地域に暮らす私たちが、地域資源の魅力に気づき、
楽しく活用するしくみづくり |
講師に井戸掘り名人・西田稔さんをお呼びしまして、
(なんと、たまたま西田さんの誕生日にお呼びしてしまったのでした。)
県内外から20名の(濃〜〜い)参加者が、集いました。
(なんか、もう、「普通」という言葉が絶対当てはまらない人だらけ。私以外。)
西田方式水脈探し(井戸掘り)は、
簡単に言えば、地表の地形や地面の状態を見ながら
水脈のありそうなところを探して、
単管パイプを、垂直に地面に打ち込んでいくというものです。
打ち込むパイプは2mのものから始まり、
それを引き抜いては、3m→4m→6mとパイプの長さを伸していきます。
使う道具はほとんどが西田さんが考案した溶接手作りもの。
この20kg近い重量の手作りハンマーを2〜4人で持ち上げて、
落としていく作業はなかなかに筋肉労働作業でありまする。動画でどうぞ。
(58歳にとって、この日の筋肉痛は、いつやってくるのでしょうか。)
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
この日は、午前中2本、午後4本の計6本を掘りました。
いずれも、3mから4mのところで岩盤にぶち当たり、
それを突破することはできなかったのですが、
その中で一番水の出が良かったところ
(ここは沖縄から参加の横山なおさんがOリングで選んだ場所!)
に手動ポンプを設置しまして、
日も暮れた最後の最後にポンプに取り付けた塩ビパイプから
水を出すことができました。
(思わず参加者から拍手が沸き起こった瞬間でした!)
田舎移住の場合、
いまだに水道が引かれていない地域もあるし、
(まさにうちが30年以上そうなわけだけど・・・。)
災害などで電気が止まると水が使えず、
給水車の到着に時間がかかる地域もあることでしょう。
良い井戸を持っていることは、生きていく上で、
とても安心できる宝物です。
都市くらししていると、多分そういう宝物に気づけない
人が多いと思いますが、
気候変動や環境汚染や水道民営化などなど、
世の中、水を巡る不安要素は増大の一方でもあります。
太っ腹の西田さんは、特許を取ったこの技術、
ワークショップなどで、どんどん広めてもらって構わない。
ただし、正確に「西田方式水脈探し(井戸掘り)」とう名称を使って下さい、とのこと。
岩手ではここを拠点にしたら良い、と言ってもらったので、
今後、この技術、希望する人に届けられるような形にしていきたいと思います。
(知恵と技の再現性をシェアする事は、とても大事な生き方です。)
エコビレッジを名乗るのであれば、
なおのこと持っていたい「生きる技術」の一つです。
by 里山おやじ
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