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「around 30歳の逆襲」(「週刊東洋経済2009年12月19日号特集) [2009年12月15日(Tue)]
今週の週刊東洋経済は「アラサー特集」です。現在34才の自分が含まれるかどうかはちょっと微妙ですが、近い世代の動向には関心があり、しっかり読んでしまいました。

記事によると、アラサー世代の特徴の最大公約数は、
「熱情を内には秘めているが、表面上は至ってクール。会社には頼れないと感じているが、目の前の仕事には熱心に取り組む。」
とのことです。意外とたくましい感じですね。こうした評価は自分の友人や後輩などをみてもかなり当たっている気がします。

バブル崩壊以降「失われた20年」が続いていますので、30歳前後の世代というのは基本的に物心ついてからずっと不況ということになります。私もバブル期にはまだ中学生でしたので、実感としてはほとんどありません。

結果として、世の中に対して現実的にとらえる一方、爆発的な金銭的成功のイメージもないということになるかと思います。金銭への強い執着が無い分社会貢献のほうに関心を持つという面もあるでしょう。

また、この20年はいわゆる「日本型雇用モデル」が崩壊する過程でもあったわけで、生き方も多様化しているようです。本誌では、「大企業」「ベンチャー経営」「外資系金融」「社会起業家」「非正規社員・フリーター」という5つの切り口で実際にアラサー世代に取材したルポが掲載されています。読んでいると、非常に多様で、「人生に決められたレールはない」時代になったというのを改めて感じます。

同世代の中でもでもそういう状況に気づき、自分なりに目的意識をもってキャリアアップを作っていく人と、以前と変わらず「レール」を求める人で違いが出てくるのだろうと感じました。政策・制度のほうはやはり遅れていて、セーフティネットをはじめとしていろいろな部分で穴ができています。基本的には個人の人生の選択に中立的な制度に変えていくのが重要だと思います。

アラサー世代の方にも、また、アラサー世代を部下に持つ方にもぜひ読んでいただきたいと思います。
Posted by 佐藤孝弘 at 12:01 | 仕事 | この記事のURL
怒涛の回文ブログ? [2009年06月15日(Mon)]
朝日新聞の無料会員制サービスで、アスパラクラブというものがあるのですが、その中で凄いコンテンツを発見しましたのでお知らせします。

その名も「見よ逆さ読み〜時事回文〜」といいまして、文字通り回文を時事ネタと絡めて紹介するページです。回文とは、「竹藪焼けた」(たけやぶやけた)のように、ひらがなで書いた時に上から読んでも下から読んでも同じになる文章です。

すごいのは、かなり長めの回文を含めて、一回のエントリーで10個程度の作品が上がっている点。しかもクオリティが高いです。私が読んだ範囲での最高傑作を以下に引用させていただきます。

(以下、引用)
「世間の注目が小沢氏に集まっている陰で、麻生内閣にまた閣僚のスキャンダルです。麻生首相の腹心とも言われる鴻池祥肇・官房副長官が、ゴールデンウイーク中に妻以外の40代女性と熱海へ旅行していたことを週刊誌にすっぱ抜かれました。しかもJR乗車時に議員パスを使用。鴻池氏はたちまち病院に雲隠れ、「健康上の理由」で辞任ということに。自民党のせっかくの好機に水を差しました。

▽一大事。いいオンナと来、鴻池祥肇らバレ、「熱海で見た」。あれ腹立たし、余計の動き、と難を言い、辞意だ地位。
 (いちだいじ いいおんなとき、こうのいけよしただらばれ、あたみでみた あれはらだたし、よけいのうごき、となんをいい、じいだちい)」
(引用終わり)

“鴻池祥肇”がフルネームで回文に組み込まれているのには驚きです。これだけのものを書くにはかなりコストもかかるでしょうが、それだけ朝日新聞がアスパラクラブに力を入れているということでしょう。

各新聞社は如何にネットで顧客を取り込み、さらにはどこかで有料化できないかを研究しているようですが、いまのところ成功事例はあまりないようです。アスパラクラブが今後どういったコンテンツを載せていくか、注目してみたいと思います。

会員登録をすれば無料で読めます(ただし、朝日新聞購読者以外は最新のエントリーのみ)のでぜひご覧ください。検索エンジンで”「怒涛の回文連発ブログ」で検索すると該当ページが出てきます。
Posted by 佐藤孝弘 at 17:30 | 仕事 | この記事のURL
「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」城繁幸 [2008年12月18日(Thu)]
かつて「若者はなぜ3年で辞めるのか?」という本がベストセラーとなった城繁幸さんの本。これまでの一般的な「昭和的価値観」に基づく人生のレールに乗らなかった若者の新しい生き方の実例集だ。

たとえば、ある若者は、大手重機メーカーの営業から中小企業の人事総務部門へ行きそこでキャリアを積んでさらに転職をし、33歳にして米国メーカー日本法人の人事部長となったそうだ。転職の理由は、人事総務の専門性を身につけたスペシャリストになりたかったこと。未経験でも人事総務の枠で採用してくれるのは中小企業だけだった。

ところが、会社の規模が小さいことから、採用から退職までの人事のすべてのプロセスを知り、ノウハウを身につけることができたという。大組織だと分業が進みすぎでそうはいかない。結局この若者は中小企業に行くことで最短距離で専門性を身につけたのである。

そのほか、大企業勤めからバーテンダーへ、東大から僧侶へ、などといったユニークな人生の行き方の実例がたくさん出てくるが、いずれも「強い個人」だと思う。私も33才にしてすでに4つ目(細かいのを入れるともっとたくさん)の職場なのでわかるが、若いうちにいろいろな経験をしておくと、変化への対応力や耐久力が身に付き、リスクがリスクでなくなってくる。

一方、大卒ホワイトカラーが抱えるリスクは、高度成長期と比べて格段に高くなっている。これからは「大企業に勤めれば一生安心」という時代ではまったくないので、個人レベルのリスク管理の視点からは若いうちに変化への対応力を身に付けておくのは絶対に必要なこととなるだろう。

これが政策となると非常に難しい。例えば教育によって全員が「強い個人」になれるかといえば、そう簡単にはいかない。しかし、これからの時代少なくとも社会のあらゆる場所にトレーニングの機会と場を設けておくことは必要だろう。また、誰でもそういったリスクを抱えて生きなければならない時代であることをあらかじめ認識しておくことが必要だろう。

さらには、日本の会社組織の在り方との関連で労働法制の抜本改革が必要と思われる。しばらくの間は本書に出てくるような生き方と、従来型の生き方が併存するので、それに合わせた制度設計を考えていきたいと思う。
Posted by 佐藤孝弘 at 10:22 | 仕事 | この記事のURL
「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか」P.F.ドラッカー [2008年10月03日(Fri)]
最近仕事の量が異様に集中するようになってきており、もっと能率を上げる必要が生じてきた。私の場合、そんなときはドラッカーだ。前職にいたころ、国永秀男さんというコンサルタントの先生に教えていただいて以来、愛読している。本書は組織で働く知識労働者が、いかに成果をあげるかについて論じている。

今の自分の課題に合わせて、三章の「時間を管理する」を読み直してみる。少し引用すると、

「仕事の多くは、たとえごくわずかの成果をあげるためであっても、まとまった時間を必要とする。こま切れでは、まったく意味がない。何もできず、やり直さなければならなくなる。
 報告書の作成に六時間から八時間を要するとする。しかし一日に二回、一五分ずつを三週間充てても無駄である。得られるものはいたずら書きにすぎない。ドアに鍵をかけ、電話線を抜き、まとめて数時間取り組んで初めて、下書きの手前のもの、つまりゼロ号案が得られる。その後、ようやく、比較的短い時間の単位に分けて、章ごとあるいは節ごと、センテンスごとに書き直し、訂正し、編集して、筆を進めることができる。」

今まさに報告書を作成しようとしている私にぴったりのお言葉。ここで指摘されている、「時間を細切れにしすぎて効率を落とす」ミスは多くの人が犯していると思う。

単なるノウハウ本と異なり、社会の構造変化と組織の在り方と絡めながら進むので読んでいて面白いし、深い。今流行で、いろんな人が出している「○○式仕事術」を100冊読むよりも、本書を一冊読んだほうが価値があると個人的には思っている。すでに何度か読んで、自分なりに実践してきたつもりだったが、読むたびに新しい発見がある。「仕事の仕方を変えて成果をあげたい」という方にお勧めです。
Posted by 佐藤孝弘 at 22:16 | 仕事 | この記事のURL