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「口頭意思で脳死判定 家族の「納得」重要に」(「産経新聞」2010年8月10日朝刊25面) [2010年08月10日(Tue)]
昨日、改正臓器移植法施行後、「本人意思不明、家族の承諾」による初の臓器提供の手続きが始まったことが明らかとなりました。今回ドナーとなった男性は、意思表示カードや、本人の直筆による臓器提供の意思を示していなかったものの、かつて「臓器移植の意思」を家族に口頭で表明していたそうです。そして、家族が臓器提供を承諾した、ということで、一見問題がないように見えるかもしれません。

しかし、そう単純ではなく、提供に至るまでのプロセスをしっかり検証する必要があります。端的に示すのは本日の産経新聞の社会面にある、臓器移植ネットワーク小中氏と報道陣の一問一答です。そこから抜粋しますと、

―臓器提供という選択肢を病院側が示したのか
「把握していない」

―本人は脳死からの臓器提供を希望していたのか。それとも心臓死後の臓器提供を希望していたのか
「脳死とか心停止とか明確に言ったかどうか、把握していない」

―本人が臓器提供意思を持っていたとしても、脳死判定に従う意思を持っていたかどうかは確認していないということか
「確認していない」

…とのことです。これを読んだだけで、今回の事案がかなりの問題含みの可能性があることがわかるおもいます。本人が「脳死」臓器移植を本当に希望していたのかどうかが明らかになっていないまま行われたわけですから。

この部分はいい加減にせず、病院・移植コーディネーター・家族らの間で現実にどういうやりとりがあったのか、明らかにし検証がなされなければなりません。それがなければ、いずれ第二の「和田移植」のような事件が起こりかねないと思います。