クローズアップ現代放映の反響 [2010年04月10日(Sat)]
7日にNHK「クローズアップ現代」で、犯罪加害者家族の支援について放映されました。
メールやお電話で感想を沢山、頂戴いたしました。ありがとうございます。 制作をご担当下さったNHK鈴木伸元さん、そして何度も仙台に足を運んでとても丁寧な取材をして下さったクルーの皆さま、ありがとうございました。 番組は一般の方にこの問題をわかりやすく提示してくれるものでした。深く考えさせられたという感想を沢山頂いています。 番組が放映される2日前に「犯罪加害者家族実態調査」の調査結果を記者発表しました。全国初の加害者家族調査だったということで新聞にも掲載されました。 この調査自体は、まずは加害者家族が晒されている現実を知ることが目的でした。 この結果をエビデンスとして、加害者家族支援のシステムが構築され、支援が全国に展開されていった時、初め てこの調査研究の意義が生まれます。 自殺予防活動をしていても「死にたいやつらは死なせておけばいい」と言われたことは何度もあります。 犯罪加害者家族支援だと言えばやはり、「なぜそんな人たちに?」と聞かれます。 でもどれも結局は社会の中で何かのストレスに晒され苦しんでいる人たちですし、私たちは誰でも、加害者家族になる可能性がありますし、「加害者家族への加害者」になる可能性はさらに大きいと思います。 そういう意味で、この問題は決して他人事ではないでしょう。 今回このように大きく報道されたことを受け、各地からこのような活動に協力したいという声を頂戴しています。 これら社会のセーフティネットは自殺予防はもちろんですが、誰もが住みやすいコミュニティづくりということで大事な視点だと思っています。 |
Posted by
高橋聡美
at 12:45