芽依ちゃん企画・第5弾「秋の里山イベント」開催しました。
午前は、豆の収穫作業。
最初は、大豆。

毎年、あまりうまく作れなくて課題の作物・・・
今年こそ、とかなり気合いを入れて
色々試行錯誤してみまして、
途中までは素晴らしい出来だったんですが・・・
酷暑だった夏の構音障害でしょうか。
不稔も多く、病気も多発・・・
みすぼらしい姿の大豆収穫体験になってしまいました。泣
茎は立派なんだけど、実がねえ・・・。
でも、これは夏の酷暑と果敢に戦った愛おしい姿でもあり、
そんな大豆達をみんなでせっせと収穫しました。

続いては、小豆。
こちらは、一気に登熟してくれない気ままな性格の作物。
読んで字の如く、「こまめ」に何度も収穫が必要です。
今日は、3回目の収穫。
そこを皆さんと一緒に、地道な手作業しました。
一つ一つのさやを色で収穫期を見分けて摘み取って
収穫籠に集めます。
こちらはまずまずの出来でしょうか。
お疲れ様でした。

豆の収穫という農作業が終わって、
あずまやへの帰り道にヨモギの収穫。
これは、午後の足湯体験の材料になるのです。

あずまやに着いてからは、
久々に愛農かまどの活躍。
ここは、火の達人・里山かあちゃんの出番。
かまどの作りや使い方をミニレクチャーしました。
(世界の石油情勢の中で、
エネルギー弱大国日本は一体どうなってしまうのか・・・
かまどや薪ストーブを見直す時代が本当に来そうな気がします。)

そんなかまどを使ってのお昼ご飯。
鶏だし汁の全粒粉すいとんを作りました。
不作の豆類と違って、
具材の小麦、大根、ニンジン、ハクサイは、どれも大豊作。
最っ高にうまい自慢の一品になりました!

さらにこの日は、ヌカ釜も久々の稼働。
里山かあちゃんから火の技を学ぶ芽依ちゃんらしい企画で、
今回は、これまた自家製小麦全粒粉のパンケーキを焼きました。

焼き立てのパンケーキと、熱々のすいとん。
この日のテーマ・麦を主役にしたランチメニューにしました。

美味しい「麦」をたっぷり食べて、午後のワークショップは・・・
麦の藁を使ったストロースターづくり。
食とワークショップの関連付けは、
里山イベントで大事にしている流れでもあります。

麦藁ワークショップの技もまた、
里山かあちゃんから少しずつ伝授されて、
この日は芽依ちゃんの講師デビュー戦となりました。

新人講師のもと、小かけてかけて出来上がった作品はこの通り。
好きな場所に飾っていただけたら嬉しいです。
国産麦藁のストロースターはきっと珍しいし、ね。

この日は、一気に気温が下がってきたのですが、
丁度良いことに、最後のメニューが「ヨモギ足湯」。
午前中にとってきたヨモギの生葉を煮出して足湯を、
めいめい好きな場所で。
農家女子・諭季ちゃんの手作りスイーツ
(今回は、今年穫れた2種類の小麦を使って、
それぞれを食べ比べられる2種類のクッキー)
で、ここでもまた小麦を感じてもらいました。
里山の風景の中で、
効能豊かなヨモギの足湯につかって、
ヨモギ茶を飲みながら、ゆったり、まったりのリトリート時間を
たっぷりとそれぞれに満喫してもらえたのではないかな。

最後に、ごくごく小さなマルシェも開催。
これも初企画。
今日体験したヨモギ入浴剤や
ヨモギ茶、小麦のクッキーなどたくさん買っていただきました。
この日の企画メニューは全部で8つ!
「本当に盛りだくさんだった!」と、言っていただきました。
派手で大きなイベントではありませんが、
どのメニューも里山の農的日常生活の積み重ねから生まれたイベント。
「ここならでは」を大事に、日々、ここでの暮らしを学ぶ芽依ちゃんが、
その感性で丁寧に企画したイベントです。
次回は、11月25日。今年最後になりますので、どうぞ、お楽しみに。
by 里山おやじ