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「新平等社会 「希望格差」を超えて」 [2008年10月01日(Wed)]
昨日ご紹介した「日本経済の環境変化と労働市場」との関連で、ぜひ一読していただきたい本。

著者は社会学者で、前著にて、「希望格差」という概念を提唱した。所得格差自体より、希望格差と社会階層の固定化のほうが問題という発想を世に提示した功績は極めて大きいように思う。

昨日付けブログでは、非正規雇用の比率が高まった構造的な原因の一つとしてITの普及を指摘したが、本書ではもう少し広い視点で検討している。

それによると、IT化、グローバル化による競争の激化、知識社会化によって労働者の生産性が二極化したことをロバート・ライシュの議論を踏まえて指摘する。労働の性質が、単純作業的な仕事(定型作業労働者)と創造的なハイレベルな仕事(専門中核労働者)にわかれているという。

おそらくここが最も本質的な問題と思うが、そこまで深掘りした著作は意外と少ない。「格差」問題で幅広い視点を持ちたい方はぜひどうぞ。
Posted by 佐藤孝弘 at 12:52 | 経済 | この記事のURL
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