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2024年02月19日

果樹剪定

果樹剪定の季節。
いつもは、雪の中で、足指が冷たくかじかんで辛いときもあるのですが、
今年は全くそんな心配なし。
まるで、関東地方の冬です。

年末、植物ホルモンの講習会に福島まで行ってきて、
多くのことを学んで、早速実践。


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少しずつ、植物ホルモンの流れと剪定の関係性に関して、
知見が深まってきました。

それをコミュニティとしての集合知として育てていきたいと思っています。


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剪定は奥が深くてどこまでも面白い。

どの枝を切るか、というたった一つの選択の中にも、
そこを切る事によるメリット、ディメリット、
切らない場合にも、切らないことによるメリットディメリットが必ずあります。

人生にも大小様々な選択、決断、岐路が常にありますが、
どっちの道を選んでも、必ずメリット、ディメリットがあるわけで、
この選択が絶対正しいとか、そんなことはないと思っているんで、
剪定は、なんか通じることろがあります。

   by 里山おやじ



2024年02月01日

高木伐倒

とても岩手とは思えない、まるで関東地方のような暖冬。
雪がない分、外仕事もはかどります。

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この冬は、15mを超えるほどのニセアカシアを5本伐倒。
これ、蜜源として植えたのは、27,8年前だったかな・・・。
ちょっと増えすぎてしまったので、薪用に伐採。

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(その頃、まだ生まれてなかった)農場長のロープワークは
かなり上達。このクラスの伐倒になると、
「万が一」が重大事故になるので、
全てロープを掛けて5人がかりで慎重に慎重に作業しました。

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それにしても、ここまで暖冬だと、
さすがに気味が悪い・・・。


   by 里山おやじ

2023年12月24日

給水管交換大工事

年末の慌ただしい中、
井戸の給水管大工事に追われてました。

自力で敷設してから、二十八年経過した井戸の給水管。
どこかの継ぎ手から僅かに空気が入ってしまうようになり、
蛇口からボコッ、ボコッと空気が出る症状が直らず、
思い切って大工事をして、
新しい給水管を新たなコースで引き直すことにしたのです。

 ところが工事は想定外のトラブル続き。
年末に何日も水が使えない苦労をしました。

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まずは、浅井戸からの吸水口を掘り出す際に、
井戸側の脇に埋めていた貯水タンクから地下水が噴出。
この水を逃がすために給水管とは別の溝を二十メートル以上掘る羽目に。

そして、せっかく掘った給水管の方の溝は、
ネットで注文した給水管が一週間以上届かない間に、
まさかの大雨で一部崩落。

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やっとその土を掘りあげると、今度は寒波襲来。
敷設した給水管をジョイントでつないだところで、給水管内が凍結。

熱湯を掛けても、ドライヤーで温めても溶けず、
四十メートルもの給水管を再び外して室内へ。

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管内の氷を溶かして、やっとつなぎ直せると思ったら、
室内まで運んでいる往復の間に、
特殊ジョイントのパッキンが落ちたらしく紛失。

ネットで注文し直しか、年内に届かないかも・・・。
と、焦っていたら、市内の水道パーツ屋さんで在庫が見つかり、急いで買い出しに。

ようやく、ようやく、新しい給水管をポンプまでつなぐことが出来ました。

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まったく、今回はトラブルの連鎖で、ドタバタの年末奮闘記でありました。


でも、まあ次世代の農場長とこのドタバタ工事の作業経験を共有できたので、
例えば、数十年後、又、給水管にトラブルが起きたときは、
今度は私がいなくても出来る事でしょう。
これも一つのバトンタッチです。

   by 里山おやじ


2023年11月29日

冬じまい

里山に雪の季節がやってきました。
まだ、根雪ではありませんが、
根雪になる前に、やりたい冬じまいがいくつかありまして…。
冬場の貴重な食料の保存もその一つ。

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大根、人参、カブなどの根菜類は、
収穫した物を選別して、質の良い物は長期保存のため、
キッチンガーデンに溝を掘って、藁を敷いて、埋めておきます。

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昨年くらいから、堆肥の技術が向上してきて、
これまでうまく出来なかった根菜類も、
ずいぶん良い物が穫れるようになってきました。

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猛烈な粘土質の酸性土壌にしては、
十分な出来映えです。

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これだけ穫れるようになってくると、
引っこ抜くのも一仕事、運ぶのも運搬車を使っての一仕事、
それを埋めるスペースを掘るのも一仕事。


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藁の上に一本、一本ていねいに並べて見ると、
なんだかとても良い風景に見えます。

4人がかりで約半日。
これで、チーム優命園5人分の根菜貯蔵完了。
安心して冬を迎えられます。

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こういう仕事は、
チームで役割分担して行うと、とても効率的で、楽しくて、感謝がわく。
もちろん、食料を確保できた安心感も手に入る。
端(はた)を楽(らく)にするから「はたらく」って誰かが言っていたけど、
端(はた)と競い合って、自分の時間を売り渡して、
稼いだ金で購入する食料とは、
同じ食べ物であっても、
やはり根本的に何かが,何もかも違う。

こういう「はたらく」を味わい尽くせる里山の小さな暮らしは、
何よりも贅沢なのダ、と思うのでありまする。

   by 里山おやじ


2023年08月28日

招かざる客

いつかやられるかも、
と思ってはいたんですが、
いざ、やられてみるとやっぱりショック。
熊のプーさんの破壊力とハチミツ愛は半端ない。

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とりあえず、無事だった群をビオトープに移動して
電気柵で囲いました。
これからは、ビーオトープト呼ぶことにします。

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当分は人間も出会い頭でプーさんと出会わぬように、
十分に注意しなきゃ。

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それにしても、次から次から日本ミツバチの分封群が、
農場にやってきます。ここ数年、本当に増えてきました。
これだけ増えている原因は何でしょうか。


   by 里山おやじ

2023年08月12日

井戸涸れ

多分、入植以来最高の猛暑の夏。

カラッカラの日照りが続き、

大豊作だった梅の天日干しは良く干せたし、

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羊たちの干し草も良く出来た。

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ところがここまで雨が無いと・・・

田んぼの水源の溜め池の水位が下がり続けて、
残りは満水の二割くらい。

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そして何より、
とうとう、人間用の井戸が涸れて、
家中の蛇口から水が出ない。
という、28年ぶりの緊急事態に。

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水道は、頼めば行政が引いてくれるものだと
思い込んでいた30年前の都会の無知な若者だった自分。

田舎はそんなに甘くない。

さらにこの奥州市は、
県内唯一、井戸掘り費用の補助金を出さない
というおまけ付きの運の悪さ。

当時、地元の井戸やさんに習った満州井戸と呼ばれる
浅井戸の掘り方を教わって、やっと自力で掘ったのが今の井戸。

思えば、素人が掘った井戸が、
28年良く涸れずに持ってくれたものだとも言える。

あ〜、しばらくはもらい水生活突入か。

と、思っていた矢先に、
知人が20リットルの飲み水を2つわざわざ届けてくれた。
ありがたさが身にしみる想い・・・。

恵みというか、救いの雨を待つばかり


   by 里山おやじ




2023年06月15日

6月


毎年6月は、嵐のような忙しさ。

桑や梅や小麦の収穫は、嬉しいことに今年はどれも豊作なだけに
収穫量が多くてなおのこと時間がかかる。
中でも、梅は、過去最高の出来。
これはこれで嬉しい悲鳴。

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そのために、干し草作り、大豆や小豆やひまわりの種まきは、
すっかり遅れてしまった。

それでも、決して油断してはならないのがこの時期の田の草取り。

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農場長は、毎日3キロ田んぼの中を田車を押して歩きます。
このトレーニング、どなたかアスリートがはやらせてくれないもんでしょうか。


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そして、そして、どんなに忙しい季節でも、
1年365日、決して手を抜いてはならないのが、鶏たちのお世話。

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朝早くから、発酵飼料を与えて、草を刻んでやり、水を飲ませます。
まあ、朝早い仕事ではありますが、
1日の始まりに元気な鶏たちから
エネルギーをもらえるいい時間でもありまする。

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卵取りは1日3回。
今年は産卵絶好調でありがたい限りです。


ア〜、6月は目の回る忙しさ。
あと二週間くらいですかなあ。
でも、この時期が1年で一番日が長いというのは、
自然の摂理はうまく出来ているもんだと、つくづく思いまする。

   by 里山おやじ

2023年05月17日

梅栽培奮闘記

春先の高温で花の時期が記録的に早まってしまった梅。
その後、実に8回もの霜にあたってしまい、
今年は、相当な被害になるのでは・・・と心配していたのですが・・・。

嬉しいことに、霜の被害は最小限ですみました。

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梅栽培は、道法スタイルという方法に大きなヒントをもらって、
徒長枝を活用した剪定方法を取り入れて、
試行錯誤しながら模索してきたのですが、
ここへ来てようやく光が見えてきた感じです。

特に、徒長枝の利用は、樹の高いところに実がなるので、
霜に強いというメリットが今年は生かされたのでしょう。

まるで、ぶどうの房のような鈴なりの枝も出来ています。

もちろん、全ての樹の枝がここまでなっているわけではないし、
こう薬病や黒星病も出ていますが、
葉の数が増やせた樹は3年前よりかなり元気が良いのが分かります。

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徒長枝に実をたくさん成らせると、
その重みで枝が大きくしなってこのままでは折れてしまうので、
それを支えるつっかえ棒が必要。

これはこれでちょっと手間ではありますが、
豊作の手応えを感じながらの作業なので、
いわば、とても嬉しい手間です。

そしてこのままいくと、記録的に早い収穫を迎えることになりそうで、
他の農作業とぶつかりまくりそうな気配。
どうなりますことやら・・・。
豊作への期待半分、忙しさの不安半分でありまする。

   by 里山おやじ


2023年01月28日

暴風被害

里山生活は、
時として様々な自然の猛威を受けます。

先日、夜中一晩中吹き荒れた暴風で、
久久に手痛い被害を受けました。

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年末から建て替え工事を始めていた新しい鶏舎が、
順調に完成間近だったんでありますが・・・

この暴風で無残にも、
貼り終えたばかりの屋根を吹き飛ばされ、
柱まで基礎から引っこ抜かれて大破してしまいました。

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あまりの被害に言葉を失ってしまいましたが、
落胆している暇もなく、
翌日から即、再建工事を開始。

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けれど、
正直、時間を強制的に戻されたようで心が折れて、
なんともモチベーションの上がりまへん。

間の悪いことに、
ここまで比較的穏やかな暖冬傾向だったのが一転して、
大寒波襲来で、連日真冬日の中での厳しい作業。

材料はすぐに雪に埋まるし、
足場は凍り付いてて滑りやすいし、
おまけに手はかじかんでぶきっちょ状態・・・
なかなか作業がはかどらんのでありまする。



まあ、里山生活「あるある」の出来事ではありますので、
こんなときは、コツコツと頑張って乗り切るしかないんですなあ。

   by 里山おやじ

2022年12月29日

「工」

年の瀬なので、
今年撮った写真から1年を振り返ってみたら・・・
「おまえ、ホントに農家か?」と、
自分自身に突っ込まれそうなくらい、
季節を問わず大工仕事ばかりしていた。

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農的暮らしは手作りが基本、とはいえ、
こんなに大工仕事を続けた年はなかった気がする。



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農場に後継者ができると、
そのぶん大工仕事をする時間が生まれるし、
将来への農場設備の投資意欲が高まるし、
自分が元気なうちに、
その大工仕事のノウハウを伝えとかなきゃ、
という一種の使命感も芽生えるんですな。

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そんなわけで、
自然な流れとして、
気づいてみれば、大工イヤーになっていたのでありました。

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なので、自分の今年を表す漢字は大工の「工」。
どの大工仕事も、
それなりに納得できる手間をかけて没頭できたから、
人生はこんな時間のためにある、
と思えるような、至福の時間でありました。

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なにはともあれ、
家族そろって、無事に一年過ごせそうなことに、
静かに感謝の年の瀬。

今年も1年お世話になりました。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

       by 里山おやじ