににこにこ
※イベント終了後には よもぎのお茶と入浴剤の販売時間もございます!
●対象・定員
子どもから大人まで 先着10名
●参加費 !︎参加費を訂正、更新しました平謝り🏻‍♀️
大人:3,000円/名
小学生〜高校生: 2,000円/名
未就学児:無料
※参加されるお子さん(小学生〜高校生)で ランチを親御さん分とシェアする場合 お子さんの参加費は1,000円/名 ランチ少なめですと1,500円/名となります
●服装・持ち物
動きやすく汚れてもよい服、丈の長い靴下、長靴、帽子、軍手、レインウエア上下(雨天時)、防寒着、マイコップ・マイカトラリー(お箸やフォークなど)、タオル(足湯後に足を拭く用)、水分補給用の飲み物、そのほかご自身で必要だと思うもの
●お申込方法
以下の申込フォームからお申込ください
https://forms.gle/sgGbJh9n8phK4GaC8
●申込締め切り
2023年10月19日(木)
※定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます
●ご確認事項
・発熱など体調がすぐれない方は、恐れ入りますが参加をご遠慮ください。
・家畜伝染病予防のため、開催2週間以内に他の養鶏場へ出入りされた方は参加をご遠慮ください。
・当農園には水道がありませんので、水道水が必要な方はご持参ください。
・動物(盲導犬、介助犬を除く)およびペットの持ち込み、同伴はご遠慮ください。
・お子さんも参加される場合、お食事、お菓子の有無をお知らせください。
・小雨決行ですが、荒天の場合は中止のご連絡を差し上げます。または、内容を変えて開催する場合があります。
●お問い合わせ先
うたがき優命園 090-6228-3016
(受付時間 9:00〜17:00)

2023年09月29日

秋の里山イベント

9月24日、稲刈り最中でしたが、
秋の里山イベント・稲刈り体験会を開催しました。

突抜けるような
雲一つない秋晴れの中、
実に気持ちよい最っ高の稲刈り日和でありました。

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春のイベントで手植えした餅米のたんぼ。
秋の収穫もここだけは毎年、機械を使いません。

いざというときに、石油や機械に頼らぬ手作業も
身体にしみこませておくことは意味のあることです。

(余談ですけど、
アメリカドルで石油の決済をしないBricsグループが
最初の4ヵ国からどんどん増えてきました。
我が国最大のアキレス腱・石油が、
そう遠くない未来にさらに大きく高騰する可能性もある
大変な時代に突入してきたな、と感じておりまする。)

ゆえに、
今日だけは、
どんなに時間が掛かろうと、
どんなに腰が痛くなろうと、
断じて手刈り手刈りなのでありまする!

まあ、たったの3アールですから、ね。笑


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とはいえ・・・たかが3アール、されど3アール、
参加者、スタッフ総勢七名、
黙々と、黙々と、2時間刈り続けて、
ようやっと刈り終わったのでした。
バインダーを使えば、1人で1時間もかかりません。

(これだけでも今の農業が、どれだけ石油に頼っているかを実感。)

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お次は、ほんにょ(穂仁王)がけでありますが、
昨年習得した「ねじりほんにょ」に挑戦。

スタッフは前日に密かに復習をかねて練習してたんでありますが、
これが難しい。
一年経って、覚えてはいたけど、
美しく積み上げるには、まだまだ修行が必要で、難しい。
一応、農場長が基本的なやりかたの説明はしてみてスタート。

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で、これが完成形。
どうかな、ギリギリ「ねじりほんにょ」になったかな?
無形文化財は、1日にしてならず。
毎年修行していきましょう。

あ〜、いい汗かきました!

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お昼は、もちろん餅米で、Yちゃん手作りのお餅御膳!
田んぼの畦に腰掛けて、
刈り取った田んぼを見ながら、満喫、満腹。。


午後は、田んぼからの帰り道コースにて、農場見学。

優命園で取り入れているいくつかの栽培技術を説明しながら、
秋晴れのお散歩をかねて、
ハクサイ、カブ、カボチャ、小豆、大豆、ニンジン、大根・・・
今年は、これまで続けてきた有機栽培の中でも、
堆肥製造技術の向上で、どれもまずまずの出来です。
さらに、クリアマルチを使った太陽熱処理がうまくできた畑は、
土の深さが1m以上にもなりまして、
今、育っている根ものたちの生育が楽しみです。

そして最後は、Mちゃんがお世話しているキッチンガーデン。
これまた、通称・垂直栽培がうまくいって、
夏野菜が未だに元気いっぱい。
ナス、ピーマン、オクラなど、
2M近くまで元気に伸びて豊作です。
こちらは、植物ホルモンを活かした栽培方法で、
これまた、なかなかに奥深いものがあります。

まあ、そんなこんなで、
今回は生き物観察会は無しで、
午前午後共に、目一杯「農業漬け」の里山体験会でありました。

たまには、こんなイベントも良いものです。
とにかくお天気が最高でしたので、
毎日こんな日が続けば良いなあ、
と思える、素晴らしい稲刈り体験会でありました。

   by 里山おやじ

2023年09月21日

2023・サシバたんぼプロジェクト・6

31回目の稲刈りは、過去最も早いスタート・・・
は、いいんだけど、過去最もくそ暑いスタート。
9月中旬の岩手だというのに、気温33度!!!
気温だけでなく、湿度が猛烈に高くて、超汗だく。
とにかく作業する身体がきつい。

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米自体の出来は、田んぼによってバラバラだけど、
不作だった昨年に比べれば、まずまずの合格点かなあ。
シカの獣害からも守れたし、
カメムシの被害もほとんどない美しい穂が
綺麗に垂れそろってくれたその風景が何より嬉しい。

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思い描いている理想の根っこの生育姿には、
まだまだほど遠いし、抑草もヒエ以外は課題山積み。

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それでも、
それに向かってやるべき事は見えてきたし、
それに向かって歩けている実感もある。
そして何より、次世代の若者達と
一緒になって課題に立ち向かっている
この挑戦のプロセスこそがきっと人生の宝物の時間。

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次はここから、
新しいCSAを生み出したいんだなあ。
CSAというのは、
コミュニティサポーティッドアグリカルチャーの略で、
直訳すると、(コミュニティが支える農業)なんだけど、
逆に(農業が支えるコミュニティ)という面も持ち合わせた
そんな緩やかなコミュニティを構想中なんだよね。
若い頃、何度も構想しては諦めたこのCSA。


自分も年を重ねたし、
次世代メンバーがそろってきた今なら、
なんか出来そうな気がしてきておりまする。
さて、そんな妄想をわくわく膨らませながら、
稲刈り後半戦、がんばろー。

    by 里山おやじ