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2022年07月11日

麦刈り

今年作付した3種類の小麦のうち、
ナンブ小麦とユキチカラの2品種を無事収穫しました。

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毎年作ってきたナンブコムギ(上)に比べると、
強力粉のユキチカラ(下)は、穂も短く収量も少なかったのですが、
強力粉ならではのパン作りで、レパートリーが増えると思うと楽しみです。
穂の色がこんなに白いので、
ユキチカラという名称はぴったりですね。

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3品種目の「春よ恋」(下)の収穫はまだ先。
初めての春小麦栽培でしたが、
これから作り続けていけるかどうかは
カボチャとの輪作にうまく組み込めるかどうか、にかかっています。

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麦作りは、収穫時が梅雨時なので、天候の運に加えて、
晴れ間を逃さない素早い判断と手際よい段取りと作業力が大事です。

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今年は、いまのところまずまず天候の運にも見放されることなく、
こうして3分の2は麦刈りを迎えられて一安心。

「農菓女子」の研修生・Yちゃんはバインダーデビュー。
畝の上を1条刈り取りバインダーで歩くという、
難易度の高い作業でしたが、よく頑張りました。
Yちゃんのお菓子作りは
素材の小麦有機栽培から始まる長い地道な物語です。
きっと、その価値をわかってくれる確かなファンがついてくれることでしょう。

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さて今年の収穫、収量的には大豊作というわけでなく、まあ平年作。
でも、春の中耕土寄せ作業がとても良かったので、
倒伏もなく、雑草も良く抑えられて、
実に心地よい収穫作業になりました。

「はさがけ」した麦にほとんど雑草が入っていなかったので、
こんなの初めてというくらい美しい風景になりました。
こういうことも「豊作」の一つです。
おカネには表れないけど。

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1週間後の脱穀はまだ梅雨明け前だというのに見事な晴天に恵まれて、
汗だくになりながら、無事に作業完了。

このあと粒になった小麦を更にビニールハウス内に広げて、
仕上げの乾燥をして、
唐箕掛けをして、
最後に真空保存。

そしてようやく製粉できるようになります。

初めて3種類の小麦が揃うので、色々とブレンドアレンジをして、
まずは食卓で、オリジナル全粒粉を楽しみたい!

   
     by 里山おやじ

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