新しい村づくりビジョン交流会
「あたらしい時代の田舎移住を問う。とことん問う」
この地区(奥州市江刺広瀬)は、人口約1,000人の地域です。今年に入ってからの出生はわずか2人。過疎化がどれほど深刻かはこの数字一つで理解できるでしょう。
その原因を探って分析して、なんらかの対策を立てて、計画して、何かを実行するべし、という方法は「その金がない」という理由で悉く予算を削られ、全く上手くいかなかいか、少し過疎化のスピードが緩くなったという効果があったに過ぎません。いま、求められているのはもっと別な発想と手法ではないか、と思うのです。
その一つが、過去に遡っての分析はしない。その代わり、過疎であることのメリットを探そう、というものです。そもそも過疎をマイナスとだけ捉える発想自体を変えてみるということにもなります。
この4月、広瀬地区の地区センター長(昔で言う公民館長)に就任して半年が経過しました。就任して、一貫して全力で取り組んできているのが移住促進活動です。空き家情報を集め、リノベ塾開催の準備を進め、近隣地区との移住者交流会の開催、田舎移住体験ツアーやエコビレッジビジョン交流会の開催・・・と進めてきています。
そんな中で、改めて、新しい時代の田舎移住とはなにか、どんな形の移住があり、どんな可能性があるのか、をとことん問い詰めていくと・・・これは受け入れる地域にとっても、地域自体がどうありたいのか、どんな可能性があるのか、過去を再現したいのか、新しい形を創造したいのか、何を残して、何を諦め、何を作り上げるのか・・・そういったことを問い続けることになります。
いま、多くの地域で、この問題に直面している中、移住に関する広瀬地区のビジョンと取り組み(まだ全くのスタート段階でありますが)を聞いてみたいという声をいくつか頂くようになりました。いままで、個別に対応してきたのですが、この際、課題意識を持つ者たちで一度集まってビジョン交流会という形で議論を深め、インスピレーションを刺激し合いたいな、と思いまして、こんな企画をしてみました。ピント来た方は是非、ご参加お問い合わせください。
そして、当日は、奈良県天川村で超型破りな地域おこし協力隊をされている前田薫さんをスペシャルゲストに、パネルディスカッションもします。乞うご期待。特に地域おこし活動や子ども達のスポーツ指導をしている方、彼の情熱と発想に触れてみる貴重な機会をお見逃のがしなく!なかなか聞けないお話です。
1部・広瀬地区エコビレッジビジョン
2部・パネルディスカッション
3部・新しい村づくりビジョン交流会
日時 11月6日(水)18時〜20時半
場所 (奥州市江刺)広瀬地区センター
参加費 2500円(スイーツ付き)
定員 先着予約20名
参加申し込み・お問い合わせ
0197−36−3292 または 090−2882−3584
1部・広瀬地区エコビレッジビジョン
2部・パネルディスカッション
3部・新しい村づくりビジョン交流会
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