「百姓仕事が自然を作る」や「国民のための百姓学」の著書で知られる農学者・宇根豊さんが8月29日、里山生活学校に視察?に来られました。
28日に盛岡で講演会、29日に花巻で田んぼの生き物調査の講習会がありまして、その帰
に立ち寄ってくださいました。
宇根さんは、いま全国で広がっている「田んぼの生き物調査」の土台を築きあげた人でもあります。しかし何より、私にとっては、里山生活学校構想の生みの親でもある人でして、その哲学には大きくひかれ続けています。
「日本の田舎の美しさは手入れ(労働)が生み出した美しさだ。」「食べ物(生産物)だけではない農の恵み(生き物や風景)を大切に表現して行こう」とするその考えは、これからも生活学校の活動の支えになること間違いなしです。私自身、様々な挫折を繰り返す農的暮らしの中で何度宇根さんの言葉に勇気づけられてきたことか…。
さてついつい前置きが熱く長くなってしまいましたが、実は皆さんにお伝えしたかったエピソードは、その宇根さんにビオトープ付近を案内していた時、水面を泳ぐ虫を目ざとく見つけた宇根さんがポツリと言った一言。「あれー、ミズスマシだ。10年ぶりに見たよ。ここ、価値ある場所になるなぁ。」
毎年各地で生き物調査をやってこられている宇根さんにそう言われると、いやー、苦労はしたけどビオトープ作りはじめた甲斐があったなぁとしみじみ思えた私でした。でも逆に、ミズスマシッテそんなに稀少になってしまったんですね。
生き物と風景、これ、生活学校のキーワードです。
里山おやじ
また宇根さんのたちあげた「農と自然の研究所」が出した数々の田んぼの生き物図鑑もすばらしい。次回の開校日にお見せします。
本を読んでみたくなりました。
ぜひ、ブログでも
いろいろ本を紹介してください。