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不信任決議案の再提出について [2011年07月07日(Thu)]
自民党の石破政調会長が、今国会に内閣不信任案を再提出する可能性に言及したことが話題になっているようです。国会には、すでに議決された問題は同じ会期中には審議しないという「一事不再議」の原則があります。

手元にある「国会辞典」によりますと、その趣旨は、

1.再議を認めると同じ問題が何度も蒸し返され、能率的な議会運営ができなくなる
2.すでに決定された案件が再議されると、議院の意思が不明確になる

といったところにあるようです。背景には「同一会期中における議院の意思は一つ」という考え方があります。

しかし、この原則を定める明文の規定はなく、形式上はあくまで慣習です。上記の趣旨からすると、議決後に大きな事情変更がある場合は認められるという解釈も成り立つかもしれませんね。

この件一つを取ってもそうですが、これまでの「常識」では考えられないことが日々起こっています。これらがいずれ「後の先例」となるかもしれないことを考えると、一つ一つの判断についても長期的な影響を勘案したうえで下すべきだと思います。
Posted by 佐藤孝弘 at 13:29 | 政治 | この記事のURL