犯罪加害者家族の心のケア [2010年01月20日(Wed)]
犯罪加害者家族のケアに関する記事が、昨日の毎日新聞に掲載され、私のコメントも紹介されました(一部の地域では、コメントが掲載されていなかったようです。関西の関係者の方、あとでPDFで送ります…(__) )
犯罪加害者家族のわかちあいをはじめて1年経ちますが、実際にご家族のお話を伺うと、その実情は深刻でした。この活動自体は容易に社会の理解を得られるものではないと認識していますが、罪を犯していない人たちが理不尽な社会的制裁を受けることは、コミュニティにとってプラスにはならないと思っています。 また、社会の中から孤立した人に手を差し伸べることは、新たな犯罪を防ぐことや自殺を防止することにつながると、私は信じています。 「一つの事件で、これ以上犠牲者を出さないために、これ以上被害を拡大させないために」という思いは被害者支援の目指すところと共通するところでもあります。 今後、実態調査を進め、また皆さんにきちんとご報告できればと思っています。 |
Posted by
高橋聡美
at 11:37
はじめまして。でしょうか。どこかでお会いしてるような気が致しますが。
コメントをありがうございました。
河野さんが加害者についても言及なさっているとは知らなかったです。
私ももし被害者家族になったら、この活動はできないだろうなと思うだけに、河野さんの姿勢には頭がさがります。
私自身、メンタルヘルスに関する仕事をしていますが、心の病気だけではなく、何か悲しいことが起きた時に、そのことで心を痛める人が最小限度に留まるような地道な活動全般をメンタルヘルス事業だと思っています。
そういう意味ではありとあらゆる世の中の出来事がこの活動につながっているわけですが。
自殺予防活動は法律ができた以降は、お金もつくようになりとんとん拍子に事が進むようになりました。
しかし、世の中というのは法律がないと困った人にさえ手を差し伸べる術を持たないのだ・・・ということを犯罪加害者支援で感じています。