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webマガジンで紹介されました [2013年05月21日(Tue)]
webマガジン「はたらくじん」で
喪失の悲しみに寄り添う グリーフサポートの伝道師と題して、私の活動が紹介されました。
こちらをクリックしてご覧ください
↓↓
喪失の悲しみに寄り添う グリーフサポートの伝道師
Posted by 高橋聡美 at 10:56
三陸訪問〜3年目の被災地〜 [2013年03月21日(Thu)]
約半年ぶりに岩手沿岸部を訪れました。
信号機が機能してきたことと建物が取り除かれつつあるくらいで、「再建」はおろか「復旧」もままならない感じがしました。

被災した沿岸部の町の中でも比較的大きな町は、マスコミや建築関連の方々が集中しやすく、ビジネスホテルの予約が取りにくい状況が続いています。

ホテルがやっと取れても、夕飯を食べるレストランはあまり復旧しておらず、男性を対象とした居酒屋やスナックなどは結構な数あります。
大手の居酒屋チェーン店ですら「予約しないと入れないですよ」と門前払いを受けるほど、酒場は景気がいいです。

東北にいて最近、聞こえてくる話は
「土木・建設業者の時給が倍くらいにはね跳ね上がっている」
「人件費が高くて計画していた予算で建物が建てられなくなった」
「普通の日当では仕事をしない人が増えている」
「虐待やDVが増えている」
「子どもたちが乱暴になった」
「合併のあった学校では不登校が出始めている」
といった、荒んだ話が多いです。(もちろんそうでない地域もあります)
町自体も、酒場やパチンコ屋といった場所がとりわけにぎわう様子を見ると、女性や子どもたちにとって安全な町づくりになっているのか、女性の視点から見ると不安になることもしばしばです。

復興と言った時に道や建物を再建する作業は、地域の人々の生活を立て直すこと他なりません。
立て直しの中で人々の生活やこころがすさんでいくなら、それは本当の意味での復興ではないと私は思っています。

そんな中、岩手県沿岸広域振興局保健福祉環境部主催で彼岸の中日に大切な人を亡くした人のわかちあいの会が釜石で開催されました。
私は立ち上げのお手伝いに伺いましたが、ご遺族の方々は取り残された感覚を皆さん訴えられていました。
前へ進みたくても進めない人。
亡くした人を思い、過去を見つめてばかりいる人。
まだまだ涙が出る人。
周りは「もう2年も経つのに」と言うわけですが、グリーフのプロセスは人それぞれです。
参加されたご遺族は「こういう風に本音を語れる場がない」と言います。
これから先も、亡き人を思い、語れる場が必要だということを感じました。

人のこころの復興なしに真の復興などあり得ません。

土地を均(なら)していくように、被災した人々のこころを均すことなどできません。
でこぼこのままの彼らの気持ちを受け止めささえつつ、それぞれの復興に歩調を合わせて彼らの目指す未来を一緒に築いて行けたらと思います。

DSC_0173.JPG

まだ津波の跡が生々しい被災した建物の隣には再建した居酒屋

DSC_0172.JPG

更地になった場所はまだ復興している地域。建物が残っていたり土台が残っている地域の方が多い岩手県三陸。
Posted by 高橋聡美 at 17:34
グリーフケアにおけるスピリチュアルケア [2012年10月05日(Fri)]
先日、日本スピリチュアルケア学会に行き、色々な先生方とお話をしました。

東日本大震災後、ご遺族の話や被災地の方々お話を伺うにつけ、それは「精神的な痛み」というより「魂の痛み(スピリチュアルペイン)」であるように感じました。

そして遺族のわかちあいの会を開催していても、彼らの魂の救済には何の力も発揮できていないという無力感に襲われ、知り合いのご住職にお電話をして「スピリチュアルに対してはやっぱり宗教しか介入の方法がないんだろうか」という悩みをシェアしました。(この話はCafe de Monkの記事に詳しく書きました)

今回、京都での学会ではカール・ベッカー先生が、日本人のスピリチュアリティについてご講演下さり、その中で日本人の大事にしている価値観や文化などを紹介してくださいました。

スピリチュアルと言った時に「霊的」と訳されることが多いため、何か宗教的な要素をイメージさせますが、ベッカー先生のスピリチュアリティの話を聞いたときに、これは個々人の尊厳やアイデンティティかかるものであるという認識を改めて持ちました。

グリーフサポートはメンタルとソーシャルの両輪のサポートでとよく言われますが、そこにどのようにスピリチュアルケアを組み込んでいくかとか、そもそもメンタルとスピリチュアルの違いは何なのかという課題にぶつかります。

私のような精神医学・看護の世界では落ち込んでいる人の話を聞くとか抗うつ薬を飲んでもらい抑うつを改善するといった手法に囚われ、表面的なメンタルケアに終始しがちです。
かと言って、私たちは宗教家ではないわけなので、死後の世界や魂のつながりについて確固たる話をご遺族に語ることもできません。

では、一体、グリーフサポートの中でどのような視点でどのようにスピリチュアルケアを取り入れていくかというのは課題だと思われます。

東日本大震災で私達が失ったものは大切な人・家・仕事等様々でしたが物質的なものだけではなく、大事な文化やふるさと、いつまでも平和だと思っていた未来や希望までも失いました。

「そこにはもう住めないから他の土地に住んで転職すべきだ」と言われた方も大勢おり、私達が経験した喪失はアイデンティティや自身のスピリチュアリティを脅かすような喪失だったように思います。

グリーフサポートの中で大切にしなければならないことの一つには、ご遺族が悲嘆を抱えながらも、自分らしく生きていくことがあります。それはその人の価値観や文化などのスピリチュアリティを尊重することから始まります。

グリーフケアにおけるスピリチュアルケアという視点で考えた時に、私は以下の2点について重要な要素だと考えます。
一つは「亡き人とつながっている感覚」をご遺族が持てることです。
心の中で彼らに話しかけたり、彼らと生きた時間を自分の中で意義付けることができること。
さらに、喪失の悲しみや、彼らと一緒に過ごした思い出と共に、ご遺族自身の人生がまだこの先も続くという感覚です。
2つ目は「何を失っても、この魂で、この運命を生きていく」というご自身の魂や運命への信頼の感覚をご遺族自身が持てることです。

宗教者ではない私たちが、魂の救済などという言葉を使うことはできませんが、遺族のスピリチュアリティを尊重し、グリーフサポートの中で亡くなった人との魂のつながりや自身の運命や魂への思いに寄り添えた時に、スピリチュアルケアの一端を担えるように思います。

亡き人とのつながりを感じる瞬間。それは決して特別なものではありません。
美しく蝶が飛ぶ姿を見た時、雲の間から見える光、思いがけないところから出てくる亡き人の遺品、亡き人がくれたご縁・・・・そんな風に日常の中で亡き人とのつながりは感じることができます。

このような感覚はメンタルケアの枠組みではなく、スピリチャルなサポートの要素なのだと思います。
もちろん、うつで自尊心が下っていたり、生活に困窮していたら、その人らしさやスピリチュアリティは保てないわけですので、眠れない・不安が強い・抑うつが強いといったことに対するメンタルのケアや、生活そのものの支援もその人のスピリチュアリティを支える要素にはなるでしょう。

その上で亡き人とのつながりや自身の人生への信頼感へのサポートをグリーフケアの中にいれていけたらメンタルサポートから発展し、スピリチュアルなサポートになっていくのはないかなと感じています。

人はただ食べて寝るだけの動物ではなく、生活する動物です。
グリーフサポートの目指すところも、その人のスピリチュアリティが尊重され、その人がその人らしく活き活きと生きていけることを支えるところにあるように思います。


*スピリチュアルケアについてはまだまだいろんな議論がなされているところではありますが、今回の日本スピリチュアルケア学会で私が感じたことを覚書としてこの記事を記します。ご意見のある方、コメントをいただけたら幸甚です。

基調講演・特別対談で沢山の気付きを下さいました気仙沼の菅原文子さま、谷山洋三先生、大下大圓先生、このご縁を下さいました龍谷大学の黒川雅代子先生、鍋島直樹先生に、こころからの感謝を申し上げます。
Posted by 高橋聡美 at 00:00
ケアする人のケアセミナー〜わたしから始める支えあい〜のお知らせ [2012年10月03日(Wed)]

‎11月17日(土)富山県で「ケアする人のケアセミナー わたしから始める支えあい」というセミナーが開催されます。私は「ケアする人のグリーフケア」という分科会に登壇します。

家庭内での介護など、家族に負担が増す中、なかなかその苦悩を周囲とわかちあえず孤立し、心中するようなケースも後を絶ちません。
家族力が低下している上に、コミュニティの機能も一人一人を支えるにはあまりんにも脆弱な現代社会。
支援者のセルフケアはもちろんのこと、ケアする人を気にかけ、支えていくコミュニティづくりが必要です。


グリーフケアの分科会では、ケアし続けた末の死別を経験したご遺族の喪失感や、「もっとこうしておけばよかった」という、後悔の念などとどう折り合いをつけていくかという話や、専門職のグリーフケアについても触れる予定です。
富山での公演は初めてです。お近くの方は是非お越しください。
Posted by 高橋聡美 at 16:05
悲嘆講座in 仙台のお知らせ [2012年08月28日(Tue)]
悲嘆連続講座を仙台で9〜12月に開催します。
主催は仙台グリーフケア研究会と災害グリーフサポートプロジェクトです。

今回の連続講座は、遺族会を実際に運営されて来られた龍谷短期大学の黒川先生、
家族全体のグリーフサポートに取り組まれてきたルーテル学院大学 TELLカウンセリング・センター 石井千賀子先生
そして災害時や医療現場におけるグリーフサポートの第一人者である神戸十字病院村上先生
曖昧な喪失や複雑性悲嘆にお詳しい甲南女子大学 瀬藤先生と豪華な講師陣となっています。

受講料は無料です


特に、震災後は、支援者のケアについてその必要性が言われています。
瀬藤先生のマインドフルネスの視点からのセルフケアの話は、非常に重要かと思います。
また、行方不明者の家族への悲嘆ケアについては我が国でも新たな試みの一つです。
この震災を機に皆さまと共に考えていければと思います。

グリーフサポートは理論ではないとかマニュアルではないというご批判も受けますが、 現場で抱えている問題や悩みなどが、講座の中身と結びついた時、きっとそれは遺族の方々のサポートに有意義なものになるでしょう。

詳細は下記のPDFをご覧ください。
悲嘆講座2012.pdf
Posted by 高橋聡美 at 14:08
出版のご案内 [2012年05月30日(Wed)]
私が編著を務めさせていただきました『グリーフ 死別による悲嘆の援助』が本日、メヂカルフレンド社より出版されます。

実はこの本の企画の依頼がメヂカルフレンドからあったのは2010年12月、震災前のことでした。
あの時はまさか自分が途方もないグリーフに向き合うことになろうとは全く想像しておらず、本の構成を考えようとしていたその矢先に東日本大震災に見舞われました。

震災で私が経験した喪失体験は未知のグリーフであったし、私がそれまで実践したつもりでいたグリーフケアがいかに小手先のものであったかを思い知るのに十分なものでもありました。

この本を執筆する中で、遺族の心理を改めて考える機会となりましたし、それに対するケアについても、今までよりも奥深い所で考えることができたように思います。

東日本大震災を経験しグリーフケアの本質が問われ、グリーフケアの仕組みが我が国で大きく動き出そうとしているこの時期に本書を編集することは大変意義深いと自身で感じているところです。

本著は、まず医療職教育の中で、今までいかにグリーフやそのケアについて議論がなされて来なかったかというところから出発しています。
我々医療従事者は患者が亡くなればケアの終末かのように、死後のケアを疎かにしてきたように私は感じています。

誰かの死と向き合う人や、遺族と接する機会のある方にとり、この本がグリーフサポートの在り方を考える機会になれば幸いです。

グリーフケア表1.jpg


グリーフケア書籍申し込み用紙.pdf
Posted by 高橋聡美 at 09:11
グリーフケア講演会in 福島のご案内 [2012年01月11日(Wed)]
1月17日(火) 福島市内でグリーフケアに関する講演会を開催します。

講演内容は
・大切な人を亡くした方の心理
・子どもたちの抱える問題
・曖昧な喪失
・トラウマケアとグリーフケアの違い
・喪失体験をした人に対するアプローチについてなどです。

また、会場の方々から抱えている問題を提示していただき課題をシェアしていこうと思います。

特に「曖昧な喪失:ambiguous loss」については行方不明の家族を抱えている人達の心理を理解することはもちろん、住み慣れた町が避難区域となったケース、「いつになったら帰れるかわからない」という、不確かな喪失感などにも触れます。

これら、曖昧な喪失は今までケアの前例が少なく、非常に難しい課題だと感じているところですが、みなさんと一緒に考えていければと思います。




Posted by 高橋聡美 at 23:17
支援者の自覚 〜ご遺族・行方不明者のいる家族の気持ち〜 [2011年12月15日(Thu)]

<行方不明者を抱える家族、そして遺族>
大切な人を津波で流され、未だ毎日海に足を運び家族を探す人もいる中、季節は冬を迎えました。
「行方不明」という現実を私たちはどう受け止めればいいのでしょう。

多くの方々は「どこか無人島で生きているといいけど」という祈りにも似た希望をかすかに抱き遺体・遺骨の捜索をしています。

DNA鑑定で特定されるケースがまだまだあり、「ご遺族」となった方の心境は複雑なようです。

今回の震災では、沢山の方が行方不明家族の「死亡認定」を出さなければなりませんでした。
その手続きをするにあたっては、相当の覚悟と無念がありました。
「私がこの届けを出すことで、彼の死が決まるようで。私が最終的に彼を死に至らしめるような感じがする」と言われたかたもおいででした。

「遺族」となり多額の弔慰金などを手に入れることもまた、彼女達の罪悪感を助長しました。
「まるで彼の命をお金と引き換えにしたような気分になる」と。
実際にお金が入ってきて、迷惑な人はいないわけですが、その罪悪感とはいったいどれほど複雑なものだったでしょう。

周囲の悪気のない言葉もまた彼女たちを傷つけました。

「お金、結構、入ったでしょ?」
「保険金があったから生活は困らないじゃない?」
「保険金、かけておいてよかったね」
「労災認められたの? よかったじゃない」

お金というのは、なぜにこれほどまでに人の気持ちを複雑にさせるのでしょう。

震災直後は「被災者」ということで横並びだった人々は、弔慰金や保険金の額、仮設住宅の抽選結果などで徐々に差が出始めました。
震災当初は「自分はまだ他の人よりもましだ」と言う下方比較をすることにより、自分を保っていましたが、ここへきて「なんであそこのおうちだけがあんなにお金が入るのか」などの不満が顕著に表れています。

このように、私たちが想像しないところで人々は嫌な思いをしたり、傷つき体験をしています。

<当事者と周囲の気持ちのすれ違い>
当事者の気持ちを周りがいかに理解していないかということは、この震災を通して私が学んだことの一つですが、いくつか典型例をあげてみます。

久しぶりに会った人に「思ったより元気そうでよかった」と言われ、「人前では元気にしているだけなのになぜこのつらさを理解してくれないのだろう・・・」という気持ちになったり、「元気になった?」「落ち着いた?」と訊かれれば、答えようもないのだけれど、とりあえず「元気になった」と答えると、周りは「そう!良かったね!」と一方的に安心をし、また自分だけ取り残された気分になったり・・・。
「大往生で幸せだったね」と言われれば、「年老いた母を亡くすことくらいで悲しんでいてはいけない」ように思えたり。

周りの方に悪意がない分、誰かに「あの言葉は不快だった」と言おうものなら「人の善意のわからない人間」と思われそうでもあり、結局誰にも言えず、一人で抱え孤立するということになります。

行方不明者の家族やご遺族の方々を励ましたいと思う周りの気持ちはわかります。

私もそんな気持ちを抱きながらこの活動をしている人間の一人です。

しかし、私たちは彼らの悲嘆を消すことも、悲しみから救いだすこともできません。
彼らの持つ力(レジリエンス)をただひたすら信じ、ただひたすら彼らの今の気持ちに耳を傾け聞くしかないのです。
彼らが悲しみの中にいて、その状況に耐えられず、励まそうとしたり元気づけようとすることは支援者本位の言動なのだと思います。
誰の為に励ますのか?誰の為に元気づけようとしているのか?
自分が相手の悲しい顔を見たくないだけなのではないか?
「あなたの言葉に勇気づけられた」と言って欲しくて、言葉を口にしていないか?
そういう自覚をしてこそ、真の支援というのが見えてくると思います。

先日、今年1年を表わす漢字が「絆」と発表されました。

「今年、私たちは悲・哀・苦・難・災そういう1年だったのに、世の中は‘絆’だったんだ」と 色んなご遺族方々から「取り残され感じ」や失望を訴えられました。
行方不明の家族を抱えたまま年を越す方はなおのことです。

私自身、 全国の皆さまからのご支援を頂き、改めて絆を確認し心強く思った年でした 。ご遺族ももちろんそうだと思います。
しかし、それが今年を象徴する漢字かと言えば、 それは被災者を応援する人たちの心に響く感動的な漢字一文字にしかすぎないのだと思います。

色んな困難を抱え、私たちはこの地にいます。

暖かい言葉や暖かい気持ちにみんなが満たされれば満たされるほど、取り残されるあの日の記憶とあの日の延長にいる私たちがいます。

亡くなった大切な人達、行方がわからない家族、消えたふるさとの風景、がれきと呼ばれて処分される大切な思い出の品々。
それらと確かな絆を感じられるまで、もう少し時間を下さい。



9カ月経ってもあの日のあの時間で止まったままの大槌町役場。
夫が長い月日を過ごした大切な町、大槌。思い出の一つ一つが、跡形もなく消えて無くなっていました。
当たり前の日常の平和を永遠だと感じていたのは、勘違いだったのだと思い知りました。


Posted by 高橋聡美 at 22:21
大切な人を亡くした人をサポートするファシリテーター養成講座終了 [2011年09月21日(Wed)]
先週末、「大切な人を亡くした人をサポートするファシリテーター養成講座」を終了しました。49名の受講生が県内外から受講されました。

今回の養成講座では、311大震災後の心理の特徴、ご遺族の抱える苦悩、私たちにできるサポート、コミュニケーションスキル、セルフケアについての内容を盛り込みました。

グリーフサポートは、日常の中でコミュニティで行われる場合、わかちあいなどの非日常の中での実践、そしてカウンセラーや精神科医など専門職が介入する場合の3つに分けられますが、養成講座では、「日常の中でご遺族にどのように接したらよいのか」「わかちあいの運営方法・遺児たちのワンデイプログラムの実際」「専門家につなげた方がいいケース」といった、3領域に関連した実践内容を網羅しました。

大人のわかちあいの会と子どものグリーフサポートプログラムの両方の知識とスキルを習得してもらうため、2日日間の内容は大変、中身の濃いものとなりましたが、受講生の皆さん、「実践する」ために来場された方が多く、講師を務める私たちの方がエネルギーをもらいました。
また、今回の養成講座では福島県、岩手県の自治体の職員の方の参加もあり、被災地全体におけるグリーフサポートを考える機会ともなりました。
受講生のみなさま、改めまして、2日間お疲れ様でした。ありがとうございました。

また、大人と子どものグリーフサポート両方に丁寧に触れながらできたのも、共に講師を務めてくださいましたあしなが育英会レインボーハウスチーフディレクター:西田正弘さんのおかげです。ありがとうございました。
子どものグリーフサポートをするためには、子どもを支える大人たちのサポートは必須です。
今後も、大人と子どものグリーフサポート両方を網羅するようなプログラム作りをしていきたいと強く感じました。

各地でこのような養成講座を開催して欲しいという要請も沢山頂いています。
被災地の方々のグリーフサポートをコミュニティの力を引き出しつつ展開できるように、今後も、講演会やファシリテーター養成講座を開催していて行きたいと思います。

復興の名のもとで気持ちが置き去りにされる人がいないように。被災地でのグリーフサポートはこれからが正念場です。
Posted by 高橋聡美 at 23:48
遺族・遺児ケアスタッフ養成講座のお知らせ [2011年08月30日(Tue)]
大切な人を亡くした人をサポートするボランティアスタッフ:ファシリテーター養成講座を下記の要領で仙台市内で開催します。

日時:2011年9月18日(日)
     基調講演 10:00〜12:00 (予約不要) 
     311大震災で大切な人を亡くした人をサポートする。講師:高橋聡美
     養成講座 13:00〜17:00 (要予約、基調講演の聴講必須)
     
    2011年9月19日(月)
     養成講座 11:00〜16:00

養成講座講師:滑川明男・高橋聡美(仙台グリーフケア研究会)・西田正弘(あしながレインボーハウス)

場所:仙台青葉学院短期大学(JR仙台駅東口より徒歩10分)
費用:無料 県外の方は旅費を当会で負担致します
対象:今後、遺児のワンデイプログラムなどのボランティアに参加できる方。
主催:仙台グリーフケア研究会 共催:あしなが育英会 

ファシリテーター(ボランティアスタッフ)の概要
*大切な人を亡くした方のわかちあい(集まり)の会の運営をします。
*大切な人を亡くした子どもたちの喪失体験をシェアしながら一緒に遊びます。
*ファシリテーターはご遺族や子どもたちの気持ち表現を助けます。カウセリングやセラピーではありません。
*遺族のわかちあいと遺児のプログラムは週末に開催されます。

お問い合わせお申込みは
仙台グリーフケア研究会事務局まで
電話: 080-3326-5612
FAX: 022-369-8012
電子メール: griefoffice@gmail.com







Posted by 高橋聡美 at 22:57
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