SHARE(シェア)レイチェル・ボッツマン/ルー・ロジャース著
[2011年01月07日(Fri)]
レイチェル・ボッツマン/ルー・ロジャース著「シェア<共有>からビジネスを生み出す新戦略」を読んだ。
本書は、主にアメリカの事例を中心として、ハイパー消費社会からコラボ消費社会へ移行していく社会を分析し、その背景に働いている力学を解明しようとしている。
日本でも、グルーポンや、カーシェアリングなどといったシェアリングビジネスが徐々に浸透してきているが、この本では、シェアリングビジネスに関する豊富な事例とともに、その背景にある社会的、経済的変化が丁寧に分析されており、単なる事例紹介本とも一線を画している。
物質文明(物質的な豊かさ)から精神文明(精神的な豊かさ)への移行といったことは、60年代のヒッピームーブメントの時に言われたことがあった。しかし日本では、シェアリングなどという言葉を使うまでもなく、古来から共有、共働、共存といった考え方は存在していた。
年末年始の朝日新聞では、日本社会における孤族の広がりについて連載がされていたが、今まさに、旧来の形骸化してしまったコミュニティを一旦離れ、もう一度つながり直す時期に来ているのかもしれない。
この本には、成熟社会が直面する様々な課題に対して、シリコンバレー風のクリエイティブなやり方で解決策を見つけ、実行していく人達が登場する。
その自然な姿にとても共感するとともに、自分でも何かできるのではないか、と思わせてくれる素敵な一冊だ。
本屋さんでもビジネス書コーナ等で目立った位置に置かれているので、読まれた方も多いと思うが、もっともっと多くの人にこの内容がシェアされていき、そこから新しいアクションが生まれていけば、社会も少しづつ良い方向に変わっていきそうな気がしている。
■本書で紹介されているシェアサービスのいくつか。
(気になっているものがたくさんありすぎて、これから少しづつ調べていきたいと思ってます。)
Be a Martianのサイト
http://beamartian.jpl.nasa.gov/welcome
If I ran the worldのサイト
http://ifwerantheworld.com/
本書は、主にアメリカの事例を中心として、ハイパー消費社会からコラボ消費社会へ移行していく社会を分析し、その背景に働いている力学を解明しようとしている。
日本でも、グルーポンや、カーシェアリングなどといったシェアリングビジネスが徐々に浸透してきているが、この本では、シェアリングビジネスに関する豊富な事例とともに、その背景にある社会的、経済的変化が丁寧に分析されており、単なる事例紹介本とも一線を画している。
物質文明(物質的な豊かさ)から精神文明(精神的な豊かさ)への移行といったことは、60年代のヒッピームーブメントの時に言われたことがあった。しかし日本では、シェアリングなどという言葉を使うまでもなく、古来から共有、共働、共存といった考え方は存在していた。
年末年始の朝日新聞では、日本社会における孤族の広がりについて連載がされていたが、今まさに、旧来の形骸化してしまったコミュニティを一旦離れ、もう一度つながり直す時期に来ているのかもしれない。
この本には、成熟社会が直面する様々な課題に対して、シリコンバレー風のクリエイティブなやり方で解決策を見つけ、実行していく人達が登場する。
その自然な姿にとても共感するとともに、自分でも何かできるのではないか、と思わせてくれる素敵な一冊だ。
本屋さんでもビジネス書コーナ等で目立った位置に置かれているので、読まれた方も多いと思うが、もっともっと多くの人にこの内容がシェアされていき、そこから新しいアクションが生まれていけば、社会も少しづつ良い方向に変わっていきそうな気がしている。
■本書で紹介されているシェアサービスのいくつか。
(気になっているものがたくさんありすぎて、これから少しづつ調べていきたいと思ってます。)
Be a Martianのサイト
http://beamartian.jpl.nasa.gov/welcome
If I ran the worldのサイト
http://ifwerantheworld.com/
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