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Jimmy (05/08)
scr8888 (03/29)
梅田の男子高校生自殺について 私たちがとるべき行動 [2020年10月24日(Sat)]

昨日、梅田で男子高校生がビルから飛び降り自殺したという報道がありました。


<報道のありかたについて>
今回は巻き添えになった方がいらっしゃるので、報道せざるを得ないとは思うのですが

最低限のガイドラインは守って欲しいと思っています。

*詳細な手段を報じない

*遺書や遺体を報じない

*理由を単純化しない

*批判しない

手段に関しては巻き添えになった方がいることから最低限の内容で報じざるを得ないのかもしれません。

ビル名を報じる必要があったかは疑問です。
その内容が本当に必要な情報なのか、同じような自殺を誘発する内容なのか、報道各社にはよく吟味してもらいたいと思っています。


<若者の自殺の手段の変化と予防>

先日、主催したzoomセミナーでも報告がありましたように
若者の自殺の手段が、飛び降りなど必ず死に至るものが増えています。

昨年のゴールデンウィークに今回の現場と近いビルから

飛び降り自殺があり、この自殺に関してはTwitterなどで飛び降りる瞬間の映像などが流れてしまっています。

この時は50分にわたり警察が説得していたため、野次馬たちがその瞬間を撮影してしまったわけですが

誘発自殺を防ぐためにもこのような映像が流れないような、措置は必要と考えます。

今後、飛び降り自殺が誘発されないように、

*各ビルは屋上へのアクセスを確実に制限をする

*過剰な報道、投稿を避ける

*自殺報道に脆弱な人への早急のケア

が必要です



3次予防 〜事後の対応ですべきこと>

まずは巻き添えになった方が回復されることを心の底から願うのと、

回復された後の心のケアがしっかりできることを願っています。

現場に居合わせた方達にも心のケアが行き届きますように。


一方でこのような自殺があった時、

1人で死ね!」「場所を選べ」「時間を考えろ」など自殺者に対するバッシングがたくさん出てきます。

そういうことを冷静に考えられていたら、あんな所から飛び降りてないようにも思うのです。

巻き添えになられた方のご家族や関係者は怒って当然。

自殺が起きた時、私たち第三者がやるべきことは

「もう、それ以上誰も傷つかない行動を取る」ということです。



被害に遭われた方はもちろんのこと、ご遺族もそれ以上傷つけてはなりません。

Posted by 高橋聡美 at 11:49
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