この時期は、その様々なイベントでの様々な課題を整理しながら、
新年度のイベントについていろいろと妄想中。
で、新年早々、設計図を持ち込んで、
新年度の新たなイベント用に制作を頼んでいた新アイテム「ヌカ釜」到着。
ヌカ釜を、たった10文字で説明するなら、
「もみ殻が燃料の炊飯器」であります。
オイル缶などでも簡単に作れますが、それでは耐久性が悪いし、
かといって鋳物の立派なものでは、価格が高すぎるし、
その中間のものが欲しくて、委託してみたのでした。
ちょっと予算オーバーしてしまいましたが、
丈夫なうえに、とってもオサレな仕上がりに大満足。
あとは、繰り返し試運転を重ねて、
この道具を上手に使いならせるようになるまで、工夫と慣れが大切です。
場合によっては、改良が必要かもしれない。
そんで本日は、第1回目の試運転。
実際に米を炊いてみます。
まずこうして、中央の燃焼筒と釜筒の間に燃料のもみ殻を詰めます。
ちょっとロケットストーブに似た構造ですね。
そして、燃焼筒内部にたきつけ材を入れて着火。
釜底の通気口からの吸い込みでよく燃えます。
火が安定したころ合いを見て、1升焚きの羽釜をセット。
火力が強いので、ものの5分で沸騰し始めます。
その後、水分がなくなるのを確認できれば、火からおろします。
木の枝などを羽釜のふたにあてて耳を近づけると、
振動と音の変化で水分の状態がよくわかります。
火からおろして、数分蒸らして炊き上がり。
ふたを開けてみると・・・いい感じ!
ただ、よーく噛んで食べてみると、かすかにご飯の芯が残っている。
原因を探ろうと燃焼筒の中を見てみると、
たきつけ材が完全に燃え尽きていて、吸い込みが完全に終わっている・・・
と、言うことは・・・
多分、最初のたきつけ材がほんの少し足りなかった気がします。
でも、まあ初めての試運転としては合格だし、
釜自体の改良は必要なし。
あとは、慣れるまで使い込めば、ばっちりです。
ロケットストーブ、愛農かまどに比べれば、
なんともかわいいミニアイテム。
今年は、これを使ったイベントも思案中であります。
by 里山おやじ
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