糸 [2011年05月30日(Mon)]
中島みゆきのおそらく唯一の結婚ソング、「糸」。ある人のツイッターのつぶやきを機に、久しぶりにこの歌を聞きました。
友人の結婚式のために書いたと言うこの曲。 Mr.Childrenの桜井和寿が、地球環境保護企業を経済的に支援するBANK BANDの活動の中で、 「糸」を歌ったことをはじめ、今では銀行や電力会社のCMソングなっていたり、よく耳にする曲となりました。 色んな活動をする中で、私はこの曲をよく思い出すのですが、私一人では非力でおぼつかない糸でも、誰かと共に何かを目指すことで、大切だと思える何かを守れるかもしれない。そんな風に勇気をもらえる曲です。 5月も終わり、震災から3カ月が経とうとしています。 なぜ自分が生まれてきたのかとか、なぜ彼らと出逢ったのだろうとか、なぜ私が今ここにいて千年に1回の大地震を経験したのか?とか、そういうことを考えることはあまり意味がないかもしれないけれど、それでも私は遠い九州の空の下に生まれ、今、仙台にいて色んな人と出逢っていることの意味を色々と考えさせられます。 色んな糸があって、色んな布ができる。 色んな人がいて色んな出逢いがあってそこで織りなされる関係があって。 つまりそれが私の人生なのだと思います。 私一人では人生に色も模様も付けられず、みんながいるから私がいる。多分、そういうこと。 少しだけ前へ進めた新緑の5月と、もっと前へ進むための特別な6月のために。 |
Posted by
高橋聡美
at 20:59