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2019年12月28日

新構想と基金支援のお願い

里山いきもの共生キャンプ

<新しい拠点づくり計画>

 これまでブログ記事に書いてきました通り、
今年後半は激動の日々でありまして、
苦労してやっとの思いで守ることができたこのフィールドだからこそ、
今度はここまで苦労した分を取りかえすような
新たな価値をこの場で生み出したいと思います。

というのも、今回入手した地は、
里山生活学校のフィールドが一望できる見晴らしの良いロケーションで、
陽当たりもよくなだらかな傾斜の草地が眼下に広がり、
田んぼやビオトープのため池や畑にも続きます。
米作り体験やサシバやホタルの観察はもちろん、
野外イベントにも最適だし、ぽっかりと開けた晴れた夜空には満天の星。
アイディアを持ち寄れば無限の可能性が広がります。
特に食と直結できる条件もそろっているので、
ぜひとも、農場とれたて食材と絡めたキャンプスタイルを柱にして、
ここに里山フィールド活動の新たな拠点を作りたいと思います。

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これまで生活学校の活動は、森林に大きなウエートを置いてきましたが、
新たな拠点は代表の河内山一家が約30年続けてきた自給循環型の
有機栽培・自然栽培農場の田畑やまきばにとても近い場所です。
里山での田畑の営みを直に案内し、
生産の場やいきものたちとつながった「いのちの食卓」を
青空や夜空のもとに広げられるようなキャンプ活動の展開を考えています。

<オリジナリティ>

 特に、里山生活学校ならでは、
ここでしかできない見学や体験プログラムとして、
里山での人といきものの共生関係を
学びながら楽しめるキャンププログラム作りをしていきたい。
里山と名のつくプログラムはどこにでもあるけれど、
実際にその中で人が暮らしながら、
生き物たちと共生しているケースはとても少ない。
里山という地で人が生きる営みを続けるには、
この共生関係に頼りきることであり、それは生き物たちとの言葉なき約束を、
人が工夫しながら守り続けるということ。新しいプログラムは、
そうした生き物たちとの30年近くに渡る共生の営みを、
同じフィールドに案内して、ごく間近な手で
触れて感じられる距離でお見せしたいと思いますし、
もちろん希望者には体験の準備もします。

<里山共生農場の特徴>

 里山生活学校内の農場は、たくさんの共生関係にあふれています。
25年以上有機栽培を続けてきた田んぼでは、
夏場、雛から育てた合鴨たちが泳ぎ回って害虫を食べてくれますし、
周辺では絶滅危惧種の鷹、サシバが渡ってきて巣作りをして子育てをします。
田んぼの水を温めるため池ではやはり絶滅危惧種のゲンゴロウも観察できますし、
夏の夜はホタルも飛び交います。

 また、自然栽培の梅や柿や桑やクルミの果樹畑には
羊たちが歩き回って下草を食べてくれていますし、
ワラビ山に放された羊たちはワラビ以外の草を食べ、
人は残されたワラビをいただくことができます。
 園内に200本以上植樹されている蜜源の樹木には
ミツバチたちが訪花します。

 ここは30年近い年月をかけて共生というテーマをもとに
農場のデザインを模索し続けてきたフィールドなのです。
だからこそ、生産性を最優先させる通常の農場にはない共生関係を
いくつも見て感じて触れる体験ができます。
それは飼育栽培動植物も野生自生動植物も混在した共生です。
「いきもの共生キャンプ」とはそういう意味を込めています。

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<里山たんぼ・サシバ共生プロジェクト>

 なかでも、絶滅危惧種サシバの研究者・東淳樹先生(岩手大学)のご指導の下、
サシバとの共生を意識的にデザインしている
「里山たんぼ・サシバ共生プロジェクト」がスタートして、
多くの若者が作業に参加してくれるようになりました。
また、サシバ保全に企業として取り組む
コスメティックブランド・ラッシュジャパンさんや日本自然保護協会さんは、
このサシバ共生たんぼのお米や稲わらから新商品を開発して支援して下さっています。

 谷津田と呼ばれる谷あいの生産性の低い田んぼにしか来ないサシバ。
この希少な鷹との共生関係を生み出す米作りには、
近代的価値基準だけでは測ることのできないとても深い学びがあります。
これは「里山いきもの共生キャンプ」においても、
中心的なメニューの一つになります。

サシバ年賀.jpg


<共生について語り合う場の創設>

 そして、このキャンプではもう一歩踏み込んで・・・
「共生」ということを一緒に考える語り場づくりをしたい。
このいきものたちとの共生の風景を見ながら、感じながら、
時には焚き火を囲みながら、人間同士の共生についても考えてみたいのです。

今の時代、様々な場面で(そしてとりわけこの国で)、
本来人としてあるべき共生があまりにも急激に破壊され続けています。
家族の共生も、地域間の共生、都市と農山村の共生、世代間の共生、企業間の共生も・・・
分断破壊されゆくものをあげたらきりがない。
それどころか分断と格差は広がる一方です。
特に、この共生を分断破壊する根本原因である不公平なおカネのありかたが、
私達から奪ってしまう大切な「時間」について
じっくり語り合う場も作りたいと思っています。

 また、今の時代は、個々人としても、
SNSなど便利ゆえに希薄な人間関係ばかりに囲まれて
「共に生きる」という実体感が持てずに孤立している人が、
特に都市部にはとても多いと思います。
そんな人たちが、農家やキャンプ仲間、
そして農場動植物や絶滅危惧種の生き物たちと
お米やまきばや焚火を通して繋がれる場をここに作りたいのです。
他のいきものとの共生の上に支えられている
里山の農的暮らし空間はそんな共生に学び、語り合い、
つながっていくには最高の場ではないかと思うからです。

このプログラム実現のために揃えたいものはいくつかあって、
土地入手で資金のゆとりがない現状の中、
この基金支援呼びかけ活動で支援者、共感者を募ることを始めました。
里山生活学校のこの新しい活動拠点づくりに
賛同支援して下さる方にプロジェクト基金への購入型寄付
(以下の返礼品つき)をお願い、呼びかけする次第です。

<揃えたいもの>優先順 

 ・ワークショップによるキャンプフィールド拠点のミニログ小屋づくり 
 (里山のいきもの資料館 兼 寝袋宿泊場 兼 サシバ観察場 兼 語り場)

※またこの小屋は、一部をハンセン病詩人・志樹逸馬の資料展示にも併せて活用いたします。
(この詩人については、ページを改めます。)

 ・ワークショップによる拠点に必要なトイレづくり 
 ・ワークショップによるあずまや、テーブル、移動式テラスづくり 
 ・駐車場整備、砂利敷き 
 ・農作業体験用の田車、唐箕 
 ・田んぼ隣接地周辺に放牧する子羊
 ・電気柵セット 
 ・キャンプ用品

<里山生活学校オリジナル返礼品>
  支援額に応じて以下のものの中から感謝を込めて送らせていただきます。
 
 ・お礼カード
 ・里山いきものキャラクターブック
 ・有機栽培米
 ・平飼い自然卵
 ・桑の実ジャム
 ・ラッシュギフトカード

<キャンプ基金支援参加方法>手順

@お振込み

■郵便局から振込みの場合

口座:ゆうちょ銀行
記号/18380-2 番号/289591
口座名 里山生活学校(サトヤマセイカツガッコウ)

■郵便振替口座
口座記号番号/02220-9-124995
加入者名 里山生活学校(サトヤマセイカツガッコウ)


■銀行から振込みの場合
口座:ゆうちょ銀行
店名/店名 八三八(ハチサンハチ)
      店番 838 普通 口座番号 0028959
      口座名 里山生活学校(サトヤマセイカツガッコウ)



A以下のメールアドレスにて、件名に「キャンプ基金支援」とお書きの上、
 お名前と返礼品送付先住所をお知らせください。
 
         yu_mei_en@yahoo.co.jp

B返信メールにて、返礼品の内容をお知らせいたします。
 基金支援は2020年2月いっぱい受付させていただき、
 返礼品は3月中旬から発送させていただきます。



今年最後の記事になります。
今年は生活学校にとっては特に後半、激動の一年になりました。
多くのみなさまに励まされて、なんとか乗り越えられそうです。

どうぞ、良い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。




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