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「検証 東日本大震災の流言・デマ」荻上チキ [2011年05月26日(Thu)]
今般の震災に際して流れた、流言・デマを分析した本です。自分を省みても、いろいろなネット情報に惑わされたと思います。反省の意味込めて読んでみましたが、大変面白かったです。本書のスタンスは、多くの人が今回のような事例を知っておくことで、流言・デマへの「抵抗力」をつけ、以後デマが流れた時の拡散を減らせるというものです。

そのため、かなり多くの事例が本書にも登場し、私も知らなかったものも多くありました。例えば、震災後は献血を呼び掛けるチェーンメールやウェブ上での書き込みが増えたそうです。しかし、血液には有効期間があり、一気に献血が集中しても逆にムダになったり、供給にムラが出てきたりしてしまうそうです。献血をあまりしたことが無い人間からみると、このようなことは通常知りませんから、呼びかけに応じてしまいそうですね。

流言・デマに騙されないためには、当然、その中身に関する正確な知識を持っていればよいわけですが、森羅万象、全ての分野について精通している人などいるわけがありません。つまり、どんな人間でも騙される可能性があるということです。「私だけは絶対騙されない」という方も本書を取ってみてはいかがでしょうか。

また、もう一つ読んでて気がついたのは、本書に出てくるような流言・デマは、震災時でなくても日常的に行われているということです。実際には毎日のように不確定情報がブログ、ツイッター、掲示板などを飛び交っています。たんに震災の時はそれがより増幅されるというにすぎないのですね。ウェブで何らかの情報発信する人間は、日頃からしっかりとそこを意識しなければならないと思いました。

それにしてもこの時期、このテーマに着目した荻上チキさんのセンスの良さには脱帽ですね。
Posted by 佐藤孝弘 at 13:28 | この記事のURL