自殺報道のあり方について [2022年05月11日(Wed)]
自死が起きた後の報道のあり方についてはかねてよりWHOから提言が示されていますが、今日の報道を見る限り全く守られていないと感じます。 センセーショナルに報じたり、繰り返し報じたりすることで心傷つく人もいます。 報道のあり方次第で自殺者は増えてしまいます。 今の時代、マスメディアだけが発信者ではありません。 私たちが自死の情報の扱い方について正しい知識があることはとても大事。 行き過ぎた報道には行き過ぎたと言えること、シェアしないこと。 見てつらくなる情報から距離をとり自分自身の心を守ること。 自死報道の影響(ウェルテル効果)は若者ほど多いとされていますが この数日、中高年も含めかなりこたえていると感じます。 厚労省は若者子どもについての注意喚起をしてますが、報道された方たちと同世代、あるいは影響を受けてきたすべての人に配慮が必要です。 今日の報道の中でも自宅前からの中継や町の人たちへのインタビューなどは行き過ぎています。必要のない情報であり、悪影響のほうが大きいと考えます。 一方で、NHKの夕方のニュースでは芸能従事者の 心の悩み相談窓口が新たに設置されたことが報道されました。 こういう報道こそ必要。 |
Posted by
高橋聡美
at 19:10