「「委任と責任の連鎖」確立を」待鳥聡史(「日本経済新聞」2011年6月14日経済教室) [2011年06月14日(Tue)]
本日の経済教室に京都大学の待鳥先生が政治システムについて書いておられます。現在の日本政治の問題は、「委任と責任の連鎖」という議員内閣制の原則から逸脱しており、機能不全を起こしている。具体的な問題として、「ねじれ国会」の問題と、政党(民主党)の執行部が党内を掌握できていないこと、の二点を挙げております。同感です。
それぞれへの対処として、二大政党間の合意による衆議院優先の確立と、民主党内の執行部の権力確立を挙げておられます。特に前者、当面の解決としては主要政党の合意が必要という点など私がかつてブログで書いてきた内容と重なるものがあります。 著者の専門である、アメリカ政治との比較もあって興味深い論考になっておりますので、ぜひ全文お読みいただければと思います。 |