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伊東里山クラブだより




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国交省の第8回国土管理専門委員会を垣間見て。

[2018年04月18日(Wed)]
IMG_20180417_153224.jpg

(幸いにも?)17日は雨天が心配で作業中止を決めて、霞が関へ行ってきましました。
午後3時半から国交省の第8回国土管理専門委員会が開かれ、この傍聴のためです。

Screenshot_2018-04-17-11-41-26.png

Screenshot_2018-04-17-11-41-44.png

取りまとめ資料の事例集のひとつに宇佐美の大丸山の活動ぶりを取り上げてくれています。

同委の「2018年とりまとめ(案)」《人口減少下の持続可能な国土の利用・管理のために 〜地域自ら土地の使い方を改めて考え、選択する──取組事例に学ぶ課題と解決の方向性〜 》

この中で、【3.2.「人(主体)」の視点からの課題の類型ごとの解決の方向性 (1)人(主体)の確保と維持 】として、
・ 継続的に関与できる内外の人材や活動組織の確保
持続可能な国土管理のためには、良好な国土の管理に資するような土地利用を支える人材や活動組織が継続的に確保されることが不可欠である。・・(中略)・・人材や活動組織の確保のためには、土地所有者、地域住民、地域おこし協力隊、地域外住民(ボランティア、観光客等)、NPO法人、民間企業、学校、消費者等の関係する人材ネットワークをフル活用し、内外の人材や活動組織を継続的に確保する仕組みの構築が有効である。
特に、地方の特色ある創生のための地方大学の振興等の既存施策とも相まって、高等専門学校や大学等の高等教育機関における研究や課外活動のフィールドとして学生や研究者を積極的に受け入れたことが、都市農村交流の促進や次世代人材の確保につながっているケースも多い。

参考事例
・ 静岡県伊東市では、災害で被害を受けた人工林のハイキングコースの再整備等に当たり、NPO法人や様々な地域団体からなる「宇佐美フォレスト協議会」が、行政の支援も受けながら森林整備やハイキングコースの整備・維持を行っている。(多様な人材ネットワークの活用)

**********************
適切な維持管理には人材の確保が最重要です。大丸山の森づくりは、地元「宇佐美の森を守る会」が精力的に進めてくれていますが、持続していく態勢はあるものの、根底に人口減少と、10年超の活動で住民間に関心・興味が薄れてきているのも現実です。
もう少し植えた木々が大きくなってくれて、管理はひとが歩ける程度の歩道整備に留められると助かるのですが。

1持続可能な国土管理.PNG

国土管理専門委員会の討議資料に戻って、

【現状と課題(まとめ)】
2050年には、現在の居住地の2割が「無居住化」するおそれがあり、今後、適切な管理がなされていない土地は加速度的に増加するおそれ。
既に、適切な管理がなされていない土地は数多く存在し、@鳥獣被害・虫害・雑草の繁茂、A景観の悪化、B防災・防火、C不法投棄・防犯等、様々な外部不経済が認識されている。
一方、2〜4割の市町村が「適切な管理」がなされているかどうか、具体的な不利益も含め、現状を把握しきれていない。

※なお、既に無住化したと思われる地点に着目すると、農用地の8割以上が農地としての活動を維持していること、土地利用が転換した農用地の多くが林地化していることなどが浮かび上がる。これらの無住化したと思われる土地は、何らかの管理がされている場合も多いことが示唆される一方で、適切な管理を続けることが困難となり、何らかの外部不経済を発生させている土地があることも想定される。

これらの土地は、今後も様々な不利益・外部不経済を生じるおそれ。

適切な管理を続けることが困難な土地については、現状の把握を含め、多くの課題が存在。

以下のような方向性に沿って、「2019年とりまとめ」も視野に、第9回以降の国土管理専門委員会において検討してはどうか。
@適切な管理がなされていない土地の現状や対応状況の把握
荒廃農地、施業が行われていない森林、空き地・空き家等に関する関係機関の調査結果の集約、市町村へのヒアリング等。

A外部不経済に関する因果関係の把握
鳥獣被害や虫害等、地目を超えた外部不経済の因果関係も含めた把握が必要。

B「適切な管理」のあり方の検討
現状や対応の進展状況を踏まえつつ、管理主体のあり方、外部不経済が生じない条件を含め「適切な管理」のあり方について検討が必要。

***********************
国が導入を進めている「森林環境税」の行く末も気になりますね。新税が森林経営の分野にばかり向けられるのではなく、里山・里地、さらに平場の環境にも気配りしてほしい。

農地や別荘地にある荒れた場所、遠目には「緑豊かな自然がいっぱい!」と映りますが、荒廃した土地が鳥獣被害・虫害の元凶になったりして、周辺の農家の意欲減退や、居住者が外部不経済という類が嫌になって土地を離れてしまうーーなんてことも。とても心配です。



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