地域に暮らす私たちが、地域資源の魅力に気づき、
楽しく活用するしくみづくり |
うたがき優命園は、この春から、
明確に「半農半Xのシェアファームコミュニティ」
というキーワードを胸に農場を運営していきます。
こういう形を初めから意図していたわけではなく、
農的暮らしをベースに自分の夢やビジョンを持つ若者達が集まってきたからこそ、
生まれてきたキーワードであり、運営形態の構想です。
私たち夫婦に若者3人、あわせて5人の小さなコミュニティですが、
大規模化できない里山のサイズには丁度良いし、
5人それぞれの個別の価値観や得意分野をフルに活かして、
この里山の地で様々なオリジナリティに溢れた価値を
生み出し続けていきたいと思います。
「半農半X」は、最近実によく聞くようになりました。
これは、塩見直紀さんという方が作られた言葉ですが、
優命園の場合、この「農」は、決して農業ではなく、
自給ベースの農的暮らしの「農」です。
この部分を5人の共働で行い、
お金をあまり掛けずに豊かに暮らす基盤を作ります。
その上で、それぞれがそれぞれのこだわりを持って、
Xの部分で、鶏卵や米、小麦、梅、桑の栽培やお菓子やヨモギ茶製造、
そしてイベント開催などなど・・・で収益生産をしていきます。
鹿や熊の獣害対策として大きく一q近く囲った電気柵内の農場を、
モザイク状に分け合って利用しながら
それぞれの担当作物や動物たちを育てていく、
そんなスタイルをシェアファームと表現してみました。
新しいスタイルの挑戦には試行錯誤がつきもの。
これからも大波小波様々乗り越えなければならない課題が
現れてくることでしょう。
それも覚悟の上で、
新しい時代にふさわしい新しいコミュニティのあり方を
コツコツと模索していこうと思っています。
by 里山おやじ