今回は本当に久しぶりに優命園の農場見学がメイン。
ちびっ子もたくさん来てくれました。
観察会は森へは入らずに、農場の樹木を中心に。
梅、プルーン、クルミ、柿など、
いま優命園で取り組み始めた切り上げ剪定という、
従来の方法とはかなり変わった剪定を紹介しながら歩きました。
(常識的な剪定をされている方にとっては、
とても受け入れがたいと思いますが・・・これも実験です。)
田んぼでは、やっぱり大人気の合鴨君たち。
今日は子供たちにおとなしく抱っこまでされちゃいました。
ほぼ毎日、脱走を繰り返して手こずらせているというのに、
なんという外面の良さでしょう。
飼い主に似たんでありましょうか。
ところで、写真こそ撮れませんでしたが、
このタイミングでサシバが止まり木に止まっているのを
今年初めて見たのであります。
合鴨君たちと大騒ぎしてたので、すぐに飛んで行ってしまいましたが、
春からスタートしたサシバたんぼプロジェクトが、
ちょっと報われた気がして、とても感激です。
田んぼから帰って来てからは、いのち森に直行。
この年代の子供たちには、ペーターパークはパラダイスだ。
ツリーハウスからはいつものパチンコ的当て。
たっぷり遊んで、汗もかいて、あずまやへ。
見学してきた梅や柿の利活用を込めた軽食タイムです。
メニューは、
・梅ジュース
・梅サイダー
・柿の葉茶
・梅おにぎり
・柿酢のがんづき
そして、この日は、「えっ、こんなもん食えるの?」
と、題しまして、2種類の雑草の試食もしました。
田んぼからは強害草のコナギ。(お浸しを柿酢醤油で。)
畑からは鶏が好んで食べるアオビユ。(ナムルで。)
どちらも大変好評でした。
ほんとに普通に美味しい、まるっきり野菜レベルなのです。
ただし、コナギの場合は、洗ったり、根っこ取ったり、結構下処理大変ですが。
それにしても里山の田んぼは豊かです。
コメを育むだけでなく、
サシバを呼び、
合鴨が育ち、
子どもたちがはしゃぎ、
雑草も楽しめる。
労働生産性が低いから、
コストパフォーマンスが悪いから、
どんどん日本中の地域から激減していますが、
お金だけでは測れない、お金には測れない多様な価値があるのです。
選挙間近、その価値を深く理解して守る力のある政治家を
心の底から望んでいます。
by 里山おやじ