犯罪加害者家族のわかちあい [2009年06月22日(Mon)]
犯罪被害者の支援が少しずつ体制が整いつつある中、犯罪「加害者」家族のこころのケアということも少しずつ考えていかなければならない時期に来ているのかな?と思い、2月から「犯罪加害者家族のわかちあい」を2ヶ月に1回開催しています。
6月20日に、加害者家族をあつめたわかちあいを行いました。 犯罪者は罪があり、法によって裁かれるべきだと思うのですが、加害者家族というのは、罪がないにも関わらず、あたかも加害者本人かのような扱いを受けたりします。 私が実際出会ってきた加害者家族たちも、そんな理不尽な思いをされてきた人たちです。 もちろん、親の育て方が悪かったなどという「家族原因論」はあるのですが、だからと言って、家族が社会から差別を受けたり、誹謗中傷といった被害を受けることがあってはならないと思います。 わかちあいでは、加害者のご家族にそんな心の苦痛を話してもらっています。 家族が犯罪者になってしまって悲しい気持ち 社会から差別される悲しい気持ち 「犯罪を犯したその家族と一緒に死んでしまおうと思ったこともある」というお気持ちを持たれる方も少なくないです。 私は今まで、自殺に関する一次予防(啓発活動)と、三次予防(自死遺族支援)を行ってきましたが、犯罪加害者のこころのケアはまさに自殺二次予防だなと思いながら、ご家族の皆さんの苦悩と向き合っているところです。 ご家族のみなさま、20日はいろいろお話をしてくださってありがとうございました。 また、お話をお聞かせ下さい。 次の犯罪加害者わかちあいの会は8月15日土曜 2時から仙台市内で行います 詳しくは 阿部さんにまでご連絡を |
Posted by
高橋聡美
at 15:21