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「ビッグ3救済 駆け引きヤマ場」(「日本経済新聞」2008年12月19日朝刊3面) [2008年12月19日(Fri)]
米国政府によるビッグスリーの救済策をめぐる議論がヤマを迎えたとのこと。さらなるつなぎ融資をするか、破産法11条(いわゆるチャプター11)で再生をめざすかのどちらかになるのだろう。

どちらを取るにせよ、厳しい状況が待ち受けている。もともとビッグスリーが得意とするのは大型車で、しかも燃費は悪い。果たしてこういう会社が日本車と比べて遜色のない、低燃費の小型車を作れるようになるのだろうか?そう簡単ではないだろう。また、仮に世界同時不況が回復に向かったとしても地球環境に負荷をかける大型車に需要が戻ることはないように思われる。

ただ、数は多くないだろうが、ごつい「アメ車」が大好きで仕方がない人がいることも事実である。再生の道があるとすれば、大規模な経営改革とリストラをした上で、大型車ファン向けに特化したニッチ市場でのトップを目指すことくらいなのではないか。

いずれにせよ自動車産業での雇用のかなりの部分は失われざるを得ないだろう。つなぎ融資で延命を続けるよりは、早めに再生のプロセスに乗せ、その分の予算を雇用対策へ振り向けたほうが良いのではないか。
Posted by 佐藤孝弘 at 13:46 | 経済 | この記事のURL
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